ある年の大晦日、掛川駅から「天竜浜名湖線」に乗って、「天竜二俣駅」に向かいます。
暮れの閑散とした切符売り場で、610円の切符を求めます。
一両編成の電車に乗り、トコトコ旅です。
今日の目的のひとつ、年越しそばを探して途中下車してみましょ。
この線は、無人駅が多く、駅舎跡を再利用しています。
案内板を眺めていると「遠江一宮駅(とうとうみ いちのみや えき)」に「蕎麦」の文字が、ここで降りてみましょ。
ホームの向かいは、終点の「新所原行き」です。
「森の石松」で有名な「遠州森駅」を過ぎ、「遠江一宮駅」に33分で到着です。
駅舎も線路もしなびた感じが漂っています。
切符を運転手さんに渡し下車すると、駅舎内にのれんが見えています。
ちょうど11時の開店時間、ご主人がお出迎えです。
蕎麦屋の名は、「笊蕎麦(ざるそば)百々や(ももや)」
瀟洒なつくりで、居心地よく、今日は年越しそばで忙しくなりそうです。
まずは、「焼みそ」と島根の 「豊の秋 吟醸酒」をいただきます。
もりそばは2品のみ、暮れの年越しそばなので、2品ともいただきましょ。
まずは、蕎麦の実の甘皮も使った、太く腰が強い「田舎そば」
甘皮を除いた、白くしなやかな「ざるそば」
つゆも辛めで「江戸前のつゆ」のようできりりとしています。
電車が通らなければ、静かな単線路
田舎の無人駅、まさかここに絶品の蕎麦を食べられるとは思いませんでした。
また訪れて さっと たぐって すすり 電車を乗り継ぎましょ。
昼間は、1時間に1本の電車を待ち、「天竜二俣駅」に足を延します。
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