『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』と『彗星』小沢健二

2019-11-12 | Music(音楽):音楽は風に乗る

先日、部屋で小沢健二と満島ひかりの『ラブリー』を流していたら、小学生のうちの子供から

「女々しい・・・。ロックが聴きたい!」

と言われて(笑)



パパ(俺)は女々しい人間だから聴く音楽も女々しいんだよーん(笑)

と言いつつ、慌てて曲をオーティス・レディングの『Hard To handle』に変えたのだった。

俺のなかで一番ロックな曲という事で・・・(笑)


小沢健二『彗星』MV Ozawa Kenji“Like a Comet”


10月に発売された小沢健二の『彗星』。

フリッパーズ・ギターのデビュー当時からのファンとして、これを口にする権利はあると思うんだけど・・・、歌が下手だなぁと本当に思う(笑)

でも、オザケンが喉がパックリひらいた実力派シンガーだったら、こんな風に好きにならなかっただろうな(笑)


この曲で小沢健二は90年代を肯定し、現在を賛美している。

過去を引きずるんじゃなくて肯定するから、現在が美しいと思える。

俺も90年代の区切りがやっとついた気がする。

最近になって。


ずいぶん、いろんなモノを知らずに引きずってきたもんだ。

部屋の隅にある、ずっと気になってたホコリみたいな感じだね。

あれ、全部掃除機で吸い取った。


一連のシングルでは去年出た『アルペジオ』が一番好きだ。

(共に明日11/13発売のニューアルバム『So Kakkoii 宇宙』に収録される)


「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」ティーザー映像


(このPVは歌無し)

きっと製作中の仮名がそのままタイトルになったんだろうね。

歌詞は、岡崎京子との友情を歌った曲とのこと。

当時の岡崎のコメントをトレースしたであろう、曲中のセリフ。

「小沢君!インタビューとかでは何も本当のこと言ってないじゃない」(二階堂ふみのアテレコ)


小沢健二は嬉しかっただろう。

誰かに自分を分かってもらう喜び。

そういうのって30年くらい経っても消えずに残ったりするよなぁ。


俺にはこれくらいの小曲の方がピッタリくるみたい。

この曲は掛け値なしに美しい。

ご飯が炊かれ麺が茹でられる、その湯気が目の前に立ち上がる。


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