【生活保護】 「減額されたら娘の習字をあきらめなければいけない」 母子加算減額は憲法違反と母親らが提訴(痛いニュース)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1070728.html
まぁ法律(憲法と社会保障法)やった人なら論点になりそうなポイントはある程度見つかるはず。
母子加算減額の具体的理由がはっきりとつかめているわけではない(財政難という推測程度)ので簡単に書かざるをえないです。
だから状況把握できる部分を読んで書きます。
大学の講義だと、場合分けとか要求されるんだけどさww
まず違法か否かという問題があるわけで。
問題になっているのは憲法25条、いわゆる「生存権」についてのこと。
1項で国民に「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」があるということを書いている。
極端なことを言うと、「どういったレベルが健康で文化的な最低限度の生活かという明記はない」わけである。
生活している地域やその他の状況等で変わってくるから。
家電などは基本的に普及率7割以上だとオーケーというボーダーがあるらしいです。
たとえば北海道でストーブ禁止などと言ったら冬はまともに生活できないことになるから、さすがにそれはない。
(一昔前に、クーラーがぜいたく品と言われて外され、生活保護を受けていた高齢者が脱水症を起こして倒れたという事件があったが)
あと仕事をする上で有用であるかどうかも考慮される。
自分で仕事をして生活保護の給付額が少しでも減れば国としてもいい話だから。
さて、この辺を踏まえて原告の主張見てみましょうか。
「(母子加算が)廃止になったら、(娘の)習字をあきらめなければいけない状況になります」
習字がセーフかアウトかという問題が出てくる。
これで資格取って書道の先生にでもなるっていうならオーケーかも。
それで金稼げるようになれば将来的に給付額だって減るから。
ただ、教養のためだけだったらアウトでしょう。
難しいとこですがこれはアウトだと思うなぁ。
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「子どもは高校に行かず、働くとまで言ってくれて・・・」
高校は義務教育では無いですからね。
まぁ働きながら夜間通うとか、奨学金貰って行くという方法もあるでしょう。
奨学金は成績とかが基準になる場合もありますが。
これもまた勉強したことを活かせるかどうかになるはず。
最近は高校行く割合もほぼ100%だからこのへんはどうにかクリアできるはず。
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「おかずは冷凍食品のグラタン1個」
少ないとは思いますけど、冷凍食品買うより自炊したほうが安上がりじゃないでしょうか?
気のせい?
えーと、結果的には違法ではないという結論になる気がします。
あくまで例に出てたものからしか考えてないので、個別にみた場合にはまた変わってくるかも知れませんが。
これは個人的な考えであって、結論がこうなるっていう断定ではありません。
法的思考がまだまだ甘い部分もあるでしょうし。
試験とかでこういう出題されたら即興で書ける答案がこんな感じってなもんです。
あ、一言だけぶっちゃけたこと言うと、髪染める余裕あるなら生活費にまわせばいいと思いますよ?
生まれつきの方や、仕事でどうしても必要(んな仕事あるとは思えないが)なら何も文句はないですがね。
ほら、カラーリング代で減額分の埋め合わせある程度出来そうだしさ。