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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

⑤還暦祝旅 お砂もとめて島根 出雲大社 その三

 

朝6時、出雲大社にふたたび詣でるため早起きをします。

ロビーにおり、身支度していると

 

旅館の方に

昨日「稲佐の浜 弁天島」の一部の写真が

ハレーションを起こしたとお話しすると

『あの日は、全国の神様が帰られる日の

最後の神議り(かみはかり)の時間だからね〜』と言われます。

 

 

旅館から歩くと数分、二の鳥居をくぐると

 

暗闇の中に雨粒がひかり、出雲大社が幻想的な風景となります。

闇夜に聞こえるのは、柏手が4回こだまし、

木々の緑も濡れ光り、白々と夜が明けてきました。

 

「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」の像は照明で大きく光り、言葉を発しているかのように。

 

手水舎にはひとりもなく、静寂のなかに水の音だけが聞こえます。

 

青銅の四の鳥居は緑におび、霊験あらたかな空気がただよいます。

 

本殿の「八足門(はっそくもん)」から時計と逆回り、全国の神が宿した「東十九舎」からまわります。

「東西の十九社」は、昨日神様が去ったので扉はしまっています。

 

出雲大社の裏側です。 

壁の先には、「御神坐」が右側(西側)を向いています。

 

昨日、御砂をおさめた「素鵞社(そがのやしろ)」は静寂の中に建っています。

 

素鵞社の裏にあるのは、「八雲山」

強いパワーを感じられる八雲山は、この山自体がご神体となっています。

敏感な方は、ここに来ると強い霊気を感じられるといいます。

 

御神座の正面となる西側から、手を合わせます。

 

「御仮殿(拝殿)」の前をとおります。

注連縄(しめなわ)は、「神楽殿」より小さいですね。

 

なだらかな参道を登り、旅館まで帰ります。

 

「神門通り」は、この先くだっています。

 

もう一回写真を撮りたくて、タクシーで、「稲佐の浜」に行ってみます。

「出雲阿国(おくに)歌舞伎」のお墓を左に見て、
 
朝のすいた道を走りながら、タクシーの方が

「国引き神話」のお話をしてくれます。

 

昔々、出雲の創造神(ミコ卜)は、出雲の国を見渡して、「この国は、細長い布のように小さい国だ。どこかの国を縫いつけて大きくしよう」とお思いになったそうじゃ。
そこで、どこかに余分な土地はないかと海の向こうを眺めると、朝鮮半島の新羅という国に余った土地を見つけたそうじゃ。
ミコ卜は、幅の広い大きな鋤(すき)を使い、ぐさりと土地に打ち込み、切り離したそうじゃ。
そして、三つ編みにした丈夫な綱をかけて、「国来、国来(くにこ、くにこ)」と言いながら、力一杯引っ張ると、ゆっくりと動いてきて、出雲の国にくっついたそうじゃった。
その引っ張った綱をかけた杭(くい)が、現在の「三瓶山(さんべさん)」で、その綱は「薗の長浜」になり、もうひとつの綱をかけた杭は、現在の「大山(だいせん)」で、その綱は「弓ヶ浜」になったそうじゃ。
ミコ卜は「国を引くのが終わった」とおっしゃって、杖をおつきになって「おえ。」と言われたので、その地を「意宇(おう)」と言うようになったんだとさ。

 

たまたまでしょうか、私の部屋名は「国引(くにびき)」でした。


ひとけのない弁天島をいっぱい撮って、この場所から全国に旅立った神様におもいをはせます。

 人も多くなく、いっぱい写真が撮れました。

 

タクシーは、待ってもらい宿に帰ります。

こちらの宿は、創業141年由緒あるお宿です。

 

何気なく玄関から撮ると

足元に「座敷童」、頭上に「龍」、ここは神がかる 良きところです。

 

 

すがすがしい気持ちで、露天に入り身を沈めます。

 

"出雲に来て思うのが、この地の持つ清らかさと たとえようのない空気感"

 

 

"心が穏やかになり、今までに良き人と巡り会えたすべての「ご縁」に感謝する"  

旅になりそうです

湯船から明るくなった空を見上げ、しみじみと想います。

 

 "この出雲のブログを作るなか、鳥居をくぐる文を書くたびに、心が安らぎます。“
 


朝食も「縁結びの神様」出雲大社ご参拝の思い出にと、「三宝膳朝食」供されます

 

 

真ん中のお盆を三方に見立て、大社にちなんだ縁起の良い食材を三つの器で表現しています。

出雲産の薬草で作ったヘルシーなひと口ジュースが添えられています。

三方(さんぽう)とは、神様にお供え物をする際に使用する台です。

 

すべてにおいて良質な洗練されたお宿です。

 

次回の出雲もこちらに泊まって、早朝に詣でたいと思います。

 

玄関からもれる温かい光、フロントにむかう畳の間の距離がいいですね。

 

東京から空路で90分。 もう一度行きたい出雲です。

 

出雲大社「北島国造館」で求めた、噂の白いお守り 「白 守」

このお守り、すぐに良縁に恵まれると評判になり、一時入手困難になったお守りです。

持った瞬間、普通のお守りとは少し違います、花嫁の白無垢を思わせる刺繍が施され、

縁結びの出雲大社の中でも、ひときわ効果があると言われている伝説のお守りです。

このお守りは、肌身離さず身につけていると「恋愛が成就する」と、身に付けて持ち歩くだけでも、幅広くご縁をいただける御守りです。

日常に降りかかる「厄除けや災害・災難」からも身を守ってくれます。

 

良縁がかなうようにお土産に買っていきましょ。

 

願うは 心を持って 愛想よく すべての人に

  

今日は、松江に向かいます。    つづく

 

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①秋の熊本 修学旅行旅1

②秋の熊本 修学旅行旅2

③島根の旅 出雲 その一

④島根の旅 出雲 その二

⑤島根の旅 出雲 その三

⑥島根の旅 松江

⑦島根の旅 足立美術館・玉造温泉


 

  おめでとう ございます

 

 

 

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