100万ヒットしたら、なにかしら駄文でも書いてみようと思ってたんですがー。
案の定、忘れてました。
最近なんでも忘れます。
腹が立つこともすぐに忘れるんで、都合がヨロシイ。
まあ、もともと滅多に腹は立てないほうですが。
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1、あの頃、アルコールと
8年前、このブログを始めたころ、俺は実にプレ・アル中状態であった。
毎日16時くらいになるとシュワシュワ~(シュワルツェネッガーの事ではない)と
前夜のアルコールが脳まで満ちてきて、
「嗚呼ッ!今すぐ呑み隊!!」
などと、一人悶絶する日々であった。
どうにかこうにか仕事をやっつけると、
渋谷か、銀座か、新宿か、赤坂(なんと、当時、新橋はまだテリトリー外だったのです、キャハッ)へと、
得意のちょこちょこダッシュで駆けつける。
夜中の1時頃、
「あーん、飲みたりなーい」
とか言いながら、一軒目の穴ぐらを這い出す。
そして4時頃、
「あーん、記憶が全部なーい」
とか言いながら、二軒目の穴ぐらから這い出してくる。
そんな毎夜を過ごした。
喋れども喋れども、まだ頭の中に何か喋ることが残っていて。
余ったことを、明け方、ウチに帰ってきてブログに書いたりした。
大量のアルコールが、頭のなかでまだアンコールしてて。
フワフワしてて。
そんで夜間飛行と。
ブログを始めたのは・・・。
確か、ある日、スタバ某店で妻に
「俺さぁ、明日から・・・ブログやるわ」と。
奥さんは俺に気を使って我慢したが、内心はズッコケていたはずだ。
おっさん勝手にやれやそんなもん!と。
2、楽しいことは移り変わっていく
夜ごと誰かと知り合いになり、何かしらを学んだ。
でも毎晩同じことをしてれば、そりゃいつか飽きてきちゃう。
居酒屋をバーに変えたり、街を渋谷から銀座に変えたって同じことだ。
という訳で、この頃は永田町の駅のベンチで記憶を失ったりということも無くなっとりまして。
(なんで駅員さん起こしてくれなかったの?信じられナーイ)
最近、スっとぼけた日記風ブログを書いてるのは、今はそれが一番楽しい事だからだ。
家族で遊ぶのが一番素晴らしい。
しまいには今日はパンを買いに行きました、とかね。
まあ、まず俺が書きながら突っ込んでるから。
大丈夫です、履いてますよ!
人生にはサイクルと言うものがあるので、そのうちまた変化が起こるだろう。
子供たちも忙しくなって、すぐに相手をしてくれなくなるだろう。
そしたら、また夜の闇とネオンに吸い込まれるかも新米(しんまい)。
あるいは憑かれたように本を読むのかも新米。
封印したゲーム機を引っ張り出したり。
あの頃みたいに魂を震わせて音楽を聞き出すかもしれない。
まあ、そん時はそん時だよね。
いつものように、自分の中で旬と思える何かが降ってくるだろう。
3、折り返しのコーンを回る
日本人男子の平均寿命はちょうど80歳。(女性は86.8歳)
一般的な会社生活がだいたい40年。
つまり、現代人は40歳で人生も仕事も折り返すってことだね。
(安土桃山時代だったら平均寿命が30歳だから、15歳で人生折り返し・・・、ウヒョー!)
人生の変化は、いつどうやって起こすのが良いだろう?
変化を起こすには、俺はいささか歳を取り過ぎたろうか?
大学時代、俺は授業に出ない学生であった。
お酒の味を覚え、ゲームにはまり、それ以上にロック・ミュージックに夢中だった。
授業はいっこも面白くなかった。
2年生のとき、英語のリーディングのクラスは落第寸前。
新学期の最初の1~2回授業を受けたあと、クラスをすっぽかし続けたまま冬休みを迎えようとしていたのだから。
まあ、当然と言えば当然だ。
そこまでやる気無いんだったら大人しく落とせよ、と言うべきところだが・・・。
その当時、我輩にはこの1単位が必要であった。
クラスの、英語がとても上手な女の子に相談すると、
「先生に相談してあげるから、とにかく授業に出てきなよ」と。
その子が仲介してくれて英国人女性教師とのミーティングが設定された。
俺だけでは心もとないと思ったのか、なんと、その女の子まで面談に同席してくれたのだった(笑)
つたない英語で巻き返しを誓う俺に、先生は笑顔でこう言った。
「It's never too late to start」
その後、授業に全部出て(←威張るほどの事ではない)、学期末に、その先生は【単位をくれた】。
何かを始めるのに遅すぎるということはない。
あの時、そう学んだはずだった。
(まあ、本当は早い方が100倍良いんだけどどどどどどどど)
4、さよなら、また後で
何にもできないまま、この流れで爺ちゃんになっていくのも、別に悪くはないよなぁ。
会社に行くでしょ。
コーヒー飲んで、先輩に
「くふふ、ブランメル仙台、今季どうすか?」
「いや、君ね。ベガルタだから、仙台は。ずっと前から」
「くふふ」
「だーはっはっは」
とか言って過ごすわけ。
好きだな、悪くない。
時間が止まってるみたいに。
でも問題は、ちょっと飽きてる事に気づいたのをどうするかだ。
自分に嘘はつけない。
・・・そんな訳で。
住み慣れた東京を離れ、雨の多い街でしばらく暮らすことになりました。
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子供のころ、狭いとこから、外に広がる明るい街を眺めるのが好きだった。
でも、部屋から足を踏み出す時もある。
アディオス、今日の世界。
セイハロー・トゥー、明日の世界。
<おしまい>