みいのしっぽ

毎日の暮らしの中でうふふって笑っちゃうことを書いていきたいです。

高円寺の家

2014年11月24日 | 小川未明 小説研究会参加



   上越出身の童話作家 小川未明が晩年住んでいたという 高円寺にある家


   取り壊される前に上越の方々が行ってきたという話を聞いていました


   小川未明文学館で展示があったので見に行ってきました


   小田獄夫さんの文章が印象的だった   道の向こうから小川未明が歩いてきたとき


   偉大な童話作家がやってくると思った・・・・すごいオーラがあったんだろうな


   高円寺 中野・・・当時の地図も展示されていました  荻窪 西荻窪・・・中央線


   娘に会いに行くとき乗る電車  なんだか身近に感じてしまった 未明さん








    図書館から出たらきれいな紅葉・・・・・秋も深まったね

お弁当

2014年03月16日 | 小川未明 小説研究会参加



   土曜日小川未明小説研究会のひとくぎりの会   シンポジウムの開催日でした


  H23.12からの会  研究会の開催中に没後50年  生誕130年という節目もむかえました


  今回は5人の若きパネラーさんを迎え  未明小説の解説をしていただきました


  中には中国の留学生さんも二人いらして  日本語での解説。。  すばらしかったです


  みなさん すごく読み込まれていて 未明小説のすばらしさを伝えてくださいました  感激です



   新潟日報  2014.1.28に 新潟のメディアシップでの 小川未明展に寄せた 小埜先生の記事があります



   題名は  暗闇に希望の灯  雪国で生きる鍵を与える



   その記事なかの文章ですが 小川未明といえば やっぱり 赤い蝋燭と人魚



    未明が人間の不実を背景にともした希望の光は 人魚の愛であった。。


    この文章にぐっときてしまった私です。


    1/4~3/30まで  メディアシップ5階の にいがた文化の記憶館で 日本のアンデルセン 小川未明展 開催しています




   今回は軍ちゃんのお弁当がでました。   豪華なお弁当でした


   私は食べずに家に持って帰り  帰省していた息子と旦那とつっついておいしくいただきました。



   

最初の会  そして最後から二番目の会

2014年01月12日 | 小川未明 小説研究会参加



きのうは小川未明小説研究会の集まりに参加しました  大雪の道路はぼこぼこ・・・


 早めに出発して お気に入りの本町老舗喫茶店へ・・・ 課題の本をまだ読んでいなかったので


  ノアールを飲みながら読みました   「花蔭の暗さ」 この小説は大正14年 早稲田文学に載ったもの

  この年は未明が小説を書く最後の年  翌年には童話作家宣言をし 日本童話協会を設立した



   内容は主人公の青年(未明自身)が春の日にカフェに入り 蛇の話を聞く


   何度捨てても帰ってくる蛇の執念深さ  頭を砕かなければ 生き返ってくる蛇の話


   その後家の玄関で黒い小さな蛇を奥さんが見つける さっそく石の上で蛇の頭をつぶす


   季節は春 八重桜もおわり 緑が生き生きと輝きだす季節


   新しく雇った女中さんが 蛇の話を聞き それは ひなたひかげ という名の怖い毒蛇だという


   平和な生活の中でも この黒い蛇のように悪魔が 幸せな生活を奪おうと潜んでいる


   ・・この恐怖は いま咲き誇っている花が晩には地に落ちる それと同じく また同じ暗さであった

                                   本文そのまま ↑

   この小説を読んでいた私も 喫茶店にいて 他のお客さんの世間話に聞き耳を立てていた 不思議な偶然






    研究会で頂いたお菓子   雪あかり・・梅の花の懐紙が粋な演出(大雪の日にいただくとは!)


   小埜先生の解説  豊かで明るい生活の中にも確かに潜む悪魔(蛇)の存在 花蔭の暗さはそれを表す


   小説家である未明は明るさの裏に暗さを見た 幸福の裏に不幸を見た


   対極的な思考様式が未明の特徴である そのことの矛盾と調和が未明文学を未明文学らしくしている


   明るさの裏に暗さを見ることは 逆に暗さの裏に明るさを見出す発想を呼び起こす


   小説世界で現実の暗さを見出した未明は 童話世界で暗さの裏にある明るさをみいだそうとした



      あああーーーなるほど  そうだったのかあ。。 いままでもやっとしていたものが見えたきがした


      小川未明の暗さの中にみえる灯  言葉にできなかったものと出会えた感動。。


      この会に参加してきてよかったと思った瞬間でした  小埜先生はやはりすごい。。



      あと一回で研究会もおしまい  


     ここまでやってきて 未明のことが うっすら ぼんやりとみえてきた気がした。。


    まだまだ ここからなんですが・・・・




      芥川竜之介は 運命は人間の性格のなかにある  と言った


      小川未明は  運命は人間の外から飛び込んでくるものであった。。


眠い町

2013年11月12日 | 小川未明 小説研究会参加



   11/10で終わってしまいましたが 高田図書館内の小川未明文学館にて展示されていました


  



   堀越千秋さんが書いた眠い町の原画は すばらしかった。。


   ちょっとだけ シャガールを思わせるような絵  原画の下にはその場面の文章が


   右側には 堀越千秋氏自身の言葉が添えられていました  見れて良かった


   夏のミュゼ雪小町での展示もみたんだけれど・・・・


   小埜先生のお話を聞いた後 この原画を見るときもちは またちがうものでした





 小川未明文学館講座の第二回は 上越教育大学の小埜先生の講座でした


   題    小川未明「眠い町」とその周辺


   雨が激しくふる 日曜日の午後にもかかわらず 大勢参加されていました



   小川未明の眠い町 を読んでいないと まったくわからないとおもうのですが


    未明が眠い町を書いたのは  大正3年  この年に長男が亡くなっています


   いままでの私の解釈や人から聞いた感想は 自然破壊 環境汚染への未来人に対する警告。


   しかし 小埜先生は4つの違ったとらえ方を 考えてくださいました


 1 自然破壊 環境破壊への警告。近代の人々の疲労 虚偽の生活 自然・田舎の大切さ


 2 世界に広がる文明開化へ警鐘をならす 個人と国家の問題 第一次世界大戦をふまえて

 3 高田の町と 眠い町 周回遅れでやってきた裏日本の近代化 未明・出稼ぎ・奉公人

 4 人も変わる 町も変わる 変転する人の運命のように すべては変化していく


  このとらえ方を一つづつ解説してくださいました


  私は3番目の高田の町と 眠い町の関係性がとても心にのこりました


  明治40年代は大きく高田が変わった時代 発電所ができ電気が身近になる


  直江津~高崎に鉄道が通る 高田が市になり 第13師団がやってくる


  明治34年に東京の早稲田大学に入るため 上京した未明(19才)


  十数年たって故郷に帰ってきたときの あまりの変貌に唖然としたんでしょうね


  子どものころ遊んだ山や川 町の裏道や畑・・・どんどんかわっている


   自然を愛していた 故郷を愛していた未明の目に心に映った風景。。



   眠い町は 高田の町だった・・・・


  眠い町の最後の文章


    この有り様を見ると あまりの驚きに 少年は声をたてることもできず


    驚きの目をみはって いっしょうけいめいにその光景を見守っていました



   まさに その時の未明の心境なんだろうなあ。。。




     小埜先生の講座 出席してよかったです


    一つの作品を その時代背景 作家の人生 環境などと照らし合わせてみる


    こうゆう風に作品を読むって 大事なんだとおもいました。  

テレビ

2013年09月07日 | 小川未明 小説研究会参加
  今朝 ニュースを見ていたら引退発表をした  宮崎駿監督がこの世界に入ったのは


  児童文学に影響を受けたからだといっていた。


  近代児童文学の父  日本のアンデルセンといわれている 小川未明


  上越が生んだ偉人。。  生誕130年たっても童話は読み継がれている


  今日6時からの新潟の情報番組 スマスタで 小川未明を特集していた


  生誕の地の石碑   野ばらの石碑  そして春日山神社の石碑


  レポーターの女子アナさんを案内していたのは上越教育大学の小埜先生  


  数時間前に 未明小説研究会で今日お会いしたばかり


  TVを見ながらちょっと恥ずかしかった。。TV写りはバッチリでしたよ!





   研究会で見せていただいた 雑誌  亡くなったときの追悼号だそうだ


   会員のひとりが古本屋さんで見つけたとのこと  まったくいいタイミング!


   小川未明さんが これを見てからTVを見てねっていってるようだわ





   昭和36年の発行だと思うから もう50年前の本


   杉先生の文章があり 感慨深くよませてもらった。


    雲のごとくの詩が掘られた石碑がある 春日山神社のこと

     未明の精神は謙信公の義の心に通ずる・・・とのこと


   敵に塩を送る謙信公の心   そして困っている人がいたら手を差し伸べて


   自分だけが良ければいいのではない  一瞬の生を自分のためだけに使いたくない


    そう書いている小川未明の心・・・上越の誇れる偉人たち



   TVのレポートは最後は赤い蝋燭と人魚という  未明童話の名前がついた


   お菓子のことで終わってしまったけれど・・・取り上げてもらえてよかった


    大杉屋さんでつくっているこのお菓子  


   絵は村山陽さん 題字は杉みき子さんなんだよね そこも伝えてほしかったな。。


 

今年初・・・

2013年01月06日 | 小川未明 小説研究会参加



   新年あけて初めての 小川未明小説研究会。。  大勢の人に会えるって嬉しいですね


   上教大の小埜先生のご挨拶の言葉・・・先生は関西のご出身で帰省されていたそうです

   大阪は雪は降らないけれど 晴れた日でも空はは白く 曇っているようなんだとか・・


   今日はとてもいいお天気で 上越の空はすきとおった青空・・・気持ちがうきうきしますね。。とおっしゃる


   それを聞いたらなんだかとても嬉しくなった。。  雪国の空も晴れた日は 天下一品さ。。



    杉先生からはみかんをいただいた   寺町のご自宅からしょって歩いて来たそうな・・ありがたくいただきます



    小埜先生からは 和菓子をいただいた   とてもきれいなお菓子で食べられません(後で食べるけど)



     それから 小川未明の小説の研究・・・・うば車 というお話は 心が動かされます。


     木酒精を飲む爺・・・お酒ではなく木酒精(メチル)を飲まなくてはいけない人生って・・考えさせられますわ



               みなさま 今年もどうかよろしくおねがいします

12月の資料作成

2012年10月31日 | 小川未明 小説研究会参加



   小川未明小説研究会の11月勉強会は10日の土曜日


   その日は東京へ行くので参加できません・・・・残念


   12月にはちゃんと参加できるように  資料の作成をしました。


   プリントはまえもっていただいてあるので  いつものように絵本製本


   一枚ずつ折って  のりで貼り付けて 見返しを貼って  背固めをして・・・一晩重しをしておいた


   表紙の紙はどうしようか?  いいのがあったんですよ   切り絵風な紙 ちょっと薄いんだけどOK





   花ロードの時にスミレ屋さんで買ったもの   ジローさんチョイスの紙ものたちセット。。



     使えてよかった    とっても気に入っています   未明小説を読むのが楽しみだわ  うふふ

おいしいもの

2012年10月01日 | 小川未明 小説研究会参加


   茂野ビーファームさんの試食がおいしかったから 買っちゃった はちみつ


   百花蜜 250gで1000円   自然な味   






   私が入った入口のすぐ横にお店をだしていた  かわいい女子おふたり   トコノマさん


   10時ちょっと過ぎに見たのに 半分くらいの商品がなくなっちゃっていました


   その後もみるみるうちに売れていくお菓子   このふたつをゲット。。


    チョコアーモンドとチーズのクッキィ詰め合わせ。。   食べるの楽しみ  お店は小千谷市だそうです

2012年09月03日 | 小川未明 小説研究会参加



    小川未明小説研究会でお世話になっている 小埜先生が出版された本


    未明の童話・・・まだ最初のお話しか読んでいないんだけど・・・


     どこにも掲載されなかった お話を集めたそうです   いわばかくれんぼしていた童話ですね



     未明の新しい魅力がつまっている本だそうです。  小埜先生はすごい。。尊敬しちゃいますわ



    最初の 花と少年・・・おばあちゃんを思うやさしい少年のお話   いい話で最後はぐっときちゃう。


    毎月よんでいる小説のどろどろ・・・かなしい・・悔しい・・・そして???の話とはちがい読みやすいです



     小川未明っていろんなお顔があるのかしら?  勉強しても解説していただいてもよくわからないお人だ。


     でも私は思うんだけど きっと実際に会ってお話をしたら 楽しい人だったんじゃないかな!



     そう思う  だって没後130年もたっているのに  地元の人たちにこんなに愛されているんですもの


     今月の課題も読まなくちゃいけないんだけど  この本も読みたいし 寝不足になるのを覚悟で



     さて がんばって読みましょう。。。