サンダー杉山blog

まあいろいろと。音楽主体かな。あと本とかアニメとか。

I LOVE Synthesizer #3MS-20+SQ10

2009-11-01 00:51:53 | 機材
えーもう11月か。THE VOC@LOiD M@STER 10、まであと2週間。てなわけで、ほとんど制作実況に近い形で進めていきます。

KORG MS-20はMIDI対応していないので、いまどき使えないじゃん、という前に。そもそもMIDIが生まれる前はどうしていたのでしょうか?

リアルタイムで演奏して多重録音という話は先日書きました。

しかし、このMS-20には専用シーケンサーKORG SQ-10というのが存在しています。
いわゆるアナログ・ステップ・シーケンサー。いまはあまりこういうものはありません。


MS20+SQ10

どういう音がするかというとこんな感じ。
[VOON] sq10originalroop

まあ、テンポもピッチもアバウトなわけですが、昔の人はこれでも自動演奏ができてすげー、ってことで、アバウトなつまみをぐりぐり回して調整していたわけです。

いかにもシンセ初期って感じですが、昔の人はすごかったわけだ。クラフト・ワークマジで尊敬してます。

時はいま、すでに21世紀。素材さえあれば何でもできる。

まずはプロトゥールズに取り込んで、ループを組み、bpm=130になるようにタイムストレッチ。上がオリジナルのループで、下がタイムストレッチしたループ。

PROTOOLSでタイムコンプレッション

するとテンポが一定になるわけだ。
[VOON] SQ102009103102

さらにCUBASE5に取り込んでピッチを解析。
CUBASA5でピッチ解析

だいたいBからB♭くらいですね。いま作ってる曲はDなんで、それに併せてピッチを矯正します。

CUBASA5でピッチ修正

これで使える素材、でき上がりってわけです。

聴いてみましょう。
[VOON] 20091101sq10roopDmaj

なんでこんな面倒くさいことをするかというと、なんかこう、DTMで理屈っぽく作っていくと、なんか偶然性がほしくなるわけです。ある程度、コントロールできないというか。ギターでいうところのハウリングを利用したフィードバック奏法みたいに……。

どんな楽器でも、触っていて楽しくなる感じってあるでしょう?そんな感じです。

まあ、実際はKENTON PRO2を使ってMIDI同期をとることが多いわけなんだけど。

この辺の話は、また次回。

ハロウィンは嫌いです。


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