伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

箱根再訪

2009年09月25日 | ウオーク
9月24日

混雑が予想される連休が終われば、日時に拘束されることのない我々高齢者の出番である。

天気も絶好の秋日和、箱根リゾーピアの無料宿泊券の期限が9月末となっていたので、先日行ったばかりの箱根なのだが、まだ見ていないところもあり夫婦二人で出掛けることになった。

まず湯本から東海道(旧箱根街道)に入って「早雲寺」に詣でる。



 
人気の少ない静かな境内の墓地に「北条五代の墓」や「連歌師宗祇の墓」があった。こじんまりしたいいお寺。
 

湯本に戻り元箱根に向かう。それから予想がすっかりはずれて宮ノ下までの1号線は大変な渋滞となり朝早く(8:30)家を出たのに元箱根に着いたのはなんと12:00過ぎ。

結局、先日と同じあまり変り映えしないアクアパッツアでの食事となる。

 

食事が終わって、箱根園から駒ケ岳ロープウエイで頂上へ。

熊笹が繁った広々とした緑の高台に駒ケ岳神社の真っ赤な社殿がよく似合う。







 
生い茂る熊笹に中で鮮やかな紫の花を咲かせているリンドウもあれば、社殿に向かう石段の隙間に根付き辛うじて可憐な花を咲かせているリンドウもある。



  

さすがに箱根第二の高峰というだけあって、ぼやけているもののはるか下にみる芦ノ湖も先日とは違った趣がある。

箱根園に戻り、桃源台、湖尻を通って仙石原の「ススキ野」を通過、ススキの野原よりススキの中に通じる小道に数珠つながりに歩いてる人の列に驚く。

有名な仙石原のススキだが、伊豆の細野高原のススキの威容に比べれば、その何十分の一にも満たない。東京に近いというだけでかくも名が売れるのか。

箱根リゾーピアホテルに泊まる。

総歩数6969歩

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9月25日(金)

ホテルの窓から138号線方向を見る。「明星ヶ岳」の大文字焼きがはっきり見て取れる。
朝早く目覚め、同じ方向の朝焼けを見る。

 

元箱根にある石仏・石塔群を見ようと早めにホテルを出発。まだ誰も来ていない保存整備記念館前の駐車場に車をとめ、精進池に沿って応長地蔵、八百比丘尼の墓、六道地蔵、多田満仲の墓、二十五菩薩、曽我兄弟・虎御前の墓を見てから精進池を一周する。

 
精進池

  
八百比丘尼の墓(800歳生きた尼?)と応長地蔵


多田満仲の墓

 
六道地蔵


二十五菩薩


曽我兄弟・虎御前の墓

※ これら○○墓というが、いずれも単なる言い伝えで史的事実には欠ける、と解説にある。


帰るには早すぎるので時間調整のため箱根神社寄る。

 

「山の上ホテル」のまだ誰も居ないテラスでコーヒーとケーキを楽しみ、帰途につく。


途中で十国峠を抜けるつもりが道を間違え1号線に入ってしまい、長い長い下り道をひたすら走り走ってようやく三島に達しほっとする。
国道1号線だというのに行き交う車は少なかったが、初めての道なので前方に展開する景観を楽しむ余裕もなく、運転に集中するほかなかった。

だが、後で地図をみれば決して遠回りしたわけでもなく、この道ならもう一度ゆとりを以って走ってみたいと思った。

昼をかなり回ったころにはなんとか帰り着く。

総歩数7549歩
コメント
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