先日、部屋で小沢健二と満島ひかりの『ラブリー』を流していたら、小学生のうちの子供から
「女々しい・・・。ロックが聴きたい!」
と言われて(笑)
パパ(俺)は女々しい人間だから聴く音楽も女々しいんだよーん(笑)
と言いつつ、慌てて曲をオーティス・レディングの『Hard To handle』に変えたのだった。
俺のなかで一番ロックな曲という事で・・・(笑)
小沢健二『彗星』MV Ozawa Kenji“Like a Comet”
10月に発売された小沢健二の『彗星』。
フリッパーズ・ギターのデビュー当時からのファンとして、これを口にする権利はあると思うんだけど・・・、歌が下手だなぁと本当に思う(笑)
でも、オザケンが喉がパックリひらいた実力派シンガーだったら、こんな風に好きにならなかっただろうな(笑)
この曲で小沢健二は90年代を肯定し、現在を賛美している。
過去を引きずるんじゃなくて肯定するから、現在が美しいと思える。
俺も90年代の区切りがやっとついた気がする。
最近になって。
ずいぶん、いろんなモノを知らずに引きずってきたもんだ。
部屋の隅にある、ずっと気になってたホコリみたいな感じだね。
あれ、全部掃除機で吸い取った。
一連のシングルでは去年出た『アルペジオ』が一番好きだ。
(共に明日11/13発売のニューアルバム『So Kakkoii 宇宙』に収録される)
「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」ティーザー映像
(このPVは歌無し)
きっと製作中の仮名がそのままタイトルになったんだろうね。
歌詞は、岡崎京子との友情を歌った曲とのこと。
当時の岡崎のコメントをトレースしたであろう、曲中のセリフ。
「小沢君!インタビューとかでは何も本当のこと言ってないじゃない」(二階堂ふみのアテレコ)
小沢健二は嬉しかっただろう。
誰かに自分を分かってもらう喜び。
そういうのって30年くらい経っても消えずに残ったりするよなぁ。
俺にはこれくらいの小曲の方がピッタリくるみたい。
この曲は掛け値なしに美しい。
ご飯が炊かれ麺が茹でられる、その湯気が目の前に立ち上がる。
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