ヒゲの隊長こと佐藤正久のイラクでわざと戦争に巻き込まれ戦争を開始するつもりだった発言は、後で紹介するようにブロガーの間では、次々と取り上げられている。それに対し、マスメディアは、沈黙を保っているようだ。あの発言自体がどう考えても、ニュースバリューなしとは言えない。それにもかかわらず、取り上げにくいのは、現時点で報道するとしたら、「佐藤正久議員が●●という発言をしていることがTBSのニュースで報道されました」とか「佐藤正久議員が●●という発言をしていることがTBSのニュースで報道され、批判の声が上がっています」という書き方しかできないからなのか。前者では間が抜けているし、後者では具体的な批判の声の紹介が難しい…。
ここは日本のマスメディアの悪いところで、他社の特ダネでもきちんと評価して伝えるべきニュースは伝えなければならない。つまり、「今日の夕方のTBSニュースで、ヒゲの隊長こと佐藤正久議員は、●○との発言をしたと伝えられました。NHKで同議員に取材をしたところ、●●」と書くべきだということだ。権力監視機能を果たすためには、連帯するべきところは連帯しないとすぐに潰されてしまう…。
怒れる大使・天木直人さんは、ブログで、【「裏のメディア」で流される一級情報を、誰かが見つけて選別し、それをまとめて流すような事が出来ないものであろうか。それが「表のメディア」として、一般の国民に流されるようになったとき、おそらく今のテレビや新聞の役割はなくなるであろう。「表のメディア」はすべて娯楽番組だけになるであろう。マスコミでもてはやされているお馴染みの出演者の出番はあっという間に終る。それよりも何よりも為政者による情報操作ができなくなる。国民が覚醒する。世の中が一変するに違いない。のぞましい本来のメディアの姿がここにある】と「裏のメディア」に期待を込めている。
恐らく天木さんはマスメディアによる報道不要論の述べることでマスメディアを挑発しているのと思うが、新聞・テレビの取材力を思えば、それらによる報道は今後も非常に重要な役割を果たすのは間違いない。しかし、何度も書いたように日本のマスメディアは、先進国とは思えない独裁国家並みの規制システム(←クリック)に縛られている。そこで、そのシステムを打破する一歩としてインディペンデントジャーナリストやブロガーらによる情報のうちとても重要なものは、どんどん互いに伝え合う方法が考えられる(上記図参照)。
ネット上では、すでに次のような形で独立系の情報を共有しようという動きが出てきている。
News for the People in Japan
デモクラシー・ナウ!ジャパン
ピープルズ・プラン研究所
市民メディア全国交流協議会
市民メディアサミット07
News for the People in Japanについては、ヘンリー・オーツさんから、【まさにNews for the People in Japanこそが天木さんが求めておられるものではないか?!まだまだ知っている人はわずかであると思うが多くのブロガーも積極的に自らの記事を奨めてはどうだろうか?】とありがたいお言葉を頂いている。(※「奨める」というのに注釈すると、NPJには皆さんが書いた記事を紹介するコーナーがあるので、そこでの紹介の希望を出して下さいということです。是非!)
他方で、ネット(従来のマスメディアによるネット発信も含む)の力を知った政府は、ネット規制を始めつつある【ネット規制反対のパブコメを!(その1、その2、その3、その4、その5、その6、その7、その8、その9、その10、その11、その12、その13、その14、その15ご参照】。
ブロガーらの連帯でマスメディアまでも巻き込んでシビリアンコントロールを無視し、憲法違反を行うと宣言したヒゲの隊長を辞任させましょう!それがネット規制に対抗するための1つの手段ともなるはずです。
■■ブログ記事紹介開始(主としてgooブログ検索による。グーグルで単語検索したらほかにもたくさんヒットしました)■■
イラク派兵で暴走しだした「軍の論理」と、「滅びの美学」を追求する「美しい国」内閣?(多文化・多民族・多国籍社会で「人として」)
【自民党は、佐藤正久という人物がシビリアン・コントロールなど屁とも思っていないことを知って、あえて参議院選挙に担ぎ出したんでしょうね、きっと。ひょっとすると、軍の暴走がニホンを自滅に追い込んだ歴史の再現を狙っているのかなあ。ああ、「滅びの美学」を追求する「美しい国」内閣。くわばら、くわばら。】
ひげの隊長(ひげの隊長 日本は地球の孤児となる)
【これは、「シビリアンコントロール」をまったく無視しています。
彼の当時の階級は一等陸佐、実質的な最高責任者であり、イラクにいた陸自を、
実際に「駆けつけ警備」に参加させることが出来た人です。 彼の言葉は『日本の国内法に違反することは認識していたが実行したかもしれない』と続きます。
一等陸佐であった時に、法を違反する行動に出る意志があったのなら、佐藤一等陸佐は、まったく、シビリアンコントロールを理解していないか、 理解はしているが尊守する気持ちがなかった、 現場は、現場なりの行動の取り方をするという意志があったとなります】
戦うのか自衛隊!?(晴香の平和への愛と祈り)
【★これって凄く危険なこと。正当防衛とか言ってるけど、駆けつけて戦闘をするってことは、戦争です★】
佐藤正久・参院議員のこの発言を許せるか。怒れ!(変えよう金沢ネットワーク)
【佐藤のこの論理が軍人特有のの論理である。彼はシビリアンコントロールを鼻でせせら笑っている】【軍が現地で、勝手に必要な状況を作り出す。それをやむ終えないと政府が追認する。全く、かってきた道ではないか。この佐藤の発言を見逃すことは、絶対に許してはならない。辞職をもとめるべきだろう。】
元自衛官・佐藤正久参議院議員は即刻辞職せよ!!(アッテンボローの雑記帳)
【このような輩が国政の場にあることは断じて許されない。自衛隊の建前である文民統制を踏みにじり、戦火を拡大しようとしていたのだ。これは戦前の軍部が謀略を駆使して日中十五年戦争を拡大していったのとまったく同じ論理である】【更に問題なのは、自衛隊幹部の間ではこのような危険人物を敢えてイラク派遣部隊の指揮官に選んだと言うことである。自衛隊の上層部は佐藤と同じ考えであると言わざるを得ない。そうでなくてこのような人事があり得るだろうか。自衛隊が組織的に戦争状態に突入しようとしているのだ】
天木ブログ記事から知る民意の恐ろしさ(21世紀の風)
【これはいかにも本質的に超法規的実力部隊の軍人らしい発想である。軍人は、まず戦闘任務の実現という目的をどう達成するかを中心に考える。それは、戦略戦術主義と言ってもよい。オランダ軍が、万が一にも、戦闘で敗北するようなことがあったら、自衛隊も敗北することは明らかであるから、何があっても、まずは、オランダ軍が勝つことが優先で、だから、自衛隊はオランダ軍に加勢しなければならない。名目は、なんでもいいのである。後付で構わないわけだ。これは石原莞爾ら関東軍の謀略の発想と似ている。やってしまって、既成事実をもって事後承認を取り、後から、正当化し、法的根拠をつくるというやり方である。危うい。】
イラク派遣自衛隊に武力行使の計画があった(電脳雑記)
【多くの戦争が小さなきっかけから広がって行った歴史をみれば、このような愚かな指揮官に率いられた自衛隊の海外派兵が、どれほど危険なものかを自ら実証しているようなものではないだろうか】
史上最強のドラマ主題歌アルバム誕生 ミリオンヒット曲ズラリ(ルシエル さんのブログw by Luciel)
【盧溝橋事件」の先例に倣ったとw こういう屑を国外に出してはいけないなw 龍を海に,虎を山に放つようなものだと程(文字化けするか?)なら言いそうだw やっぱ自衛隊は日本国土の専守防衛にのみ特化させるべきw】
裏のメディアが表のメディアになる時、世の中は激変する(天木直人のブログ)
【この発言は驚愕的だ。憲法違反を実行する事を堂々と述べる人間に国会議員の資格はない、とこのニュースを報じているブロガーは書いているが、おりしもテロ特措法延長が臨時国会の焦点となる。佐藤発言こそ野党は真っ先に取り上げなければ嘘である】
158788 裏のメディアが表のメディアになる時、世の中は激変する(サラリーマン活力再生)
【『裏のメディアが表のメディアになる時、世の中は激変する』(天木直人のブログ)リンクより転載します】
佐藤正久議員の発言(老人党リアルグループ「護憲+」ブログ)
【強く嗜め(たしなめ)なければとも思う。が、加えて一言。この責任の一端、或いは過半は、戦後レジームをずっと担当しながら、日本国憲法を敵視してきた、自民党長期政権にある。その最たる者が、「戦後レジームからの脱却」を唱えた安倍一派だったのは、あまりの皮肉(表看板と裏切りの実態)。】
自民党参議院議員・佐藤正久!(☆ ブログ*DE*ヨメヨメ☆)
【実におぞましい事であるけれども実際、コレこそが軍隊の真実なのだと思う。 そして、一度「実戦」に突入すれば、人を殺す事への躊躇いが失せるのだろう】【憲法は政治家の行動を制限する為のものだ。その、日本国憲法を踏み付け無視する様な人間に我々は公職に留まって欲しくはない。甚だ迷惑千万!】
佐藤正久・参院議員(自民党)が、イラクで脱法的に武力行使を画策(さるのつぶやき)
【情報保全隊の国民情報収集活動(国民監視活動)でもそうですが、こんな自衛官が指揮官なんて、どこにシビリアンコントロールなどあるんでしょう。法律や憲法に則った行動のできない者は、自衛官であろうが国会議員であろうが、辞めさせられるべきです。さらに、法を踏み破る決意を持った者に武器を持たせるなどもってのほかです】
【負け犬の遠吠え】 髭の隊長★佐藤正久 (kEMZOOいろいろ...)
【サマーワでは、ロケット弾一発で、すかさず二重装甲のコンテナに逃げ込んでいた貴様らが? 済んだことだから、もうみんなが忘れているだろうからと、嘘をつくのは止めなさい、(軍事的には)まったく無意味に終わったイラク駐留を、ことさら粉飾したいのだろうが、その大法螺履は、いさぎよくない、 それでも貴様、軍人か!今、命のあることに感謝しなさい】
■[時事]ヒミツの大計画!(笑) 投稿者:佐藤正久です(猿゛虎゛日記)
【紹介したブログでは柳条湖事件にたとえている人もいるが、とにかく、最近政治家のさまざまな「失言」がとりざたされたが、この発言はそれどころではない問題発言だと思う。これがスルーされてしまうなら、もうなんともいいようがない。それにしても、佐藤は、それこそ「工作員」として、まぎれもない「自作自演」をするつもりだった、と自分で言っていることになる。というわけで、当時イラク人質事件で話題になった捏造書き込みのコピペのパロディーを捏造しておく】
佐藤正久発言の捉え方(椋箚記)
【、自民党が「戦争をしたい、軍隊を持ちたい」ということを美辞麗句に包んで主張していると考えていい。だから佐藤正久氏を議員の一人に擁立したと解釈すればよい。投票率が低いと、組織票に強い自民党が勝つ目が出てくる。軍隊保持が推進される。我々や、我々の子供が戦場に行く可能性が増すのだ】
佐藤正久氏がイラクで「駆けつけ警護」を企図(S氏の時事問題)
【これはかろうじて現憲法の下で認められているPKO活動の範囲から逸脱するだけでなく、日本国憲法第66条で定める「文民統制」(シビリアン・コントロール)に明確に違反するものだからである。佐藤氏もこれが違法な行為であることは認識していたようで、「日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」と述べていることからもそのことが理解できるのだが、にもかかわらずそれを反省していないらしいというのは極めて悪質ではないか】
やはり軍人というものは(八国山だより)
【戦争を始める権利を軍に与えてしまえば、不要不急の戦争が始まる恐れが十分にある。 満州事変から日中戦争にいたる流れは、手柄を欲しがる軍人達が勝手に不要不急の戦争を次々と引き起こして言ったものだったといえる。戦後60数年経ってもやはり軍人というものは…。文民の政治家である佐藤氏が今もこのような考えであるなら国会議員としてふさわしくない。 また、先の大戦では新聞や後にはラジオも軍部と結んで戦争を煽ってきた。マスメデイアにかかわる人たちにその意識があるならこの発言を看過すべきではないと思うのだが】
■「現場の判断」で戦闘に与してもらっちゃ困る(good2ndの日記)
【佐藤議員の発言で僕が一番ひどいと思うのは「その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」というくだり。ここには「日本の法律」よりも自分たちの判断のほうが究極的には「正義」なのだ、という心情が透けてみえるように思います。現場が正義と判断したなら、法を無視し国民を騙してでも、自らの正義を貫徹すべきだとでも言いたいのでしょうか。私達が何故「文民統制」を必要としているのか、実に考えさせられます。逆に考えれば、一旦現場に行ってしまえば憲法の解釈がどうこうなど言ってられなくなる、ということでもあるのでしょう。がしかし、これは少なくとも政治家が堂々と発言して許される事ではないはずです。】
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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