写真はたぶん実家からもらったと記憶している、古いスコッチ・ウィスキーの瓶。
コルク栓と、手前の出っ張り部分に紐をつなげて「封蝋」がしてあったのですが、ポロポロ取れてしまいました。
野の花や、ガマの穂なんて入れたら似合うかな、なんて思っています。
我が家は、私側の身内は、どういうわけか「お酒に弱い」か「飲めない」という家系です。
もっともひいおじいさんのなんのになると、ちとわかりませんが…。
実父の身内には「うわばみ」が約1名おりましたが(しかも女性)、あとはほとんどが舐める程度。
再婚した今の父方の身内も、なぜか下戸ぞろい。
「うちはねぇ、冠婚葬祭っていうと『春先のたんぼ』なんだよ」と叔父の一人がいってました。
はい、春先の田んぼはカエルさんが元気に「ゲコゲコゲコ」なので…。
というわけで、我が身内は、冠婚葬祭が盛り上がらない典型です。
昔々母が一度だけ、おつきあいでどうしても飲まねばならないことがありました。
私もいっしょにいましてねぇ。まだ中学1年生くらいだったかと思います。
ちょっとしたレストランのようなところで、食事のお供…みたいなことでしたから、
ビールをコップに1杯くらいだったと思います。
同席した方がみなお帰りになり、母は立ち上がって見送って…そのままよれよれよれよれ…
どしたの、と聞くと緊張が一気に解けたのか、実にお陽気な声で「トイレよぉ、ト・イ・レっ」。
私がかかえるようにして連れて行きましたが、はいったもののちっともでてこない。
「おかぁさん、あけるよ」と、そーっとドアをあけたら…母は和式トイレにしゃがんだまま、
ヨコの壁に頭をくっつけて寝ておりました。
もうひとり、こちら側の同席者がいたので、その人の手を借りて車にのせて家まで帰りましたが、
まぁ車の中で、にぎやかなこと…「あんなぁ、うちはがんばってんてねでぇぇぇ、しゃぁろぉぉ」
「はいはい、がんばっておられますです」
当時、連れ合いをなくして、女一人でがんばってましたからねぇ。ホンマのことだったのですが、
私はそのとき「お酒って本音をいうもんなんだー」って思いました。
家に担ぎ込んでそのまま寝かせたのですが、起きた母は「なーんも覚えてへんわ」でした。
私が飲まない理由のひとつは、これを目の当たりにしたから…なんですー。
私は母の体質そっくり以上にアレルギーがあって、飲むとじんましんが出るのです。
皮膚の柔らかいところから一気にでますから、おなかとか腕や太ももの内側とか…。
勤めに出て「歓迎会」をしてもらい、仕方ないのでビールをコップ半分くらい飲みましたら、
そりゃもうブツブツと…おなかだの足だのをポリポリ掻きながら「あ、よろしくおねがいします」
なんていうもんだから、なんか色っぽくないねぇ…なんて言われました。いまならりっぱなセクハラ!
まぁコップ半分くらいのビールなら、なんっとか飲めると思うのですが、
すぐにドキドキが始まるし、カッカとしてくるし、あげくポリポリですから、
お酒でいい思いをしたことがありません。
主人は「ザル体質」…お酒が大好き…というほうではありませんから、
結婚当初から家で飲むことはほとんどありませんでしたけれど、飲めば強い…です。
とまぁ相変わらずの長~~~い前置きになりましたが、
そんなわけで、お酒が嫌いじゃない主人は、海外に出ることが多くなってから、
自分のために、いろいろと買って帰るようになりました。
いくら高級ブランデーと言われたって、私にゃなーんの価値もない…で、しまいこんだまま20年?。
あちらで暮らしている間にも、買ったりもらったり…それが体調崩したときから
「酒・たばこ」を医者に止められまして、まぁ見事にすっぱりやめてしまいました。
だったら誰かにあげてくればいいのに、こちらに戻るとき持ち帰りましてねぇ。
元々家にあったものとで、20本くらい並びました。
「何とかならないかねぇ、置くにはジャマだし、飲まないし、人にやるには新品じゃないし」
で、検索しましたがな、そして「お酒の買取」…みつけました。
調べたところ、ヘネシーのXOアタリは、買い取ってもらえそう。オールド・パーは人気あるみたい。
電話しましたら買取に来てくれるというので、とりあえず箱のホコリくらいは払っておこうと思っています。
「なんかのカタチ(本とか船とか)になってるのはもったいないね」と言ったら、
主人がいうには、そういうものは安いのだそうです。気に入ったのがあったら、飾っとけば、
というので、凱旋門の瓶と本の瓶は、私がもらいました。かわいいでしょ。
他の古すぎるのと飲みかけだから、というのを預かりフタをあけて流しにだーっとあけましたら、
まぅ匂う匂う…お酒は好きじゃないけど、ブランデーの匂いってけっこういいですよね。
それでも酔いそうな気がして、あわてて水で流しました。
さて、なんとか査定してもらえるのは、12本くらいなんですが、いくらになりますか。
ちょっとしたお小遣い程度になるかな。あたしの!
嫁は「アルコール無しでは生きられない」体質みたいです。(笑)
学生時代、夏ビヤガーデンでビールを軽く一杯。
その後蕁麻疹が酷くて・・・。
体調のよいとき再度試しましたがダメ。
そうそう、例のパンツ。思ってた以上に楽です。
二重ガーゼで作りました。
ゴム部分を長めに作り直し(汗)
その後また浴衣のハギレでも作っちゃいましたよ~
クロッチ部分がごわごわしないかと思いましたが全然OK.
ただ冬場は寒くないかなあと思うのです。
教えてくださって感謝♪
酒好きの友人からは「人生の楽しみ、半分損してる」
んて言われましたが、飲みたくないわたしにとっては、
他に楽しみいっぱいあるし…と思っています。
ただ、お酒のある雰囲気ってのはすきで、
友達とワイワイ…私はウーロン茶かコーラで…
飲まないアンタが一番盛り上がってるって、
よく言われてました。
あれ、いいですよね。
まだまだゆっくりできないので、数作れずにいますが、
なにか布を出すと「これでふんどし、どーだろ」なんて、
やっています。