佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

3台のチェンバロと合唱で綴るいにしえの調べ

2007年10月15日 20時26分25秒 | クラシック

 

 日曜日、標記演奏会に出演してきました。

 

 

 会場は長岡リリックホール。

しかし、100席限定のコンサート。

ステージを横に使用するというか、

下手に背を向けて、上手を向いて歌いました。

座席は、ステージ上と、上のバルコニー。

 

 

 今回は八百板正己さん、飯田万里子さんのチェンバロがメイン。

合唱はヴォーカルアンサンブル・ルミネ。

今回初めて、代役で参加しました。

メンバーは上から2,3,2,2の全9名。

 

 

 当日11時集合。

実は、リリックで歌うの、初めてかもしれません。

ということに入ってから気づきました。

声を出してみると、非常に慣れない感じの響き。

ステージを横に使っているからですが、

馴染むまで時間がかかりました。

 

 

 12時過ぎまで練習し、休憩。

その間にリリックホールにチラシをお願いしに行きました。

チラシはユースの演奏会のものです。

また告知しますが。

今年3月まで長岡の合唱団でお世話になっていて、

財団の方に久しぶりにお会いしました。

昨年はアジアユースとか演奏会のPRを

随分とさせていただきました。

 

 

 本番ですが、

合唱はまずジョスカンのミサ「ロム・アルメ」よりキリエ。

の前に、その元となったフランスの俗謡「ロム・アルメ」を

ユニゾンで歌いました。

あえて土臭く歌い、その後のミサとの対比を出したつもりです。

ジョスカンのミサは難しいですね。

チェンバロを1曲挟んで、マレンツィオ「愛らしい鳥たち」。

有名な曲です。

実は今までマレンツィオの良さが分からなかったのですが、

今回、非常に楽しく歌えました。

良く出来ていますよね。

もう1曲挟んで、モーリー「今や五月祭」。

これも有名なマドリガルです。

マドリガル2曲は結構うまくいったと思いました。

 

 

 合唱は最後のコーナーでまた登場。

まずバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」を。

チェンバロを挟んで、最後に

バッハ「主に向かいて新しき歌をうたえ」の最後の部分を。

全体を通してドッペルコール(二重合唱)なのですが、

最後は4声です。その部分を。

実はこれが一番苦戦しつつ、一番楽しかったですね。

かのモーツァルトも高く評価したこの作品。

バッハって天才だなと改めて思いました。

いつか全部歌ってみたいですね。

アンコールには「バッハ風ふるさと」。

こちらは聴衆の方々が驚かれていましたね。

 

 

 

 とにもかくにも無事に終わってよかったです。

代役だったので、サウンドを汚さぬようと思っていたもので。

バスのもう一人の方が非常にアンサンブルがうまくて、

横で歌っていて勉強になりました。

ついつい漫然と歌ってしまう自分を反省ですね。

 

 

 終了後は飲み会に途中まで参加。

その後、一路新潟へ向かい、ユートライの練習に合流。

1時間しか出れずすみませんでした。

 

 

 ヴォーカルアンサンブル・ルミネの

今後の活動にも注目していただけたらと思います。

ありがとうございました。