みいのしっぽ

毎日の暮らしの中でうふふって笑っちゃうことを書いていきたいです。

最後の瞽女

2013年08月23日 | 日記


  上越市立総合博物館にての 企画展 高田瞽女最後の親方 杉本キクイ展を見てきました


  高田の地に瞽女という盲目の女旅芸人がいて  組織をつくり


  厳しい規則の中で自立して生活している・・・その存在を知ったのは


  ほんの4・5年前のことでした。


  明治時代には80人もの瞽女さんがこの地に住んでいたという。


  一年のほとんどを旅にでて  唄を歌い生活していたという瞽女さん


  なかよし文庫で見つけた一冊の本  わたしは瞽女(杉本キクイ 口伝) 大山真人 著


  この本を読み キクイさんの人生を知りました


  6才で失明・・・瞽女になるか あんまになるかと父親に問われ


  自分は瞽女になる!といい 親元を離れ 修行にだされた


  それからは 過酷で数奇な運命のもと  きびしい修行をして親方になる



   この本の中で キクイさんは  瞽女でよかった・・・と書いてありました



   キクイさんの日常を知ることができる 数々の品物


   特に三味線は旅に持っていくため  三分割できるようになっていて 驚きました


   三味線のバチ入れは手縫い!  針に糸を通すのは 舌を使ったとか・・・



   世の中の人に 瞽女さんの事をもっと知ってほしいと思います


   私が展示室にいるとき 瞽女唄が流れていました 曲は なおえつ小唄。。


    なおえつ育ちの私  この曲は小さいころから聞き 踊り 体に染み込んでいます


    なんだかキクイさんが よく来たねっていってくれたような気がしました。。