tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

2時間風呂に入ってる

2012-11-21 23:35:57 | 今日の出来事
今日は仕事でイベント事があって、朝から夕方までずっと立ちっぱなし、歩きっぱなしで、
人込みもあったせいか埃っぽさも体をつきまとい、家に帰ったら迷わず浴槽にお湯を張った。
いつもはシャワーで済ませるところを。

オフィスに置いてあり古くなったために捨てられるところだった週刊誌を
いつだったかカバンに入れて持ち帰ってきており、
それを湯舟で読めば浸かっている間の暇つぶしになると思いついた。週刊現代。

普段は買うことも読むこともない雑誌だが、読んでみれば新聞とは毛色の違う書き手で、
新聞とは異なる視点の論調があり、思ったよりもずっと「知的好奇心をくすぐる」内容だなとは思ったが、
エロ小説の出来はいかにも「三文」といった感じだった。
タクシーの女性ドライバーが客のおっさんに肩を揉まれたら感じちゃって…って、
なんとまあ、エロの想像力が貧相だこと。
別のページの書評欄じゃフランスのノーベル賞作家の小説を取り上げたりしてるのに、
それに興味を示すような読者層が、この安直なストーリー展開でムラムラできるんだろうか?
「高尚」である必要はまったくないが、もっと「周到」であってほしいと思った。
下ネタだから乱雑粗悪でもいい、ということにはならんよ。

…で、それを1時間以上読んでいて、さすがに腕が疲れてきたので、
(いらない週刊誌だけど水に浸して読むわけにもいかない)
その後は浴室の電気を消して30分以上物思いにふけっていた。
ちなみに風呂に入る時に明かりを消すのは中学か高校以来の習慣。
その理由というか理屈についてはまたあらためて書こうと思う。
お湯の温度は高くないのでいつまででも入っていられる。
いやむしろ、ぬるくなればなるほどそこから寒い外に出るのが嫌になる。
自分はやろうと思えばいつまででもダラーンとしていられる人間なんだなあとつくづく思う。
「絶望の闇の底」という言葉が浮かぶ。
体を洗ってさっぱりして風呂を出れば、「生まれ変わる」ことになるとよいのだけれど。

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