tiny-voice

hiroです。

最近、っていっても過去数か月で観た映画の中からいくつかの感想文

2018-02-26 01:36:25 | theater
観た順不同。


◎オリエント急行殺人事件

この、昔の小説や映画があることは知っていたけど、
読んだり見たりすることなく生きてきてしまったのです。

列車の中で殺人事件があったらしいという、タイトル通りの予備知識しかないまま、
65ミリフィルムで撮影されたということだけに惹かれて観に行きました。
ハリウッドはリメイクばっかりだなぁ、と、映像以外はあまり期待しないで行ったのです。

ところがところが。
ケネス・ブラナーさんの表情に魅せられました。

次は「ナイルに死す」を観ます。



◎キングスマン:ゴールデンサークル

爽快アトラクション。
コリン・ファースさんが素敵。

感想ないじゃんって感じだけど、こういうのも大好きなので入れてみたのです。
アベンジャーズも好き。



◎ノクターナル・アニマルズ

ジェイク・ギレンホールさんの憑依系演技の素晴らしさ。
ナイトクローラーも凄かったけど、ノクターナル・アニマルズでは
さらに重厚で狂暴で、とても哀しい存在を見せつけてくれたのです。

ラストで、それはそうでしょ、だって死んだじゃん。
つまりはあなたが殺したんじゃん。
って、嫌悪と軽蔑を感じながらも、私を正面から見たら胸の辺りは無くなっていて
シートの背もたれ部分が見えるんじゃないかという不安を覚えたのです。

その不安は、実は自分もそうかもしれないという恐ろしい疑惑。
仕方なかったとか、なんとかの言い訳を自分に言い聞かせて生きてしまっている自分を
見せつけられてしまったのかもしれないという恐怖。
人間として持っている爪や牙で貪る存在なんだという残忍な現実。

安易に非難している私は、誰かにそうされないと言い切れるのだろうか。


しばらく後遺症がありました。
まだ完治はしていません。



◎ゲット・アウト

ずーーーーっと不安で変な感じ。
ジョージーナ怖い。
ロッドの存在が二重の意味で救い。


白人たちのとんでもない差別がテーマですが、
そのグループに日系の人も入っているんです。

初めは『有色人種のくせに白人気取りだとバカにされている?』と思ったのですが、
帰宅してからも考えていて、差別意識が同じレベルと言われているのかもしれないと思い至ったのです。
それが一番怖かった。

年末の番組でのブラックフェイスが問題というか話題になっていましたが、
ゲット・アウトでは痛烈に表現されていたと感じるのです。




近々、グレイテスト・ショーマンと空海に行く予定。

巨大望遠鏡やらハイスペックコンピュータがなくても

2018-02-09 02:28:17 | feel
お湯を沸かします。
ドリップケトルがこの観察には適しているのです。
ケトルに蓋をして火にかけ、音が低くなったら
蓋を取ります。

気泡が元気よくなる80度位から、
ぐらぐらと沸き立つのを見ているのが好きです。


さて、標題の件。

お湯の温度が(たぶん)85度を超えると、
その表面で一般相対性理論を観察出来ます。

見ればわかるから。
「あ、この図、みたことある!」ってなるから。

もっと温度が高くなって
ぐらぐら沸き立つそれは、多次元宇宙(のイメージ)。
軸が増えているのを、その透明な立体の中に見出だすことができるのです。
水が持つ、真理の実体の一面。

宇宙の真理は遥か彼方にあるのと同時に、
つつましい身近にもあるのです。