本日「おひなまつり・ほんば~ん」ですね。
写真は「花びな」の「籠バージョン」、いや「ざる」ですかね。
置くこともできますが、壁に下げられるようにしました。
さて、おひなまつり・・ひなあられは用意しましたか?
白酒、花ちらし、ハマグリのお吸い物は??って、食べるものばっかり・・・。
食欲ばかりじゃしょーがないので、お雛様にゆかりのあるものを・・・
これは「袱紗」です。60センチ四方くらいです。
かなり古くて、残念ながら一箇所房が取れています。
これは実はウラの柄、表は鶴の短冊などのおめでたい柄。
表は少し汚れが目立ちますが、裏だったせいか、こちらはきれいです。
どうやら「お嫁入り」に使ったもののようです。
お雛様との関係は??えっと「貝桶」柄ですので・・・。
貝桶というのは「貝合わせ」の貝セットをいれるもの。
「貝合わせ」は江戸時代には「貝覆い」と呼ばれたそうです。
本来「貝合わせ」と「貝覆い」はちがうものなのだそうですが、
いつのまにか混同されたようで、今の時代「貝合わせ」がポピュラーですね。
この「貝合わせ」というのは、いってみれば「ハマグリの神経衰弱」です。
全部で360個、といいますからかなりの数です。
しかも一個ずつが大きいですから、貝合わせを本格的にやろうとすると、
トランプの神経衰弱どころではない「広さ」が必要となります。
貝は一個をそれぞれ半分に離したものを、二つの貝桶に入れます。
片方を「地貝」といい、これが「場札」です。
この地貝を円を描くように幾重にも、伏せて並べます。中心はあけておきます。
もうひとつの貝桶から、一個ずつ貝の片割れを取り出します。
これを「出貝」といいます。出貝は、中心に伏せて置き、
その貝の模様から、片割れと思われる貝を地貝の中から選び出し、
あっているかどうか合わせてみます。多く合わせたものの勝ち、というわけです。
殻のもようで合わせるのですから、中はそのままでもいいわけですが、
貴族の遊びとして発展するうちに、華麗な装飾が施されるようになり、
殻の内側に美しい絵が描かれ、一つの貝の両方に同じ模様がついていて、
「絵合わせ」にもなったわけです。
ハマグリは、というよりも「二枚貝」というのは、それぞれ二つに分けても、
他の片割れとはゼッタイ合わない、元の片割れのみぴったり合う・・
というところから、夫婦円満の象徴とされています。
もうひとつ、ハマグリというのは水のきれいなところでしか
棲息しないため「清い・けがれない」ことの象徴でもあります。
そういうことから、貝合わせのセットは、お嫁入り道具の定番でした。
お雛様の「お道具」にも、長持ち、角盥などの生活道具と一緒に、
この貝桶が並んでいるものも多いですね。
意味合いから「若い娘さん」「女の子」の着物の柄としてよく使われます。
高貴で雅な雰囲気のある柄ですね。
こちらは錦紗の女の子の着物、四つ身の着物ですが、お姉さんのおさがりかな?
貝合わせ・貝桶は、婚礼道具として大切なものとされ、
これを受け渡す儀式のようなものもあったようです。
もっぱら「女性の貞操」の象徴なわけですが、
男の人にこそ「しっかり持ってけ」と言いたかったんじゃないかと・・。
ひなあられは、節分の豆のように「年の数だけ」なんてことはありませんから、
私は3粒くらいで・・、「ウナギ腰」をなんとかせにゃならんし・・。
たぶん重懸けといわれるものではないかと思われます。
嫁入り後、なにかと五重にお餅、赤飯などを持っていったもの、あついものをいれるので一番最初に息とりとして綿の風呂敷、背中にかついでいくのに5幅の木綿の紋入り風呂敷で、かつぐための道具が青と白に染め分けてある左巻きといわれるもの
お重を飾るもの、重台といわれるものもありました。
すごい立派な爪織、綴れの重懸けなどもあったものです。ごらんになられたことありますか?
丸帯より高いものもあったんです。
貝桶のがら、こんなのは柄だけだと思っていましたが、旧家に嫁いだ人の結婚式にその家にいったことがありますが、でっかいハマグリに懐剣が添えて飾ってありました。貞操をというのでしょうね。
ぞぞ~~っとしました。まるで時代劇。
古臭い柄ですが、一つ身、四つ身、訪問着、振袖、小紋にいたるまでひろく貝桶の柄ってありますね。
金沢には花嫁のれんもあるし、地域によっては、今でも大掛かりですよね。母の実家が京都の片田舎で、いわゆる「没落」農家でしたが、伯母のときまではそれなりに格式は整えたらしく、実家に二羽の大きな鶴の刺繍の袱紗があります。80センチくらいでしょうか。紺地の繻子に総刺繍で、眼にガラス玉が入っているのが、子供のころ気味が悪くて触れませんでした。裏は真っ赤なちりめんだったと思います。私のときはこちらでしたし、もうそんなことはしないから・・とそれでも家紋入りの「饅頭袱紗」と「扇箱」はわざわざ伯母に送ってもらってしつらえてくれました。市販の安いものでしたけど、いい記念です。今でも母のイナカは、嫁に行くと近所にお饅頭を配りますが、私はせつかくかってもらっても、お饅頭の風習がなくて、結局飾って終わっちゃいました。
女性には貞操を守れ!と言うくせに、殿方は自由にあちこちのオンナに手を出しても許される文化が、日本の伝統的文化のようで…
遊女屋など、城下町、門前町、宿場町や港町にはつきもので、身分やお金のある旦那なら、ひとりやふたり妾がいてもあたりまえ…こんなのも日本の文化と、殿方を放任しちゃってよろしいんでしょうかねぇ…
なんやかや言っても、男は女を越えられないのです。聖書では「まずアダムが作られ、そのわき腹の土をとってイブが作られた」となっているそーですが、医学的には、先ず「受精卵」は♀の形になってから、必要な部分が♂に変化するのです。だから、女性の体内には、もし染色体が♂であったら、男としての機能をはたすはずだった器官の「残骸」があるのです。男には、男以外何もないんですよ。つまり、男は男でしかないけど、女は男もふくんでるってことなんです。器の違いってやつですかね。キヒヒ。
逆の文化を持つ民族が稀有なのは、どうしてなのか、子供の頃からの疑問のひとつです。
男の方が、動物的・・ってことですかねぇ。
うまこ様
女性はねぇ、自分で年をとるにしたがって、
「負ける気がしない」と・・思う??!!
私もとんぼ様と同じように考えます。
遺伝的に見ても女性は遺伝子と細胞と2つも手段があるのに、
男性は遺伝子しか伝える手段がないので
圧倒的に不利。
もう数打つしかなんですよ。
もう一つは、表面的に見ただけでは
男性が有利なのか女性が不利なのかは、
時代や国が違えば、本当のところは簡単にはわからない。
レディーファーストと思われているアメリカの家庭が私の見たところ、
日本の方が事実上は女性上位と思われることが結構ありました。
皮を切らせて骨を切るということです。
不利だと思わせておいた方が実際的には有利ということもあるので、
見かけにだまされない方が良いと思います。
貞操を求めるということは、
換言すればそれがいかに困難だったか、
ということじゃないでしょうか。
玄人衆がはっきりしている江戸時代のほうが
ひょっとすると一般女性にはありがたいことだったかも。
敵がはっきりしているから。
というもの、こりゃサルもライオンも人間もかわらないわけで・・。あとはもう「メンタル」な部分でしか、動物との差をつけるしかないわけですよ。一生奥さんだけってオトコだって世の中にはいるわけで、それが稀有な存在だというのは、いかに「体」を「心」でねじふせられるかという「こーとー技術」を子供の頃から鍛錬してるかってことで・・。
逆に不自然なことなのかもしれません。
欧米では、男性が家計を掌握していますよね。だからこそ、ウーマン・リブの運動が出てきた。 それと、ちょっと前まで、ハリウッドの中の女性は、どんなに強そうな女性でも、叩いたりしなかったので、日本女性だったら、こういう場面では戦うぜー、と思いながら、観ていました。
日本女性の強さは、家計を掌握していることと大いに関係あると思っています。
それとは別に、大多数の民族で、女性に貞操が求められるのは何故か、という疑問は残るわけです。 放っておくと貞操はなくなるからこそ、守らなきゃいけないというルールが適用されるのが、女性だけって、どうしてなのか。 何故、男性には適用されないのか。 不思議なことです。
もっとも、今時の若い人たちには、こなな心配は、無用でしょうけど。。。