今回の選挙では、これまでの政策、すなわち、勝ち組に優しい政策か、それとも負け組にもチャンスを与えるべきだという政策か、の選択をしてみてはいかがでしょうか?例えば、郵政民営化について、職員は、公務員でのうのうと生活したいから反対しているんだ、という声がある。塩川元財務大臣などは、だから賛成するのが当然だと言っていた。これって、経営者側の論理でしょ。われわれ、労働者側は、できるだけ好待遇で幸せに暮らしたいはずだから、のうのうと暮らしたいという他の労働者の気持ちを否定するのはおかしくないかい(ここでは、塩川なりがいう批判自体が正しいか誤っているかの議論は置くことにします)。特に郵政では、赤字が出ているわけではなく、職員の給与に税金が投入されているわけではない。だとすれば、のうのうと暮らさせてあげようよ。そのかわり、われわれの就労条件が悪化する政策に対しては、郵便局職員も反対してねっていうのが、互いにいい暮らしをしようという方向に向かうための考え方ではないのかい。
いま、公務員の待遇(ここでは高級官僚を除く。高級官僚には天下り問題という別の問題がある)を、悪化させるべきという主張に乗ることは、弱い立場にある労働者が互いに足を引っ張り合うだけでないかい。われわれは経営者の視点に立ってものごとを見る必要はない。いま、企業は最高収益をたたき出すところが続出している。それが労働者にきちんと還元されているだろうか。
ここ20年で所得税の最高税率は、70%から37%に下がった。たくさん稼ぐ人の勤労欲を増すためには必要だと言われた。しかし、その結果、一部の勝ち組がいままで労働者に還元していた金を自分のポケットに入れるという事態が発生しているだけではないだろうか。勝ち組の勤労意欲が上がった、その結果、世の中がこんなによくなった、なんて話は聞かない。官僚からは、もはや税率の下げすぎによる弊害が指摘されているというが、与党は…。
いま、あなたは、勝ち組なのでしょうか?10年後も勝ち組なのでしょうか?少なくとも、これまで勝ち組優遇政策であったことは間違いない。それに対して、イエスというか、ノーというか、10年後の自分、家族と相談して決めてはいかがでしょうか?
いま、公務員の待遇(ここでは高級官僚を除く。高級官僚には天下り問題という別の問題がある)を、悪化させるべきという主張に乗ることは、弱い立場にある労働者が互いに足を引っ張り合うだけでないかい。われわれは経営者の視点に立ってものごとを見る必要はない。いま、企業は最高収益をたたき出すところが続出している。それが労働者にきちんと還元されているだろうか。
ここ20年で所得税の最高税率は、70%から37%に下がった。たくさん稼ぐ人の勤労欲を増すためには必要だと言われた。しかし、その結果、一部の勝ち組がいままで労働者に還元していた金を自分のポケットに入れるという事態が発生しているだけではないだろうか。勝ち組の勤労意欲が上がった、その結果、世の中がこんなによくなった、なんて話は聞かない。官僚からは、もはや税率の下げすぎによる弊害が指摘されているというが、与党は…。
いま、あなたは、勝ち組なのでしょうか?10年後も勝ち組なのでしょうか?少なくとも、これまで勝ち組優遇政策であったことは間違いない。それに対して、イエスというか、ノーというか、10年後の自分、家族と相談して決めてはいかがでしょうか?