ココロのかけら

心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら

モンスターと夜の道

2005-12-12 | 詩集

旅立ってしまった
はるか遠くへ

モンスターは
とり残されて
道の途中で
泣いている

もう辺りは真っ暗で
前も後ろも
分からなくなった
闇の中 耳をすましても
戻ってはこない

モンスターは
空を見た
そこには月があって
瞳から
こぼれた涙が
キラリと光って
落ちてった

モンスターは
思い出していた
温かかった
手の感触を
刺さったままの
心のトゲを
後ろ姿を


顔を上げて
一緒に歩こう
モンスターは
手を握った
月は
どこまでも続く道を
じっと
照らしていた




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