今日は時事ネタを少し…
「育休中の学び直しを後押し」という事で、
なかなかいいアイデアでしょ?とトップの方が発言したら、
子育て世代の方々から結構な反撃にあっていましたね。
実際にリスキリングで資格取得された方の取材も、
もっと子供と向き合えば良かった、、と若干後悔されている節でコメントされていました。
この騒動は、産休・育休中は暇じゃないのよ!
という事で、あっという間に収束した感があります。
こういう時、なぜにマスコミは一方的な意見のみを報道するのだろう、、と不思議に思います。
前述の後悔されてる風の方と、
育休中に資格取得して今は充実した日々を送っています、、という方、
または違う視点をお持ちの方等
様々なタイプを取材して、
あなたはどのタイプですか?
多様な選択肢がありますよ?
という事を紹介すれば、
子育てはネガティブなイメージばかりじゃないよ?につながり、
出生率アップという本来の目的の理解も進む気がするのですが…
周りに助けてもらえる環境があるかないか、
そこにかかる費用がその人にとってどれくらいのウエイトを占めるものなのか、、、
人によって状況も意識も違うわけで、
一概に、"育休中は暇じゃない!"で片付けて良かったのか、、少し残念に思ったのでした。
そんな私は育休中に資格を取った1人です
もうね、じっとしていられない性格丸出しですよね。
1人目の育休中は、それこそ初めての子育てで慣れるまではてんやわんやです。
自分はいつトイレに行ったらいいんだろう?
いつご飯食べられる?
いつメイクしたらいい?
みんなどうしてるの?
と、わからない事だらけ。
今でこそ、SNSという強い味方がありますが、
当時は友達の中でも比較的早く出産したので、なかなか知りたい情報に辿り着けませんでした。
しかし、です。
”慣れ”、”経験”、”順応性”のおかげでだんだん要領を掴めてきます。
(神経が図太くなったとも言います)
ベビーが泣くと、最初はアタフタしていましたが、次第に、
「まぁ待ちなはれ。まずは母ちゃんが喉 潤してからや」
とばかりに、まずは自分が飲み物をガッツリ飲んでからヨイショっと、、
ってな感じで、授乳中はとにかく喉が渇くので、
自分が快適になってから、ベビーにも快適になってもらう・・・
私が気分よく過ごしてから、ベビーにも気分よく過ごしてもらう。
あくまで、私の場合、、、です。
さて、では何の資格を取得したか、、という本題ですが、、、
小学1年生からエレクトーンを習っていました。
近所の家の前を通った際に、窓から届くリズミカルな音楽。カラフルな音色を奏でる音楽。
音の主は学年4つ上のお姉さんが奏でるエレクトーンでした。
オルガン、ピアノしか知らなかった私は、
窓からチラッと見えた楽器が”エレクトーン”だということを初めて知り、
横にいた母が窓越しに「お姉ちゃんどこで習ってるの~?」と聞いていました。
(母もなかなかのやり手です)
それから数日後、エレクトーンを習うことが決まり、
ほどなくして、我が家にもエレクトーンが届き、、、
自分には合っていたのかな?と思うのは、
音を奏でることで、かなり癒されていたこと、
またそう感じさせてくれた講師の存在だったと思います。
転勤で引っ越しをしても続けたいと思える先生達との出会い・・・感謝です。
そのうち、手持ちのエレクトーンではパーツが足りなくなり、
演奏技術と楽器のアンマッチが生じるように。。。
そもそも、エレクトーンはヤマハが製造販売する電子オルガンの商品名です。
エレクトーンの演奏技術もヤマハで演奏グレードというものが設定されていて、
上級になればなるほど取得するのが難しくなります。
演奏グレードを取得するのに、手持ちのエレクトーンでは限界がきてしまいましたが、
新車の軽自動車一台分くらいの費用がかかる新機種を、買って欲しいとはとても言い出せませんでした。
ということで、高校受験を体のいい理由にかこつけて、レッスンを辞めることに。
しかし、やはり途中で投げ出した感がどうにも自分で納得がいかず、
社会人になってえいやっ!とばかりに車より先にエレクトーンを購入。
再びレッスンに通い出し、演奏グレード取得を目指して練習に励む日々。
これが何度受験しても、合格をもらえない・・・
そのうち結婚・出産を経て、実家に長男を預け、1回/週のレッスンを続けていました。
この 1回/週の自分の時間・・・
これは私が機嫌良く過ごすための必要不可欠な時間となり、
育休が明け、会社に復帰してからも実家にお願いしてレッスンを続けていました。
このことは、子育て中に、”預ける先があることの重要性”を強く認識することになります。
そして2人目妊娠で、2度目の産休・育休に突入・・・。
実家に預けてまで自分の好きなことをさせてもらっているのに、
なかなか合格できず、焦りと同時に少し諦めかけていたころ、
先生から提案がありました。
演奏グレードを一旦お休みして、”指導グレード”を受けてみたら?
会社員として産休・育休を取得しているのに、エレクトーンの講師になるのか?と言われると、そうではありませんでしたが、
でも、せっかく続けてきたので、何かしらの成果は出したい、、と思い、受験することに。
2人目のつわりを乗り越え、いざ受験!
残念ながら全科目のうち1科目だけ合格点に足らず、撃沈。。。
でも逆に言えば、1科目追試を受けて、受かれば合格を手にすることができる・・・
追試の有効期限は1年間です。
次の試験は5月末。
2人目の出産予定日は6月中旬。
いけるか!?
いちかばちかだ!
早く生まれたらおめでとう!
生まれるより先に受験日が来たら合格おめでとう!
どっちに転んでもおめでとうやん!と受験を決意。
そして迎えた受験当日。
どうか今日はまだ産気づきませんように。。。
ほぼほぼ音楽学校の学生さんで埋め尽くされた試験会場に、
臨月の妊婦が一人・・・
完全に場違いです
皆さん私のはち切れんばかりのお腹を”二度見”…。
緊張しながら試験室に入り、
大きなお腹を抱えてピアノの前に鎮座。
実家に預けてきた長男の顔が浮かびます。
頑張るぞ
そして演奏後に試験官の先生が総評されます。
白髪の優しい面持ちの年配の男性講師の先生が、総評を言い終えると、最後に質問されました。
「あなたはこの追試が受かったら合格なの?」
「はいっそうですっっ」
思いっきり元気な声で返事をしました。
先生はハッハッハと大きな口を開けて笑い、
「出産祝いだね」
嬉しい一言をくださいました。
実際には合格通知が届くまでは合否はわかりません。
でも、臨月で挑戦したことが少なからず、私の中では大きな成果となっていました。
受験日から2週間後、予定日より少し早めに誕生した次男くん。
しっかり胎教として音楽に親しんできたはずですが、
兄弟の中でもカラオケの点数が未だ伸び悩んでいます・・・
私の弾き歌い・・・まずかったかな!?と思わなくもなく、、ごめんよ。。。
会社員を続けている今、指導グレードが役に立っているかと言えば、、、
これが役に立つ日が来るのですから人生面白いったりゃありゃしません。
その話はまたいつか。。。
自分のアンテナを信じて、
自分の選択肢がいつか正解になると信じて、
自分の人生を楽しみましょう!!
経験は強みです。
今日は随分暖かい大阪です。
見出し画像は今朝のウォーキングでの一コマ。
「道知辺(みちしるべ)」という梅の品種です。
ネーミングが素敵だなとパチリ。
名前の由来は、あまりにも芳香が強いので、夜間でも「道標」になる…とのことです。
春近し…ですね。
~つながる つなげる~
早く続きが読みたくいです。なおとも
好きこそものの…で継続は力なり。でも続けられた環境があった事、これが一番のポイントかと思います。ここからまた繋げていく人生にワクワクです♪