ひとは恐れるものを遠ざけようとする。
自分を害さないようにという、それは自然な反応。
ただ、
その恐れの原因が自分自身にある場合は、遠ざけようにも仕方がないから、言い訳というお呪いを自分にかけてみる。
そのお呪いは、自分ではわからない所の呪いとなって、ひとの不安を増していく。
差別の発生と、差別の両側への禍を端的に物語り、力いっぱいの色と形と自由さで、ひとの心の軛を描いている絵。
一人に対して大勢のひとが行う悪いこと。
一人の囁きに同調して大勢になることに注意をしなくてはいけないのです。
自分一人でも、それを言いますか?
それをやりますか?
どうですか?私。
しばてんのあとがき