いい人だった~。昨日、寝過ごしたため、朝8時、事務所の前でしばらく(かどうかは、聞いていないが…)待った後、無駄足のまま帰ることとなった依頼者に連絡がついた。「気にしないでほしい」との温かいお言葉…(涙)。
今日は、日曜日ということもあり打合せが一件だったので、最近終了した事件のファイルを片づけた。
大きなのは二つ。一つは、刑務所内で数年間、独居房にいさされた外国人が、その間の苦痛(別途、暴行も受けたという主張もあり)を賠償するよう国に求めた裁判。人と話す機会がほとんどないまま数年間過ごすことを想像して欲しい。彼が宗教上の理由で髪を伸ばしていたことが独居の理由であり、それは不当だ、などと主張したが、敗訴した。控訴して争おうと思ったが、帰国した本人と連絡がとれず、控訴審を続けることができなくなった。幸せに生きてくれていればいいのだけど…。
もう一つは、看護士に対する業務上過失致死被疑事件。ある医療機器を使用したことにより、患者が死亡したことが問題となった。これは同時に医療機器メーカー、医師も捜査の対象とされた。看護士にまで責任を問うのは、適当ではないことが明らかであった事案だったため、通常、民事事件では、患者側しか担当しないのだが、受任することとなった(刑事事件だから、ということもある)。こちらの事件は、当方の主張が認められ、不起訴となった。しかし、メーカーまで不起訴となったのは…。