「滝の湯」の汗がひかないまま鳴子温泉駅から旅が始まります。
ここは始発駅なので、1時間に1本 戻ること8分で「川渡(かわたび)温泉駅」です。
今日の湯治宿に選んだ「山ふところの宿 みやま」に向かいます。
無人駅に着くと 迎えを頼んだ 宿のご主人が改札口で出迎えています。
田んぼを走ること数分、宿の看板が見えてきました。
本館は、茅葺きの宿です。
中に入るとビックリ 上品な造りのお宿です。
荷をおろし、みどりの田園を散歩しながら、
3湯目の霊験あらたかな天然の湯 「藤島旅館 真癒の湯」をめざします。
みどりの色がここちよく、気持ちがおだやかになります。
松葉杖で来たお客様が1週間の入湯で、杖なしで歩けるようになったという
「藤島旅館」に到着。 関節に効きそうなお湯です。
藤島旅館でレンタサイクルを借りて、夕食のおかずを探します。
夕食の刺身を求め、川渡温泉に一件しかない「菅原さかな店」へ寄ってみます。
旅館の仕出し用か、串打ちされた魚を焼いています。
ホヤ、かつおの刺身が美味しそうです。
今日はこれをおかずにしましょ。
夕食は自炊にしたので、調味料もないことを女将さんに言うと、
「酢、醤油」も小袋に入れてくれます。 ありがたく頂戴します。
ささやかな夕食の完成です。
ここは、1週間以上の本格湯治、3泊、4泊程度のミニ湯治プランもあります。
本館のお部屋の広さは6畳ほどで、広縁付きです。
室内には、キッチン、冷蔵庫、食器等もあります。
4湯目は、宿の南側の山林の一画に涌き出る温泉は、単純温泉で肌ざわりが柔らかく、
浴槽は硯(すずり)の産地で有名な宮城県雄勝の玄晶石を使用しています。
浴室内は、金山杉の木のぬくもりを感じながら、「川渡温泉」の地でゆったりとします。
あの田園を見たらお米が食べたくなりました。
朝食には、檜の桶に入ったササニシキ。
蓋を開けると檜とお米の香りがぷーんと湧き上がってきます。
帰りは、ご主人に見送られて、東鳴子方面に向かって田園の中をテクテク歩きます。
次回は、「鳴子・川渡温泉ひとり旅」
湯治宿みやまから大沼旅館へ向かいます。
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