つながる つなげる

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ターニングポイント3

2023-02-06 12:30:00 | シングルマザー
13年前にプログを始めた時は、可愛い娘の言動をメインに子供達の日々の成長を楽しく綴っていました。

そのうち、別居、離婚と暗黒の時代に突入し、
その時その時の苦しい思いをブログで吐き出すようになり…

当時のプログはそれはそれは負のオーラを画面一杯に放っていて、
きっと読んでくださる方のエネルギーをも奪ってしまっていたのではないかと思い、一次封鎖することに。

これまでの経緯を知る友人達は、

「ジェットコースターのような人生ね」

そう形容してくれます。
乗りたくて乗った訳じゃないですけどね。
そりゃぁメリーゴーランドの方が緩やかだし平和だし。
三半規管も衰える年代になったので、
これからはさざ波のような人生である事を願っています。

ジェットコースターの最初の山は何だろう?
やはり結婚でしょうか。

離婚は結婚の何倍も大変と言いますが、
私の場合は結婚もなかなかのもんでした。

と言う事で、今回は結婚の時のお話から。。。

元夫との出会いは6歳の時。
小学校の同級生でした。
私は途中転校したのですが、私が成人式を迎える頃両親が持ち家に戻ることになり、元夫とは成人式で10年ぶりの再会となりました。

ほどなくして付き合うようになり、しばらくしてある事に気が付きます。

元夫が信仰している宗教です。
正確には、元夫の両親が信仰している宗教で、両親が熱心な信者でした。

あちゃー…

まずい。。。
私の両親がまさにアンチだったのです。

私の家は、お正月には神社に初詣。
お盆、お彼岸にはお寺にお墓参りに行き、
クリスマスにはケーキとチキン。
何なら私はミッション系の学校を卒業しました。

という事で、何の宗教をどう信じるかも、また、どう否定するかも特段知識も情報も持ち合わせていませんでした。

両親においては、知らないままただアンチな訳ではなく、それなりに反感を覚えるような、不快な事があったのは知っていました。

両親に付き合っている人がいる事は伝えていましたが、相手が誰なのかは言えず。。。

しかしながら、なんせお互いの実家は同じ校区なので、目撃情報から両親の耳に入るのも時間の問題でした。

「相手の家、熱心な宗教家だって知ってるの?」

母に問われました。

「最近気づいた」

「お父さんには黙っておくから。付き合いの事ちゃんと考えなさいよ」

別れなさいとは言われなかったけれど、遠回しにそう言う意味だと言う事はわかっていました。

果たして宗教を理由に別れる事ができるのか?

今でこそ多様性と言われる時代で、
今同じ問題が起ころうもんなら、、です。

元夫の父親は小さな会社を経営していました。
企業に神棚があるように、事業がうまく行く為に何かにすがり、崇めることは理解できます。

彼の…彼の家系の宗教の事はさておき、
私は彼の一個人のパーソナリティと付き合っているのだ、と思っていました。

ところが、、、

いざ結婚の話になった時、
彼がサラッと言いました。

「入信するよね?」

「…えっ、…なんで?」

それからです。

怒涛の入信攻撃があの手この手で始まり、
なかなか私が首を縦に振らないので、幹部の方、更にその上の幹部の方が登場し、

「あなたも随分頑固ね」

滅多にお目にかかれないらしい、その幹部の方に吐き捨てられました。

「好きな人が信じている宗教なんだから、あなたも同じで良いじゃない」

なんだそれ。

当時私は多分、可愛げのない小娘だったと思います。
もちろん価値観は人それぞれで、結婚を機に同じ道を歩む方もいらっしゃると思います。
ただ私は、納得できない事にはついつい反論してしまう面倒なタイプで…

「彼の側にいて、あぁ、やっぱりそれはその宗教のおかげだったんだね、と私が感じた時に入信するのではダメなのでしょうか?」

「…それはいつのことかしら?」

「…逆にそんな時は訪れないかもしれないということですか?」

それは宗教の中身の問題?彼の力量の問題?
そんな横暴な。。。

彼と2人きりになった時に随分話し合いました。

「私は両親が反対していても、あなたという"人"を見て欲しいと説得してきたけど、
あなたのご両親も、幹部の方も、私という個人ではなく、入信しているか否かが結婚を認める理由になるのなら、
そしてあなたがそれを説得できのないなら、結婚は無理じゃない?
仮に私が別の宗教の熱心な信者で、結婚を機に入信してとお願いしたらできるの?」

「できんね」

即答かよー

(実際にはこんなに落ち着いた話し合いではなく、方言丸出し語気強め…だいぶ端折っております)

それからほぼ毎日、日替わりで誰かが私を説得にやってきて、いい加減私も疲れ果て、
こう毎日納得のいかない説明を聞かされるぐらいなら別れましょう。

とうとう口に出してしまいました。
そもそもこの人は私を守るつもりはないのだな、と。


そんな矢先に発覚したおめでた。。。

当然1人で産む宣言をしました。

小さい時から早くお母さんになりたくて、
たくさんの子供達のお母さんになりたくて、
スタートは早い方が良いと思っていたので、
妊娠がわかった時は嬉しくて嬉しくて。

ただ、そう単純じゃないですよね、さすがに。

どうやら先方はこの用紙に私が記名する事を望んでいるらしい。

記名さえすればこの攻防は終わる。

両親に言いました。

「私がどの宗教を信じるかは私の自由です。
大切なのはどこに所属しているか、ではなく、心の中で何を信じるか、だと思う。
心の中までは誰も奪えない。
知らないまま否定し続けるのは同じ穴のムジナ。
一度自分で確かめてから、どう行動するか決めたいと思います。」

そこまで言うのなら…
父はそれ以上黙り込み、母はおんおんと泣き、、、
親不孝な娘でごめんなさい。。。

そんな思いをしてまで結婚した私が、
いっぱしのことを言い放った私が、
そんなに簡単にドロップアウトできるはずがなく…
(今思えばただの"意地"ですね)

それが故に、必死で結婚生活を続けました。
そしてなんだかんだありつつも、
3人のお母さんになる事ができました。

しかし、この宗教が後に子供達を苦しめる事になるなんて、この時は想像すらできませんでした。

最近宗教二世について取り沙汰されていますね。
信教の自由は侵されてはいけない権利であるとともに、精神的呪縛などはもっての外だと思います。

いったいどんだけ引き出しあんねん、、な今回は宗教の経験談でした。

経験は、強みです

見出し画像は5冊目となった御朱印帳です。
神社仏閣を訪れて、歴史を学び、感謝する事は深いなと感じます。

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2 コメント

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Unknown (naotomo3451)
2023-02-06 20:35:27
うーん!引き出し多いねぇ!凄い、でも明るく頑張って本当に偉い!今の社会問題迄絡んでいるなんて、想像を越えてます。ジェットコースター無事降りて良かったですね。あーちゃん達が支えてくれたんですね。
返信する
Unknown (tka0906)
2023-02-06 22:59:40
@naotomo3451 なおともさん 自分1人では解決できないことも、声を上げることで沢山の人に支えてもらいました。その分支える側の人になりたいなと思っています。。。
返信する

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