『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

右手に「カプチーノ」、アップル本社は「クパチーノ」。

2020-02-29 | Life(日常):書いとかないと、忘れちゃう

米シリコンバレーにある、アップル・パークへ。

ここは2017年に完成したアップルの新本社で、生前のスティーブ・ジョブズが関わった最後のプロジェクトと言われています。

5bnドル(5,400億円)を投じて建てた、ドーナツ型宇宙船みたいな本社社屋を見たい人は、後ほどプロがドローンで撮った動画でご確認ください。


今回は、本社の脇にあるVisitor Centerの話。


オリーブの木の向こうに、まずカフェが現れる。


円盤(本社ビル)はこの背後にありますが、丘を少し下ったところにあるので、樹々に隠れてます。


センターでは直前までティム・クックが記者会見やってたそうで、TVクルーが機材を撤収中。


元々シリコンバレーは中国系の技術者がむちゃくちゃ多いんだけど、ここもお客さんは米国人に次いで東アジアの人が多い感じ。

アジア人のApple人気を痛感。

まあ、俺はビル・ゲイツ派です。(ウソ)


Apple本社グッズは世界でもココでしか買えないそうな。

輪っかだけのTシャツは本社ビルを上から見おろしたデザインとの事。

「あ、それアップル・パークですね」

いや、伝わるんかなァ(笑)


Visitor Center屋上のテラスから、樹木越しに宇宙船が見えます。

アテンドしてくれたスタッフの説明によると、この辺の木は本社ビル着工前に移植して、再度同じ木を戻したんだってさ。

ここクパチーノは市の税収のほとんどをAppleに依存しており、新社屋の建設承認にあたってはジョブズが市議会を脅すようなスピーチをした事もありました。

(「承認されなければ我々は土地を売って出ていく。市は税収と雇用を失うだけだ」)

ジョブズは英雄ですが、聖人ではありません。

人間だもの。


今回ある用事があって、実際にここに来てみて改めて思うのは、こりゃApple以外に何にも無いなぁって事です。

APPLE PARK: June 2018 | A Closer Look

東京や海外含め都心で働くことに慣れちゃった自分的には、ちょっとココでは働けないかなぁ。

自然が多くて素敵だけど。

淋しい・・・(笑)


そう言えば、2017年にはこのApple新本社をモチーフにした(としか思えない)『ザ・サークル』なんて映画もありました。

原作は2013年の小説なんだけど、映画では完全にApple新本社にgoogleを掛け合わせたような企業設定になってます。

これはAppleみたいな先進企業に憧れて入社した女性が、SNSでの私生活公開によって身を持ち崩す話。

個人的にはハリー・ポッターの英女優エマ・ワトソンがサンフランシスコのワーキング・ガールである事に強い違和感を覚えましたが。

そうだねぇ、でも俺はそれ以前に田舎すぎる事と、飲み屋の値段が高すぎる(シリコンバレーの飲み屋はムーチョス高い)事で、ここで働くのは無理かなぁ。

<おしまい>





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