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hiroです。

モモ:ミヒャエル・エンデ

2014-06-19 22:52:23 | reading
モモ:ミヒャエル・エンデ作 大島かおり訳
   岩波少年文庫

小学生の時に日曜学校の先生が、この本を貸して下さいました。
読み終えて返した時に、「忙しいとは心を亡くすと書きます」と、教えて下さいました。
日曜学校を欠席しがちになっていた私は、それらしい言い訳をしたのかもしれません。


自分の物として届いた本を読み終えたのです。

星の歌を聴くこと。
豊さは便利さではないということ。
時間は人であり、人の命は心に住んでいるということ。

これらの言葉や表現は忘れていましたが、これらの感覚は私の中心に植えられていました。
ファンタジーやメルヘンの偉大さに平伏す思いです。

思いの真ん中に届く思い。
伝える仕方とその力量 。

廃墟となった円形劇場のほこりっぽさ。
硬質な近代的な建物の気取り。
まるいつっぱった帽子の質感。

目の前に広がるどころか、臨場している感じです。

やっぱりいいなぁ。ファンタジーいいなぁ。
物語が大好きです。
ちゃんと現実を生きていないと言われるけれど。
そう言う人には、私が大冒険の末に、隣の銀河との軌道を整えたことは教えてあげないのです。

防災のこと

2014-06-16 23:12:11 | feel
本日6月16日のお昼過ぎに、新潟市発信の緊急エリアメールを受信しました。
新潟地震から50年目だそうです。

最近続く東北沖の大きな地震。
今朝も大きく揺れて心配していたところです。

警告音にびっくりして、直ぐには動けませんでした。
訓練だから実際に動く必要が無いと思ったというのもあります。
だからこそ、実施訓練は大切だと思ったのです。


唐突ですが私、倒れている人を救急隊の人に委ねるという経験が二度あるのです。

雨の中、道路に、頭から出血して倒れているおじいさんを見つけて救急車を呼びました。
到着した隊員さんに説明している途中から、涙と震えが止まらなくなり、救急隊の方に心配されるという情けないことになってしまったのです。
救急車を待つ間に加わって、おじいさんを道路の端に動かしてくれた人が、近くの自販機で飲み物を買って来てくれて、落ち着くまで一緒に居ますと言ってくれて、救急車に出発してもらうという、なんか、もしかしたら私が居ちゃって迷惑だったかも、という出来事だったのです。

その後、救急法の講習を受ける機会があり、実施訓練を受けました。
やるべき事を知っていると、自分の落ち着きの為にもなると知りました。

さらにその後、駅で私の斜め前に立っていたおじいさんが倒れてしまったのです。
少し前からふらついていて、体調が悪そうだな大丈夫かな、と気にしていたので、不意打ちのびっくりが無かったこともありますが、何も出来ずに泣き出すことも無く(震えるのは許して下さい)、駅員さんに委ねることが出来ました。

私がしたのは、衣服を緩めて楽な姿勢になってもらうことだけですが、数度とはいえ、訓練が無かったら出来なかったと思います。
知らない人に触れることや、近くの人に「駅員さんに連絡して下さい」と言うというのは、気持ちに力を込めないと難しいのです。
慣れる程では無くても、数度の講習を受けただけでも、少なくとも更なる混乱を生み出すことは避けられるように思います。

もちろん、受講者でしかないので素人です。
病気や事故の程度や規模で、何も出来ない事の方が多いと思います。
でも、少しでも役に立つかもしれないのなら、受講してみるのも良いかも知れないのです。
誰かの救助の機会が無くても、自分の落ち着きの為にはなるとは思うのです。
過剰に反応するのはあなただけでしょ、みんな冷静です。というご批判もおありでしょうけれど。

ここまで書いて思い出したのですが 、電車で隣に座った人が吐いてしまったこともあります。
その人は、予兆があったのか、コンビニの袋を持っていて大惨事にはならなかったのです。
私はティッシュとガムを差し上げただけです。

体調不良遭遇率が高い気がしてきました。
もしかしたら、私が皆様の体調を崩させて居るんですか?!!!


すみませんすみません!