[ヒトでなし : 京極夏彦 新潮社]
終盤ではあるけれど、まだ途中なのです。
読み進めるのが辛い。
ゾワゾワと胸の奥が蠢く。
徹底的な破壊の後に圧倒的なキッパリサッパリとした再構築がある他の著作を信じて読み進める。
第7話 毒 あたりから、二三行読んでは立ってみたり何かしてみたりと落ち着かない。
ヒトでなしである主人公に、引き寄せられるように出てくるヒトである人たちを、『あの人に似ている』と思いながら読み、実は私自身のヒトである醜さであると思う。
量子論的思考や禅の考えが、見えないダークエネルギーのようにヒトを包み込むような、浮いているような落ち着いているような心地で、さて、続きに向かうのであります。
終盤ではあるけれど、まだ途中なのです。
読み進めるのが辛い。
ゾワゾワと胸の奥が蠢く。
徹底的な破壊の後に圧倒的なキッパリサッパリとした再構築がある他の著作を信じて読み進める。
第7話 毒 あたりから、二三行読んでは立ってみたり何かしてみたりと落ち着かない。
ヒトでなしである主人公に、引き寄せられるように出てくるヒトである人たちを、『あの人に似ている』と思いながら読み、実は私自身のヒトである醜さであると思う。
量子論的思考や禅の考えが、見えないダークエネルギーのようにヒトを包み込むような、浮いているような落ち着いているような心地で、さて、続きに向かうのであります。