【橋本勝さんのコメント】
キューバ革命から50年後の今年、カストロと共にキューバ革命を成功させた
ゲバラを描いた映画が公開されています。2部作になっていて、1部は『チェ2
8歳の革命』、2部は『チェ39歳別れの手紙』で全編4時間半の大作です。監
督がアメリカ人の、アメリカ映画というのがすごい。なぜならアメリカはこの半
世紀、キューバに対して敵視政策をとり続けていたからです。
彼の悲劇的な死後、世界の若者たちのカリスマとなったゲバラ。彼はいかに戦
い、革命に勝利し、そしてボリビアの地でいかにゲリラ活動を行い、いかに死ん
でいったかを映画は描いていきます。ゲバラを演じるベニチオ・デル・トロの入
魂の熱演もあって、ゲバラの短くも激しい生きざまが見るものの胸に迫ってきま
す。
1967年に死んでいった彼のことを21世紀の今日、改めて見ると、混迷こ
の度を深めつつある21世紀の今こそゲバラのような人が現れてほしいと痛感せ
ずにはいられません。初の黒人大統領オバマの誕生で盛り上がるアメリカの大都
市の街頭に、オバマとゲバラが並んだ写真ポスターが貼られていたというニュー
スを見ましたが、なんとなく分かる気もします。
この非情な歪んだ世界に苦しまなければならない多くの人を救うために、戦い
を挑んだ彼に共感をとても覚えます。しかしその戦いは銃をとっての武力闘争で
した。ということであのブッシュなら、きっと彼を「テロリスト」と決めつけて
いたでしょう。
映画を見ていて強く感じたのは彼の感受性の豊かさです。特に他者の苦しみや
痛みを感じとる力です。医者でもあった彼が、貧しい農民の子どもの目を治療を
するシーンが印象的でした。そして彼の苦しむ人への同情心は、国境を越えてゆ
くものでもありました。そんな彼の感受性とその強い思いが、彼をこの世界を変
えなければいけないという行動にかりたてたのでしょう。
彼の夢と願いは成就せずに終わりましたが、彼はその人生を後悔などしていな
いでしょう。そしてその夢と願いを継ぐのは、今を生きている我われなのです。
【ヤメ蚊】
実は、橋本さんは、映画の大ファンなんですね~。
「聖シネマ―映画は人でなし達のユートピアである」とか、「チャップリン―チョビヒゲ世界を制す (FOR BEGINNERSシリーズ イラスト版オリジナル 37)」とか。
これもいいんだろうな…。何とか時間つくろう!
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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キューバ革命から50年後の今年、カストロと共にキューバ革命を成功させた
ゲバラを描いた映画が公開されています。2部作になっていて、1部は『チェ2
8歳の革命』、2部は『チェ39歳別れの手紙』で全編4時間半の大作です。監
督がアメリカ人の、アメリカ映画というのがすごい。なぜならアメリカはこの半
世紀、キューバに対して敵視政策をとり続けていたからです。
彼の悲劇的な死後、世界の若者たちのカリスマとなったゲバラ。彼はいかに戦
い、革命に勝利し、そしてボリビアの地でいかにゲリラ活動を行い、いかに死ん
でいったかを映画は描いていきます。ゲバラを演じるベニチオ・デル・トロの入
魂の熱演もあって、ゲバラの短くも激しい生きざまが見るものの胸に迫ってきま
す。
1967年に死んでいった彼のことを21世紀の今日、改めて見ると、混迷こ
の度を深めつつある21世紀の今こそゲバラのような人が現れてほしいと痛感せ
ずにはいられません。初の黒人大統領オバマの誕生で盛り上がるアメリカの大都
市の街頭に、オバマとゲバラが並んだ写真ポスターが貼られていたというニュー
スを見ましたが、なんとなく分かる気もします。
この非情な歪んだ世界に苦しまなければならない多くの人を救うために、戦い
を挑んだ彼に共感をとても覚えます。しかしその戦いは銃をとっての武力闘争で
した。ということであのブッシュなら、きっと彼を「テロリスト」と決めつけて
いたでしょう。
映画を見ていて強く感じたのは彼の感受性の豊かさです。特に他者の苦しみや
痛みを感じとる力です。医者でもあった彼が、貧しい農民の子どもの目を治療を
するシーンが印象的でした。そして彼の苦しむ人への同情心は、国境を越えてゆ
くものでもありました。そんな彼の感受性とその強い思いが、彼をこの世界を変
えなければいけないという行動にかりたてたのでしょう。
彼の夢と願いは成就せずに終わりましたが、彼はその人生を後悔などしていな
いでしょう。そしてその夢と願いを継ぐのは、今を生きている我われなのです。
【ヤメ蚊】
実は、橋本さんは、映画の大ファンなんですね~。
「聖シネマ―映画は人でなし達のユートピアである」とか、「チャップリン―チョビヒゲ世界を制す (FOR BEGINNERSシリーズ イラスト版オリジナル 37)」とか。
これもいいんだろうな…。何とか時間つくろう!
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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