こんにちは、更新がおろそかになりすっかり年度末の時期になってしまいました。
車の検査関係の仕事をしているとこの時期は繁忙期で休む暇もありません。
さて今日のテーマは「エアサス公認」。
コイルスプリングから社外のエアサスに改造した車が車検の時にやらないといけない申請です。
弊社ではいろいろなメーカーさんの下請けもやっていますので、たくさんのエアサスに触れる機会が多いのですが、最近のエアサスは高品質なものが多く、純正エアサスと
遜色ないくらい、いや純正以上のクオリティかもしれせん。
しかしながらいくら高品質だからと言って、無申請では車検に受かることはできません。
きちんと改造申請して構造変更検査が必要になります。
弊社では今まで何百種類ものエアバックを強度・耐久テストしてきましたが少しエアサスの強度について解説したいと思います。
まずエアサスには車検制度上、可動式エアサスと固定式エアサスというくくりがあります
固定式とはエアバック・ショックアブソーバしかなく、外部の設備を使ってエアーを供給するというものです。
(イメージはタイヤは外部のコンプレッサーなどでエアーを入れますよね。そんな感じです。つまりエアーが抜けたら工場などに行かないと調整もできない。)
可動式とは、エアコンプレッサー・エアタンク・スイッチなどを備えていて、車両搭載設備でエアー調整できるエアサスのことです。
(これなら自分で車高調整でき安心ですね)
ちょっと話は飛びますが、よく強度検討付きなんて感じで販売されてるエアバックでその書類を見ると。
「耐圧試験30キロとか40キロ合格・・・・なんて書いてあるものもあります」
もちろん気密チェックなど製品評価としては良いでしょう。
しかし、ちょっと考えてみましょう、ゴム製品であるエアバックに40キロの内圧かけて・・・・て。
タイヤの内圧だって2キロちょっとトラック用だって6キロとかのもんですよ。
40キロってパンパンに膨らんだ状態ですよね。
車両の最大荷重時にエアバックが置かれている状態とは違いますよね。
車の構造でサスペンションに一番負荷がかかる状態って??
もちろんフルバンプ時ですよね。車がジャンプなどしてサスが底づきした時です。
つまり一番強度が必要な時はエアバックが縮んでるときということです。
もちろんエアバックは安全のため、縮んだ時にエアバックが爆発しないように、縮んだ時は浮き輪のように空気の逃げができます。
弊社でもかなり実験しましたが、通常走行の6キロとかの内圧状態からフルバンプしても、エアバックが底付きして浮き輪状の空間に空気が逃げ一定以上の圧がかからない設計になっています。
なぜか?エアサスはホース、ソレノイド、機械式ならスイッチ、エアタンク、エアゲージなどに空気圧がかかってます。
それらは低圧ガスの設計になってますので、14キロ程度の内圧にしか耐えられない構造になっているからです。
仮に40キロなんて内圧が可動式エアサスペンションにかかったら、機械式スイッチやエアホースなんて一瞬で壊れます。
つまりエアサスは設計圧以内でないと危険なものになってしまいます。走行中にエアホースが破裂なんて想像したくないですよね。
話はエアサス公認に戻りますが、弊社では必ず可動式エアサスペンションで改造申請します。
だって実態として固定式エアサスなんてありえないでしょ。
しかし、業者さんによっては検査時のみ、スイッチ・コンプレッサー・タンクを外して車検後に戻して納車・・・・なんてのもあるみたいです。
エアバック内圧なんかで申請して、その他の部品はありませんよ。みたいに申請はその場しのぎでよくないと私は考えています。
しっかり全てのシステム・構成部品を検討して可動式で検査取得をお勧めしています。
よって緩衝方向に最大荷重がかかったときの、エアサスペンションの強度試験及び最大荷重時にエアサス構成部品に及ばす影響を検討する必要があります。
ちなみに割合は言えませんが、過去に試験に合格しなかったエアバックは存在しています。試験って正直で、ダメなものは結果として現れます。
各メーカーさんもそうした経緯のもと信頼性のある製品をプロデュースしてるんですよ。足回りの部品ですから信頼のおけるメーカーさんの製品が一番ということですね。
弊社公認車検のTICホームページはこちら
車の検査関係の仕事をしているとこの時期は繁忙期で休む暇もありません。
さて今日のテーマは「エアサス公認」。
コイルスプリングから社外のエアサスに改造した車が車検の時にやらないといけない申請です。
弊社ではいろいろなメーカーさんの下請けもやっていますので、たくさんのエアサスに触れる機会が多いのですが、最近のエアサスは高品質なものが多く、純正エアサスと
遜色ないくらい、いや純正以上のクオリティかもしれせん。
しかしながらいくら高品質だからと言って、無申請では車検に受かることはできません。
きちんと改造申請して構造変更検査が必要になります。
弊社では今まで何百種類ものエアバックを強度・耐久テストしてきましたが少しエアサスの強度について解説したいと思います。
まずエアサスには車検制度上、可動式エアサスと固定式エアサスというくくりがあります
固定式とはエアバック・ショックアブソーバしかなく、外部の設備を使ってエアーを供給するというものです。
(イメージはタイヤは外部のコンプレッサーなどでエアーを入れますよね。そんな感じです。つまりエアーが抜けたら工場などに行かないと調整もできない。)
可動式とは、エアコンプレッサー・エアタンク・スイッチなどを備えていて、車両搭載設備でエアー調整できるエアサスのことです。
(これなら自分で車高調整でき安心ですね)
ちょっと話は飛びますが、よく強度検討付きなんて感じで販売されてるエアバックでその書類を見ると。
「耐圧試験30キロとか40キロ合格・・・・なんて書いてあるものもあります」
もちろん気密チェックなど製品評価としては良いでしょう。
しかし、ちょっと考えてみましょう、ゴム製品であるエアバックに40キロの内圧かけて・・・・て。
タイヤの内圧だって2キロちょっとトラック用だって6キロとかのもんですよ。
40キロってパンパンに膨らんだ状態ですよね。
車両の最大荷重時にエアバックが置かれている状態とは違いますよね。
車の構造でサスペンションに一番負荷がかかる状態って??
もちろんフルバンプ時ですよね。車がジャンプなどしてサスが底づきした時です。
つまり一番強度が必要な時はエアバックが縮んでるときということです。
もちろんエアバックは安全のため、縮んだ時にエアバックが爆発しないように、縮んだ時は浮き輪のように空気の逃げができます。
弊社でもかなり実験しましたが、通常走行の6キロとかの内圧状態からフルバンプしても、エアバックが底付きして浮き輪状の空間に空気が逃げ一定以上の圧がかからない設計になっています。
なぜか?エアサスはホース、ソレノイド、機械式ならスイッチ、エアタンク、エアゲージなどに空気圧がかかってます。
それらは低圧ガスの設計になってますので、14キロ程度の内圧にしか耐えられない構造になっているからです。
仮に40キロなんて内圧が可動式エアサスペンションにかかったら、機械式スイッチやエアホースなんて一瞬で壊れます。
つまりエアサスは設計圧以内でないと危険なものになってしまいます。走行中にエアホースが破裂なんて想像したくないですよね。
話はエアサス公認に戻りますが、弊社では必ず可動式エアサスペンションで改造申請します。
だって実態として固定式エアサスなんてありえないでしょ。
しかし、業者さんによっては検査時のみ、スイッチ・コンプレッサー・タンクを外して車検後に戻して納車・・・・なんてのもあるみたいです。
エアバック内圧なんかで申請して、その他の部品はありませんよ。みたいに申請はその場しのぎでよくないと私は考えています。
しっかり全てのシステム・構成部品を検討して可動式で検査取得をお勧めしています。
よって緩衝方向に最大荷重がかかったときの、エアサスペンションの強度試験及び最大荷重時にエアサス構成部品に及ばす影響を検討する必要があります。
ちなみに割合は言えませんが、過去に試験に合格しなかったエアバックは存在しています。試験って正直で、ダメなものは結果として現れます。
各メーカーさんもそうした経緯のもと信頼性のある製品をプロデュースしてるんですよ。足回りの部品ですから信頼のおけるメーカーさんの製品が一番ということですね。
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