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米国大統領選挙2020 第一回TV討論会

2020-10-02 07:20:00 | 仕事と生活
9月30日、オハイオ州クリーブランドで大統領候補二人による第一回目のTV討論会が開かれました。





今回は6つのテーマ①両候補の経歴、②連邦最高裁判所、③新型コロナウイルス対応、④経済、⑤人種と暴力、⑥選挙の正当性、について各テーマ15分、合計90分の枠組みで討論が行われました。





モデレーターはFOXニュースのクリス・ウォレスで、脱線しがちなトランプ候補を見事に捌いていたのは流石です。


さて、討論の状況ですが、開会当初より激しいやりとりが始まりましたが、客観的に申し上げると討論会(ディベート)と言うよりは下品なヤジの飛ばし合いの印象を強く持ちました。

つまり話術や議論の内容で唸るような論戦がなく、相手に対する単なる中傷や非難の応酬で程度の低いディベートで少々失望したのは事実です。





筆者自身は米国共和党の政策を支持する立場ですが、特にトランプ大統領にこの傾向が強く相変わらずの下卑た物言いが残念でした。

また、過去に連邦所得税を少額しか納税していない件に関しては、具体的な証拠を明示した反論はなく単に「数百万ドル納税した」と繰り返すばかりで正直聴衆が納得出来るレベルにはなっていないと感じました。

更に、新型コロナ対応に対する失策に対してもトランプ流の反論を試みていたものの、彼の過去の発言記録もあり苦しい防戦を強いられていた印象です。





一方でバイデン候補は、終始比較的落ち着いた雰囲気で米国民に対して話しかけるような姿勢は肯定的な印象を強く持ちました。

演説下手と評価されていますが、「認知症」の墓穴を掘ることもなく上々の首尾だったと思います。

但し、息子ハンター・バイデンのウクライナ、ロシアや中国での不正疑惑に対しては否定はするものの明確で具体的な証拠を示し反論することはありませんでした。


筆者個人としては、今回の討論会の評価は総じてバイデン候補に分があるように感じました。





市場では、討論会直後に円高ドル安、株式市場が下落したことから、バイデン氏が負けなかったと見ているようです。

筆者の印象と同じく、米メディアが揃って「酷い」討論会であったと批判したように、主にトランプ氏がバイデン氏の発言をさえぎり(反対の場合も)、非難の応酬となりました。

トランプ氏が相手の発言中でも、遠慮なく自説を主張する姿は、あえて良く言えば積極的ですが、米国メディアの反応は全般に否定的です。

一方、バイデン氏はどちらかというと冷静な対応(時々応戦もしていましたが)で、トランプ氏のペースに巻き込まれることなく、失点は防げたと思われます。



以前も申し上げたように仲間内で今大統領線の結果について賭けをしており、筆者はトランプ勝利に一票を投じています。

これは改めて説明が必要ですが、筆者がトランプ候補個人を支持していることを意味している訳ではなく(正直に言えば彼の極端な物言いや性格は嫌いです)、過去四年間の共和党の政策を支持していることによるものです。

また、トランプ大統領個人の好き嫌いは別として、次期政権も共和党であって欲しいと思っていますが、今回のトランプ候補の対応は四年前のヒラリー候補との論戦と比べて格段と落ちているような感じを持ち少なからず心配になりました。


10月15日と22日に二回目と三回目のTV討論会が予定されていますので、もっと活発で建設的な議論を期待したいところです。





関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s


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