父はまだまだ認知症とは言えませんが、予備軍であることは確実になってきています。
物忘れはかなりひどくなってきました。ただ、今日は何日とか生年月日とか、そういうことはバッチリ、
字もゆっくりなら書類の署名などもできます。医師からも「認知症ではない」と言われています。
順当な脳の老化、と言うところのようです。
元々がヘンなところでこだわりが強く、思い込むとどんなに説明してもそこから動かないところがあります。
性格なので直しようもありません。今回はケータイでトラブルです。
父は数年前に、あまりに古くなったためケータイを買い換えました。ガラケーです。
ところがどうもあまり使わない…というより、元々がケータイ嫌いですし、
普段は固定電話ばかりでしたので、使い方を忘れないようにたまにかけるようにしてしていたのですが、
なんだか使わなくなり、外からだとわざわざ公衆電話でかけてくる…。
聞くと最初は「持って出るのを忘れた」とか「充電忘れた」とかどうもおかしい…。
結局何が原因かと言いますと、買い換えたときに店員さんの言った言葉を、勝手に繋ぎ変えて
自分の頭の中で脳内変換…勝手に解釈…その結果「盗聴されている気がする」になったのです。
よくよく聞けば、要するに店員さんの「(ケータイの)暗証番号は自分で設定してください。
それは人に教えないでください。知られると中のデータを盗み読みされたりしますから」と言う言葉です。
それが「電話番号は人に教えるな、この電話は盗聴される恐れがある」になってしまったわけです。
番号と言われただけで、電話番号のことだと思い込み、データを読まれることが「盗聴」になった…。
それをいくらそうではない…と説明しても、もう凝り固まったものは解けません。
大丈夫だといくらいっても、使う気になれないから替えたい、です。
しばらく使わないうちに、二つ折れを開けて、短縮の「1」を押す(1は我が家の固定電話、3が私のスマホ)、
通話ボタンを押す…この作業ができなくなっていました。何度も練習してもすぐ忘れるので、
後日、イラスト入りのメモを持って行ってそれを見ながらやっとかけられるようになりました。
もっと簡単なFAXは2年前から「わからん」でおしまい。
役所から書類が来たが見てくれないか、なんていう時は、FAXで送ってくれれば簡単なのですが、
それができないので、結局急いで書類だけ取りに行かねばなりません。
こんな状態で別会社と契約するなんて、一人でやらせることには心配が多分にあります。
かといって、私が父についていって長時間留守にもできません。
しかたなく私が使っているAUで、もう一台ガラケーを買うことにしました。
私の場合はトヨタ経由で申し込むので、時間さえあえば自宅まで来てくれますし、
今回は急ぎたいので、こちらの出られる時間をお知らせして、トヨタであうことになりました。
30分ほどで大丈夫ですと言われました。
まぁこうやって何とか手が打てればいいのですが、このテのトラブル、
小さいのはこのごろだんだん増えてきています。
一度思い込むと、何を言っても自分の気持ちを動かしませんから、なんやかやと文句を言ったり
言い訳をしたり、こちらが「いつ聞いたの?」とか「誰が言ったの?」とか
「この前こういう話になってたでしょ」とか確認してほしいと思っても、
質問すると「わかんない」「忘れた」「知らない」ととぼけます。
会話が成り立ちません。
これからこういうことがもっと増えていくのだろうなと思っています。
幸いにも暮らすことそのものは、ちゃんと食事の支度も洗濯も普通にやってくれていますし、
ゴミの日だのなんだの、ちっとも忘れません。
今はとにかく、ケガと病気に気を付けて、というよりほかありません。
親の老いは母の時にも切なかったけれど、歩き方もヨタヨタしてきた父を見ていると、
いつかくるであろう「その日」の背中がみえるようで、心に風が吹く気持ちです。
ご無沙汰しております。
お父様、心配ですね
介護認定は受けてらっしゃいますか
日常生活に支障は無くても、要支援1位には
認定されるのではないですか
認定されればデイサービスに通えますし
〈支援1は週1回らしいですが)
通えば、気分転換になります
私の父も、90を過ぎてて
ボケ防止に効果があるとされていることは
何でもするように口酸っぱく言ってます
毎日コーヒーを飲む
ココナッツオイルを入れる
毎日新聞を読む、必ず声を出して
声を出して、喉を鍛えることは
誤嚥性肺炎の防止にもなります
足元が不安でしたら、
シルバーカーの購入はどうでしょうか
色々書き連ねましたが
親の頭の衰えは、体のそれより
見ていて辛いし、悲しいですよね
また、世話も大変です
少しでもとと様の心が晴れるように、
お祈りしてます
こちらこそ、いい加減なブログになっておりましてすみません。
父のこと、ご心配いただきありがとうごさいます。
実は介護認定も受けております。それも2回目がすんだばかりです。
以前これから先のこともあるからと、取らせたのですが、最初は要支援1、
それでも友人もおらず訪ねてくる人もいない父には、
ヘルパーさんとの会話だけでもと思ったのですが、気を遣うからいやだ、他人を家に入れたくない、自分で好きなように暮らしたい、と
結局何もせずじまい。
最近、脚なども以前よりもひどくなってきたので、もう1回お願いして認定を受けたら、
要支援2でした。
なまじっか家事に困っていないものですから(実は気になることもありますが)
ヘルパーさんはどうしても入れない、というので、せめてデイサービスに、と言いました。
認定が下りるまでは「まぁ行ってみるか」とかなんとか言っていましたが、
だんだん愚にもつかない理由を付けて嫌がり始め、
結局、認定が下りたときにはデイサービスも自分で断ってしまいました。
私は毎日通っていけない状況ですから、電話でいくら言っても「うんうん」というばかりで、
実際には私の言うことは、ことさらのように聞きません。
家の中でも杖を使うようにと言って、買って持って行っても、
いつも壁にぶらさがっているか、ベッドの上に放り出してあるかです。
シルバーカーもいいましたが、いらないの一点張り、
たとえ買っても、おそらく玄関先に置きっぱなしますよ、きっと。
自分が本当に「できなく」なってから、慌てるのだと思いますが、
性格はかわりません。仕方ないと、半分あきらめています。
転んで大けがでもしたら、実際もう一人暮らしは無理になります。
その時はわるいけど嫌なヘルパーさんが毎日くるよ、ヘタすると施設だよ、と言っても
「あぁその時はそれでいいよ」と…。
きっと「そんなことにはならない」と、のんきに考えているのでしょう。
しかたありません。こんな老い方もあるのだと、私もハラくくっています。
ご苦労が偲ばれます
ご本人がそれでいいと言うのであれば
そう受け取るしかないですよね
あまり、思い悩まれませんように
出来る限りのことは、している訳ですし
とと様にはとと様の人生があります
自分の人生を楽しむ権利も
介護で大事なことは、一生懸命になり過ぎない
事だと思います
ありがとうございます。
息子の介護で「介護はベストよりベターをめざす」と、常々思っていますので、
無理せず行こうと思います。
人の気持ちばかりは、簡単に変えられませんしね。
今は逆に「自分が老いたら、こういう年寄りにはならないように」と、そんな感じです。
父も来年米寿ですから、正直好きなように生きるのもまた人生かと。
ただ本当に認知症になったらと考えると、油断はできません。
今の状態ですと、友人に「もし転んでけがでもしたら、『大丈夫?』の前に
『だから言ったじゃないの』と言ってしまいそう…」と言って笑われました。
自分の人生、楽しんでますよ、大丈夫です。