11月のある日、ぶらっと歴史や文化、蔵や古民家といった
レトロな風情を残す街、流山に向かいます。
自宅の駅から20分「JR馬橋駅」で下車します。
この駅に、JR常磐線沿線にひっそりと隠れた路線「流鉄(りゅうてつ)流山線」があります。
流鉄株式会社には、この単線の流山線しかない正真正銘のローカル線です。
見ても分かる通り自動改札ではありません。
スイカ、パスモは使えないのです。
500円の1日フリー乗車券を求めます。
駅の数は、わずか6駅、5.7キロ、12分で到着する短い短い路線です。
馬橋駅~幸谷駅~小金城趾駅~鰭ヶ崎駅~平和台駅~流山駅
電車が来るのですが、ホームに人はいませんね~。
1番線ホームに「あかぎ」が入線してきました。
あっという間に流山駅に到着です。
駅にはカラフルな車両が並んでいます。
駅のベンチには、地元の方が作ったカラフルな座布団が置かれています。
青い「流馬」、オレンジの「流星」、赤い「あかぎ」、黄緑の「若葉」、黄色の「なの花」とこちらもカラフルです。
元は西武鉄道で使用されていた車両です。
側面のNラインとブラックフェイスが特徴です。
流山駅の廻りもゆったりとした時間が流れています。
駅通りに出るかどに、「きやびん」珈琲専門店に惹かれて入ってみます。
残念です。
煮詰まったコーヒーでした。
流山の名所「新選組 別れの地」に行ってみます。
新選組の近藤勇が最後に陣営を敷き、追っ手が迫ったため、近藤勇は単身での出頭を決意したところです。
この流山が、「近藤勇と土方歳三」にとって、「永遠の別れの地」となったところです。
しかし、なぜ流山を選んだのでしょう。
最終目的地である会津へ向かうため、なるべく官軍の手薄な道を選んで、分散した同志を集め、新たな部隊を編成する目的で陣を敷いたと考えられています。
隣りの酒問屋経営の「流山市ふるさと産品」をのぞいてみます。
美味しそうなお菓子「江戸川散歩」を買い求めます。
戦前以前の地図を見ると、駅前通りが「裏通り」になっています。
今はひっそりとした、江戸川沿いの「万上みりん工場」の並びが「表通り」となっています。
当時は、さぞ栄えていたんでしょうね。
※白みりんの発祥の地、万上みりん(野田醤油〈後のキッコーマン〉)の製造の地です。
土手を上がると江戸川です。
どこかの大学の漕艇部でしょうか、2隻が練習しています。
当時の裏通り旧街道にある「寺田園茶舗 見世蔵」に寄ってみます。
今は、万華鏡ギャラリーとして活用されています。
ステンドガラスの絵付け「秋草」万華鏡
私の姿も万華鏡に投影してみました。
流山市の花「つつじ」をあしらったマンホールの蓋です。
人がしきりに出はいりしている「生そば 小西屋」さんを発見。
TV アド街ック天国の影響らしいのですが、美味しいのでしょうか。
調べてみると、幕末から続く老舗のお蕎麦屋さんです。
旧街道のマップ、表通りにのっています。
蕎麦6に小麦4の庶民的なお蕎麦です。
なんと「もり蕎麦は300円」だそうです。
「カレー南蛮蕎麦600円のイメージはこれ」 こぼれそうなくらいの盛りですね。
帰りは、1日フリー乗車券を使って途中下車しながら帰ります。
小金城址駅ですれ違います。
JR馬橋駅ホームから見た、流山線馬橋駅、黄緑の「若葉」が停車しています。
流山線で使われていた貨車でしょうか。
お土産に買った「流山銘菓 江戸川散歩」パッケージの折り方が斬新です
蒸しカステラの生地にたっぷりの栗と大納言鹿の子が入っています。
生クリーム入りの南瓜きんとんと合わせ、この時期にちょうど良い色合いです。
2時間半のぶらり散歩、ちょっとお洒落して電車を使えば 旅気分。
帰りは、JR金町駅で途中下車
京成金町線に乗り換えて2分の「柴又駅」の帝釈天に詣ります。
お付き合い、ありがとうございました。
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