みいのしっぽ

毎日の暮らしの中でうふふって笑っちゃうことを書いていきたいです。

どよーんとした童話?!

2012年11月15日 | 本の紹介



   先回のM会で私の作品の合評をしてくださった杉先生が この本を教えてくれた


   私の書いたお話が猫の話だったせいか 日影丈吉の 猫の泉 を読むと面白いとのこと


   アマゾンで検索して買ってみた  短い作品だったけれど ドーンとくるものがあったね



    この中に出てくる 青猫 西蔵猫って・・・ロシアンブルーのことかしら?


    オーデュポンの祈りを書いた 伊坂幸太郎はこの話をよんでいるかしら? なんて思った


    この世の果てにある村 ヨン。 300年の間に訪問した旅人は30人だけ・・閉ざされた町  廃墟に近い

    猫の数よりも少ない村人・・・時計台の予言を理解できるのは30人目の旅人の私だけ


    時計台が言う 洪水がくる 旅人は去れ・・・そのことを信じないで村人に伝えず村は水没


    自分は月夜に猫たちとたわむれ 高い時計台の上で寝たので災難には会わなかった


  そのことを後悔するけれど・・・・もしかしたらそれは 旅の途中でみた夢だったかも・・人生なんて夢ってことかな  


   

    この中に入っていた  坂口安吾の 桜の森の満開の下・・・・うわぁ 暗黒だわって感じでした


    文章は読みやすく むずかしい言葉はないけれど  こんなに不気味に書けるんだ!という驚き


  山賊と都の超わがままな でも美しい女との生活の話・・・・女のために殺人を続ける山賊


  美しい女・都会・・山に囲まれた自然と生活していた山賊の 美しい物への憧れと恐怖


    そして人の心の中のもっと中・・・・桜の森は なつかしいふるさと?! でもそこは怖ろしい場所。。


    なにが言いたいの?  みんな孤独・・男と女は分かり合えない でも最後はいっしょに花びらになり消える。。


    澁澤龍彦 編集の暗黒のメルヘン  短編集だけど・・・・読み応えありそうです


    





      澁澤龍彦  この人にとっても興味がわいてきた  これからの夜長はぜったい読書になるね 


       ↑  編集した本とか作品って・・・プロの作家が好んで読むものなんだろうな

   


    

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