夢を見て、うっすらとした覚醒の中で意識に上がった直後は、
「これは印象的な夢だから、きっと記憶に刻まれるはず」と思っていたのに、
今の今まで忘れていた。
新聞折込の「ALPEN」のチラシに載っているランニングシューズを見て思い出した。
自分はマラソン大会に出場している。
「東京マラソン」のような市民マラソンの大会だ。
ルートがやたらと変。
タワーの鉄骨外階段のような所を駆け下りたり、
どっかのレストランの厨房の中を走ったりするのだ。
(ステンレスの厨房機器がある狭い空間にランナーがひしめき合い、渋滞が起き、
思うように前に進めず、自分は苛立っている。結構本気で記録を伸ばしたがっているのだ)
走っている自分にとても充実感を覚えている。
「いい趣味を持ったなあ」と思っているのだ。
ところが、途中の道路でコースがあやふやになる。
他のランナーがちりぢりに消えていく。
道路脇のブルゾンを着た大会係員のような中年男を捕まえて、
「どっち?」と聞くが、「さあ…」と返事が覚束ない。
行く手に、動物園のサル山のようなコンクリートの擬似岩山があり、
そのてっぺんの方に交番があるので、そこで聞いてみようと岩山によじ登るが、
交番の中は空っぽ。
「いったいどうなってるんだ!」
頭に来て目覚める。
「これは印象的な夢だから、きっと記憶に刻まれるはず」と思っていたのに、
今の今まで忘れていた。
新聞折込の「ALPEN」のチラシに載っているランニングシューズを見て思い出した。
自分はマラソン大会に出場している。
「東京マラソン」のような市民マラソンの大会だ。
ルートがやたらと変。
タワーの鉄骨外階段のような所を駆け下りたり、
どっかのレストランの厨房の中を走ったりするのだ。
(ステンレスの厨房機器がある狭い空間にランナーがひしめき合い、渋滞が起き、
思うように前に進めず、自分は苛立っている。結構本気で記録を伸ばしたがっているのだ)
走っている自分にとても充実感を覚えている。
「いい趣味を持ったなあ」と思っているのだ。
ところが、途中の道路でコースがあやふやになる。
他のランナーがちりぢりに消えていく。
道路脇のブルゾンを着た大会係員のような中年男を捕まえて、
「どっち?」と聞くが、「さあ…」と返事が覚束ない。
行く手に、動物園のサル山のようなコンクリートの擬似岩山があり、
そのてっぺんの方に交番があるので、そこで聞いてみようと岩山によじ登るが、
交番の中は空っぽ。
「いったいどうなってるんだ!」
頭に来て目覚める。
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