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車を買い換えようと、愛車の査定をネットで申し込んでみたら、その日のうちに一気に3社下見に来ましたとさ、、、
今日はそんな査定後のお話です。
それまでの経緯はこちら→入札1
査定って、どんなシステムになってんだ?と次のステップがわからずキョロキョロしていると、
"うちはこの値段で買い取りますよ?"の意思表示の紙を封筒の中に順番に投入する買取業者の面々。
値札が入った封筒をアパートの部屋に持ち帰り、恐る恐る投入された名刺の裏やメモを確認します。
査定価格を比べてみると…
あれっ?
これは一体どういう事??
3社全く別々の会社なのですが、査定価格は似たり寄ったり。
似たり寄ったりですが、同じ金額はなく、なんなら、段差の小さな階段状に3つ並んでいる感じ。
まるで僅差で1番高いところに君臨したA社を選んでくれと言わんばかりの状態です。
しばし紙切れを眺める。
これは俗に言う…談合…か???
なんとなくそんな匂いを感じとり、
いずれにせよ1番高値をつけたA社を選んで然るべきなのだけど、、、
今日車を持っていかれたら明日からの移動手段をどうするのか?
まだ次に購入する車について全く決まってないのに、興味本位でポチッとクリックしただけなのに、、、
今更下取りに出しませんと言える勇気はない。
どうしよう…
だけど今日売るなんて私一言も言ってないし。
意を決してアパートの階段を降り、結果を待ち侘びる三人衆に近寄り、決断の結果を告げる。。。
「お待たせしてすみません」
まずは外に放置していた事をお詫びすると、三人衆は、
「でっ?」
と、次に私の口から出る言葉を待っている。
「あの、1番高い値をつけてくださったのはA社さんで…」
最後まで言い終えないうちに、残りの2社は、
「じゃぁ、僕たちは帰りますんで」
と、あっという間に去っていかれました。
早っ。
そして取り残されたA社と私。
ひとまず大役を終えた感で大きく深呼吸していると、、、
「弊社を指名していただきありがとうございます。どうしましょう?現金か振り込みか…
今日はこのまま車持ち帰りますが…」
「ちょ、ちょっと待ってください。実はもう一社査定してもらうところがありまして、、、」
は?今日来たところが全部じゃ無いのか?そんな怪訝そうな表情を一瞬見せたA社の方。
「そんな事言われても、さっきの査定額は今日の査定で、明日は明日の査定でどんどん変わるのが常ですからね。明日はこの金額、保証出来ませんよ」
ですよね。そうきますよね。
でも私も怯みません!
「明日の結果を受けて必ずご連絡差し上げますので」
そう言うとA社の方もあっという間に姿を消していかれました。
決してはったりをかましたわけではありません。
車を早く買い替えなければならないのは事実です。
いよいよ迷っている暇はなくなったぞ…という事で、翌土曜日はディーラーへ赴く。
この車を買った時は、もちろんまだ家庭が破綻する前で、車検も点検も夫婦揃って出向いていた事もあり、私の車を見つけるや否や、担当の方が外まで出てきて出迎えてくれました。
"あれ?奥さん1人?"きっとそう思われたに違いない。。。
「今日お伺いしたのは…実は…」
私は恥を忍んで今の状況を説明し、できるだけ早く車を乗り換えたいと伝えると、同情してくれて、今ご用意出来る車種は…と、私のニーズに答えてくれそうな車を提示してくれました。
「なんせこういう事情(東日本大震災)なので、今は納車できる車も稀なので…」
「ですよね、、理解しています。
それで、この車の下取りなんですけど…」
「もちろん下取りさせていただきますよ!」
「それが…」
昨晩の経緯をお話すると営業の方は、
「先方の提示額はいくらだったんですか?うちはディーラーなのでその分高く買い取りできますよ?」
「とりあえず下取り額出してもらえますか?
その価格より上回ったら…下回ったらで決めます。私もこれから色々物入りなので…」
下取り業者が出した額は、この時まだ伏せていて、純粋にディーラー側から見た査定額を知りたかったのです。
「わかりました。ちょっと査定させていただきますね。」
しばらくして、提示してくれた査定額は、下取り業者が提示した額より…
上でしたー![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
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かくして、1番高値をつけてくれた4社目、つまり、ディーラーに買い取ってもらう事に。
そして、勇気を振り絞ってA社にお断りの電話をする。
A社からは、"ちなみにいくらだったのか"と聞かれましたが、先方にも御社の査定額は伝えておりませんので、先方の査定額もお伝えできませんが、御社より高値だった事は間違いありませんとだけお答えしました。
その後、無事車も納車されて、これまでより小さいし、機能も劣るところはあるけれど、元夫に見つかる確率はグッと減る。
それだけでも買い替えの対価としては十分でした。
見出し画像は赤と白の曼珠沙華。
彼岸はとっくに過ぎたのに、まだ綺麗に咲いています。
季節感がズレて行くことの影響はあちこちで見られますね。
来年は元に戻るのでしょうか。。。