アスタ･レオン展 2016

開催中です。

今年は、梵字と曼荼羅の融合です。

酉年の守護である不動明王を表しているカーンという梵字から、
鳳凰または炎の中から甦るフェニックスを見つけました。
はばたく力で「未来洋洋」というタイトルです。

辰･巳年の守護である普賢菩薩を表しているアンという梵字からは、
蛇のような龍が人びとの願いを天に届け、天の意思を地に伝えるエネルギーを感じます。
「能源祈願」というタイトルです。
"能源"は、エネルギーという意味の中国語です。

「Phonon」は、春の関東で桜や菜の花を始めとする色彩満載の世界から、
帰途に通った南会津では雪の水墨画のような世界に感動した時に生まれた絵です。
季節を逆行するかのような体験をして、春も冬も同時に在ると実感したのです。
水の中に居て、同時に山の中に居る。
果てしなく微細であると同時に、果てしなく巨大で深遠。
色を集める黒と、色を弾けさせる白。
静止画であり、動画。
ということを表したかったのです。

今年は、精神性を強調したくて色彩を排除しました、
(金と銀は使ったけど)


写真にちらっと写っているのは、合同展のメンバーです。