党愛知県委 名大副総長らと懇談
本村氏ら同席
日本共産党愛知県委員会は21日、名古屋市にある名古屋大学(名大)を訪問して佐久間淳一副総長らと学費の問題などについて懇談しました。本村伸子衆院議員も同席して、意見交換しました。
国立大学が法人化されて以降、国からの運営費交付金は削減されています。そのなかで東京大学が昨年、来年度からの学費値上げを発表。福井大学も値上げの検討を始めたと報道されています。名大は現在、学費値上げを「検討していない」と表明しています。
運営費交付金の削減について佐久間氏は「恐らく研究や寄付で予算を集めてほしいということだろうと思います。ただ、すべての研究がすぐ成果に結びつくわけではありません。基礎研究はどうなるのかという思いはある」と発言しました。
その上で佐久間氏は、そうした状況でも名大はここ20年間、学費を据え置いていることを紹介。さらに、学費が理由で、大学院への進学を諦める学生がいる問題なども指摘しました。「予算的に厳しいことは確かです。今後、学費値上げという話が出てくるかもしれないが、そもそも国の政策がこれで良いのかと思います」と述べました。
本村氏は「私たちは学費の値上げではなく、値下げ、無償化に踏み出すべきだと政府に求めています。聞かせていただいた実態も踏まえて、通常国会でしっかり論戦していきます」と述べました。
懇談には党愛知県委員会から大野宙光、すやま初美(参院愛知選挙区予定候補)の両副委員長、倉石彩美青年・学生部長が参加しました。
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