ACミラン vs アヤックス
8.Dec.2010
チャンピオンズ・リーグ2010-2011
グループリーグ最終節
冷え込むミラノ、サン・シーロ。
選手たちの吐く息も白い。
レアル・マドリーに次ぐ2位で、グループリーグ突破を決めているミラン。
対するアヤックスは、3位通過でヨーロッパリーグ出場がかかるとは言え・・・
一体誰が、この試合に極上のエンタテイメントを求めただろう。
蓋を開けたら・・・ビックリ。
あら、まぁまぁ、面白いじゃない デ・スカイ。
パトを負傷で欠くミランは、大将イブラヒモビッチを温存し、ロビーニョとロナウジーニョを選択。
トップ下にセードルフ。
名前だけ聞くとものすごいが、実際は結構モッサリしたボール運び。
対するアヤックスは前任のヨル監督退任で、フランク・デ・ブール新監督が初采配。
今夏のW杯でオランダ代表のアシスタント・コーチしている姿を見た時も思ったが、
フランク・デ・ブールは現役時代にもまして、フランケン・シュタイン化が進んでいる。
シュタイン化ね、いわゆる。
試合は、まあ、アヤックスのアタッカー4人のフレッシュな魅力。
これが全てだったね。
今夏のW杯でウルグアイ代表として、フォルランと共に大暴れしたルイス・スアレスは、文句なし。
移籍が1年遅れた感はあるが、若い選手は1年遅れるくらいで丁度良い場合も多い。
ちょうど、サミル・ナスリがブレイクしてからも暫く(計4年間)、マルセイユに留まったような感じで。
ちなみにスアレスは、相手選手の肩を噛んで、オランダ国内リーグでは7試合の出場停止。
噛んだね、噛んじゃったね~。
たぶん、相手選手の肩が、ちょうどホルモンみたいに見えたんだろうね。
そして、司令塔のクリスティアン・エリクセン(デンマーク)。
スルーパスでの小粋なチャンスメイクと、時折放つコースのいいミドル。
好みだなぁ。
うちのフットサル・チーム(ハニー・バニーズ)にスカウトしたい!
え・・・、92年生まれの18歳、冗談よしとくれよ。
結果、アヤックスはアウェイでミラン相手に、0-2の金星。
3位通過でCL敗退も、UEFAヨーロッパ・リーグへ、行ってらっしゃいませ、ご主人様。