こんばんは。
しばらく慌ただしゅうしとりました。
でも、当ブログについて
楽しみにしているにも関わらず、待てども更新がない
と言ってくれた友人がいたので、ちょこっと一本。
(お世辞を真に受ける)
しかし、地震について書くにはまだ考えがまとまらない。
あの完全にコントロール外の災害に対し、論ずることも徒労に感じられる。
気の毒だ、そして怖い、としか言えない。
東日本の時にちょっと駄文を書いたんだけど、あれは渋谷の家まで歩いて帰ったっていう自分のパーソナルな経験を書いただけだった。
被災してなくて、現地に支援にも行ってない自分があーだこーだ言えない。
少なくとも今は。
地震で吹き飛んだけど、その直前まで、しばらく若者が起こす凄惨な殺人事件が後を絶たなかった。
みんな感情のコントロールができず、振り切れると一辺にものすごく残忍な殺人にまで至ってしまう。
弱い者、女性や子供ばかりが被害者だった。
殺人者はみな一様にイケてなかった。
感情の出口がないんだなぁ。
別に、恥なんていくらかいても死なないのにね。
手に入らないモノなんて一杯あるんだから。
相手を殺す権利はないんだよ。
(そして自分は絶対に死にませんね、彼ら)
そんでもって。
alt-J(アルト・ジェイ)は2007年に結成された、イングランド、リーズ出身のロックバンド。
そして、俺が愛する Breezeblocks は2012年リリースの彼らの3rdシングルなんだけど。
ちょっと、彼らが Like a virsion に出演した時のプレイを聞いてみてくんない?
ちなみに、 Like a virsion はオーストラリアのラジオ局 triple j が金曜の朝にやってる番組で、
アーティストがスタジオに入って持ち歌1曲とカバー1曲をやるという趣向です。
Alt-J plays 'Breezeblocks' for Like A Version
これ、スゴくないですか。
日本昔話のOP曲みたいな哀愁のメロディ・・・、
途中から絡んでくるお子様ピアノのパープリンな伴奏・・・、
男子4人による「ララララ♪」というアホの子みたいな合いの手。
そんでもって歌詞をよく聞くと、
行かないでくれ 行かないでくれ
とても愛してる とても愛してるんだ
行かないでくれ 行かないでくれ
とても愛してる 愛してるんだ
行かないで 行かないで 以下略
あー、もう怖い。
偏執的というか、完全にストーカー、相手に依存してしまった人間の歌なわけです。
I'll eat you whole
なんつー、あんまし訳したくない歌詞まで出てきまして。
頼む、メタファーであってくれ!という(笑)
歌詞全体としてセンダックの絵本がモチーフになってるようで、その流れでの eat you whole なんだろうけど・・・、
まあ、わりかし笑えませんね。
別にイヤなら見なくてもいいんだけど、彼らのPV(↓)を見ると完全にホラー映画。
alt-J Breezeblocks
背筋凍ります。
(演奏はアルバムテイクより Like a Virsion の生演奏の方が好き)
俺が言いたかったのは、こういう風に抜けたらいいんだよね、フッと。
己の情念みたいなもんをさ。
なんでここまで怨念のこもった歌を、このアホみたいなメロディに乗せられたのか。
アレンジも含めて天才的だと思います。
alt-J の3人(+サポート1人)は間違ってもストーカー殺人しないと思うんだよ。
こういう曲作ってパフォーマンスしてれば、変な憑き物落ちちゃうでしょ、勝手に。
誰もがこんな曲かける訳じゃないけど、別に音楽じゃなくたってやり方は色々あるはずで。
のび太の あやとり だって、そうかもしれない。
(ご存知と思いますが、野比のび太氏は「あやとり、睡眠、射的」の驚異的名手です)
なんか抜け道を見つけとくってことだね。
ガスが抜けていくような、心が健康に戻れるようなルートを。
あー、俺もなんか見つけよ。
ララララ。
<熱帯雨林>
Awesome Wave | |
Atlantic | |
Atlantic |
Breezeblocks (Alt-J Remix) | |
Ryan Helsing & Matthew Saltz | |
Ryan Helsing |
Breezeblocks | |
alt-J | |
Infectious |
Breezeblocks [7 inch Analog] | |
Infectious Import | |
Infectious Import |