●歩いた日:2016年4月9日(土)
●歩いた所
・神宮寺:館の南、館の西、館の北、館の越、館の東
・花館(旧大曲市):間倉洲崎、間倉、柳原
●歩いたログ(足跡)(道のり4.9km)
(以上の地図:国土地理院)
西に延びる「羽州街道」は、先堤防を越えて河川敷の中を通っている。堤防を越えたところでカメラを取り出す。
📷003:「柳原」から「神宮寺岳」を望む
堤防を越えたこの辺りは「柳原」で、ここも「花館」である。ログ地図を見ると、この場所は「羽州街道」から少し外れた位置で、街道はすぐ南側のようだ。
間近でみる「神宮寺岳」はなかなか迫力がある。頂上には杉木立に囲まれて「副川神社」がある。「地名への・・」によると、平安時代の「延喜式神名帳」に載っている式内社の一つとある。由緒ある神社のようで、「神宮寺」の古名は「添川」で、この神社に由来するらしい。
山は傾斜がきついため、雪崩によって崩れた跡が見える。新葉が出る直前の柔らかな色に包まれている。
河川敷の中をさらに進んで「羽州街道」に戻る。
📷004:「館の南」の旧「羽州街道」
ゆるやかにカーブする道は、いかにも昔の「羽州街道」を偲ばせる風情を残している。昔の殿さまも参勤交代でここを通ったのだろう。
道奥に杉林が連なる。「地名への・・」によると、「間倉」から「神宮寺」への「羽州街道」は、昼なお暗い杉林で「ガンドウ林」と称したとある。写真の杉林はその名残であろうか。
なお、「ガンドウ」は「龕灯(灯明)」あるいは「強盗(ガンドウ)提灯」の意味で、昼でも灯りがないと歩けない、と誇張して言ったのだろう。
道の左側に田んぼが広がる。手前の杉林辺りから道の右側は「館の南」で、「神宮寺」分に入る。さらに西に進む。
📷005:「館の西」の旧「羽州街道」
この辺り、道の右側は「館の西」である。道左側に杉木立が続く。こんな杉木立が道の両側に鬱蒼と続けば、「ガンドウ林」と言われるのもなるほどと思えてくる。
ところで、ログ地図には堤防上の道が描かれて(📷003の印のそばを東西に走る道)いるが、この写真を撮った場所付近はその道が途切れており、堤防が未整備となっている。昨年(H29)7月末の大雨の時は、この辺りで「雄物川」の水があふれ出し、写真に写る建物などが水浸しになったところである。
(その3に続く)
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