新聞や、何かの広告なども、羽裏の柄には見かけます。ほんっと「なんでもアリ」ですから。
でも、そういう時はだいたいが「印刷されたような体裁で描かれている」という手書きが多いのです。
しかし、今回の新聞柄は、全くの「プリント」…みたいです。というより「転写?」
昔でもこんな技術はあったのでしょうか、って、あるからこういうものが残っているわけですが、
いや、今ならど~~んなプリントでも驚きゃしませんけどね。
羽織は黒と茶の織りの縞柄、普段用ですね。感じからいって羽織は戦前モノだとは思うのですが、
紙に印刷するように、布に印刷したということでしょうか。
このプリント新聞の日付は「大正12年11月21日」…あら母が生まれた翌日ですわ。
社名は「岡崎朝報」とあるように見えます。地方紙だったのでしょうね。
印刷技術の稚拙さなのか、それとも実際にあるものだから、わざとぼかしたのかはわかりませんが、
日付や名称など、なんとなくにじんでいて、とても読みにくいです。
記事も、元々少し前までの新聞って活字が小さいのですが、これはさらに小さい感じで、
しかもなんとなくモヤッとしていて、見出し以外は、はっきり読めるところが少ないです。
多治見で列車事故があったんですね。
「真面目なものが廃れた此の頃の映画」…どんな映画のことなんでしょ。
これ、ほんとに羽裏として作ったものなのかなぁと、そんな気もします。
新聞の年月日からいっても、戦争に関する記事が何もありません。なにかホッとしますね。
一番面白かったのは「広告」、「シンガーミシン教室」、時代からいって、
まだ誰もがミシンを持つ時代ではなかったと思います。
ひとつの職業としての訓練になったのかもしれませんね。
なんでもアリではありますが、まさか新聞記事そのままがあるとは思いませんでした。
袖裏も同じプリント柄ですが、なんとなく中途半端なところで切れていたり、
袖口アタリに布が足りなくてツギハギだったりします。
もしかしたら、羽裏のつもりではなかったものを代用したのかもしれませんね。
だとしたら、元々何のためのプリントだったんでしょう。ナゾめいた羽裏です。
先日やっとテレビを替えましたが、イマドキのテレビは頭デッカチで、地震がきたら真っ先に倒れそうです。
それでガードのかわりに「テレビ台」を買いました。自分で組み立て…六角レンチで手が痛くなりましたがな。
ちょっと写真など飾ってみました。真ん中のは「翼竜」の親が子供を抱いて守っている「スノードーム」です。
オットが「辰年」なので、ドラゴン…というわけです。
台は3段で、一番下の大きい台にテレビを乗せるのですが、コレ自体がかなり重いのと、
下が面積広いので、テレビだけよりははるかに安定がいいです。
この台とテレビの台を、テープ(ベルクロ)で締めれば、かなりの耐震になるのではと期待しています。
3段なので、本来は上の飛び出している四角い金属棒の上に、もう一段棚板がのるのですが、
圧迫感があるのと、そんなにたくさんモノを乗せたくないし、
すぐ右側にインターホンがあってそれのジャマになる…それで三段目はつけませんでした。
おかげで、この棒をハンドル代わりに持って運べました。
このテレビを買ってから後悔したこと…色が黒だったので、もぉぉぉホコリがすんごい目立つ~~。
連休も今日で終わりですね。
また明日から、毎朝子供たちが家の前を、ぞろぞろと行くのが見られるようになります。
いつもどおり…というのが、一番ホッとしますねぇ。
この頃にプリントの技術がすでに
あったのかもしれない?っていうのも
いいですね。
新聞柄と言うより新聞を印刷した羽裏を。
珍しいものだと思います。
昔は一文字ずつ活字をはめ込んで植字してページを作っていました。
小学校の新聞社見学で見た事を憶えています。
プリントの元絵はこれで出来たものと思います。
一色のプリントなのでコストは低めであったろうと思いますが、枚数を染めないとペイしないプリントはもう羽裏には使われないでしょうね。
かなりしゃれた羽裏です(自分も欲しい!)
100年前までは鉛活字を組んで、それをドラム式の鉛板に成形して印刷されていましたから…。
なんらかしらの方法で、ドラム式になる前の組んだ活字版を、
それで染料をインク代わりに、ガリ版用のローラーで生地にうつしとったのではと。ですから、版が中途半端なのがあるのでは。
小さい活字をこれだけはっきり印刷できるのは、かぎりなく初版に近い原本でしょうから
おもいつかれた方がすごいです。英字新聞のプリント地は見かけますから
当時はモダンに見えたのかな?想像が広がります。
めずらしいものをありがとうございます。
ばかりですが、
羽裏の柄の面白さと
時代を感じて
感心してばかりでしたが、
その極みが
新聞記事柄ですね。
誰が考えて...に興味が
あります。
それにしても、羽裏の柄ひとつで
こんなにいろいろ想像する時間が
もてるとは知りませんでした。
深いですね。
ほんとにビックリです。
思わずガリ版刷りなんてものまで
思い出してしまいました。
新聞って昔は難しい漢字や言葉遣いで
10行くらいなんとか読んで、やめました。
活字印刷は、新聞社へ私も見に行きましたよ。
印刷機がうるさいところでしたねぇ。
こんな羽裏は私も始めてですが、
いいんだか安っぽいんだか、よくわかりません。
こすったら色が落ちそう…と思いましたが、
さすがにそれはありませんでした。
私も「英字新聞」のモダンさのまねをしたのかなと
そんな風に思いました。
でもわれわれは漢字見慣れてますからねぇ。
外国の人の目には、デザインとして漢字はおもしろいかもしれません。
今漢字のTシャツなんか着られてますし…。
いやこれはほんとに新聞しょってる感じですね。
新聞記事の羽裏は野球の記事などをアレンジしたと思われるものを持っていますが、ここまでのものは初めて見ました。
こういうものを羽裏にしてしまう感覚が何ともおもしろいですよねえ~~
まいった!という感じですね。
昔の新聞は読んでいると面白いですよね。
以前一寸調べ物をしていた時に図書館で読んだことがあるのですがまじめな記事と興味本位の週刊誌がごたまぜになったようで何とも可笑しかったという記憶があります。。。
江戸時代の「裏勝り」が今はあまり見られませんが、
こういう「裏にこる」文化は、なくなってほしくないと思います。
ただきれいだったり勇壮だったりも多いですが、
たまに変わったものに出会うと、わくわくします。
和装は歴史の長い分、広くて深い…と、つくづく思います。
ほんとに最初見つけたときには、眼をこすりました。
どう見ても印刷…ですよね。英字新聞のモダンをねらったのでしょうか。
あまりに細かくて、おまけににじんだ感じなので、読みきれませんでした。
昔の新聞って、今の時代なら???のことがありますね。
みんな「創成期」だったのでしょうね。