写真は我が家のチューリップ、この花、開いて何日かたつと、
茎が伸び始めるようです。でもこれ以上は伸びない…。
なんか寸詰まりですけど、けっこうかわいいです。
先日は羽織などは「肩に乗せて…」というお話しをしました。
やっとちょっとだけ「続き」です。
着物を着慣れない人が、いきなり振袖を着て歩いているのを見ると、
ほんとに気の毒になることがあります。
着崩れちゃいけないわ、汚しちゃいけないわ、体は曲がらないわ、
草履は歩きにくいわ、イスにはよりかかれないわ、袂はジシャマだわ…。
それが丸々現れていて、ギクシャクという音が聞こえそうに歩いてる…。
ありゃ、こんなにたいへんなら着たくない、私だってヤです。
ですから、最初の和服はもっとラクなものから…、で、ゆかた?
いえいえ、私は今のゆかたはあまりにもラフすぎて、
せいぜいゲタの鼻緒ズレの経験くらいしか出来ないんじゃないかと思ってます。
できれば袷の、ウールか木綿から着てもらいたいですね。
どう比べたって着物と洋服で、同じようになるわけはないですね。
そうした場合、たとえば
「着物はまとわりついて足が広がらないから歩きにくい」、のではなく
「着物は洋服より足を包む部分が多い衣服であるから、足をひろげなければいい」
なのです。同じことのようで違う、つまりそれが「着物の所作動作」です。
洋服だって、通勤用のタイトなスーツにパンプスのときと、
TシャツにGパンでミュール引っ掛けてるのとでは、
歩き方も所作動作も、かわりますでしょう。
着物を特別なものとして考えず、そういう「衣服の一種」で、
それを着たときはそれにあった所作動作をする必要がある、ということです。
例えば「立ち姿」、帯をきちんと結んでいればイヤでも姿勢はよくなります。
でも、無防備に立っているとき姿勢はいいのに、足が外マタだと興ざめです。
きちんと揃えて「きをつけ」して立つというのは、意外と不安定なものですから、
少し開いてもいいのですが、ちょっと前後の差をつけて、
「ハ」の字にするときれいです。(男のひとはヤメテネ)
洋服のときは逆に、少し足が外マタのほうがきれいですね。
つまり、所作動作というのは和洋関係なく、O脚だとか、ヒザが出てるとか、
そういうことにも関係なく、意識して美しく見せる努力がいるわけです。
和服の歩き方は「なんば歩き」がいいとされていますが、
これの説明は時間かかります。いずれ書いてみたいと思いますが、
とりあえず一番カンタンなのは、歩くとき手を振らないこと、です。
着物だとどうしても歩幅が狭くなりますから、割と手も振らないものですが、
たまーに「カッポカッポ」と豪快に歩きながら、バッグを持たないほうの手を
おいっちにおいっちに、と振ってるお嬢さんがいます。あれはやめまょう。
男の方、着物の女性と歩くときはいつも以上にゆっくり歩いてあげて下さい。
着付け教室なんかに行きますと、車の乗り降りとか階段の上がり方とか、
座敷の中で、とか、そのあたりは教えてくださるところもあるようです。
でも、そのときだけそれをやればいいというものではなくて、
まずは家を出るところから、バスに乗るとか駅でバッグからお財布を出すとか、
自販機で切符を買うとか、改札口を通るとか…
とにかくずーっと着物での所作動作は続くわけです。
足がひらきにくいとか、手があがりにくいとか、そういう具合に
「やりたくてもできない」動作は、やらなきゃいいんですが、
ちょっとした動作のときは、つい洋服と同じになります。
それがさっきの立ち姿です。電車を待っているときとか、待ち合わせのときとか。
別にカッコつけて全ておしとやかに、というのではなく、
本人は気になっていなくても、人から見ると目立つことがある、わけです。
これは衿元にちょっと手をやったときのしぐさ、
元々衿はあまり人前ではなおさないものとされていますが、
ふとこんなしぐさをしたとき、どっちがいいですか?
腕はあんまりむき出しにならないほうがいいですね。
そのときはわからなくても比べるとわかります。
左の下の写真のように、衿の上のほうにどうしても手を揚げる必要のあるときは、
反対の手で、袖口に手を添えてむき出しにならないようにする…、
そういうちょっとたしぐさが、着物を着たときの所作動作を
美しく見せるコツ、なわけですね。
なれないとついぎこちなくなったりしますけれど、
やたら気にしすぎて、なんだか芝居がかってもおかしいし、
洋装と同じで元気よすぎてもおかしいし…。
やっぱりこれも「習うより慣れろ」で、場数踏むことなんですね。
おまけは、我が家の「ふつーのチューリップ」、まだこんなですから、
咲くまでにはもう少しかかりそうです。
どうも赤系らしい…と植えた本人が忘れてましてすみません。
茎が伸び始めるようです。でもこれ以上は伸びない…。
なんか寸詰まりですけど、けっこうかわいいです。
先日は羽織などは「肩に乗せて…」というお話しをしました。
やっとちょっとだけ「続き」です。
着物を着慣れない人が、いきなり振袖を着て歩いているのを見ると、
ほんとに気の毒になることがあります。
着崩れちゃいけないわ、汚しちゃいけないわ、体は曲がらないわ、
草履は歩きにくいわ、イスにはよりかかれないわ、袂はジシャマだわ…。
それが丸々現れていて、ギクシャクという音が聞こえそうに歩いてる…。
ありゃ、こんなにたいへんなら着たくない、私だってヤです。
ですから、最初の和服はもっとラクなものから…、で、ゆかた?
いえいえ、私は今のゆかたはあまりにもラフすぎて、
せいぜいゲタの鼻緒ズレの経験くらいしか出来ないんじゃないかと思ってます。
できれば袷の、ウールか木綿から着てもらいたいですね。
どう比べたって着物と洋服で、同じようになるわけはないですね。
そうした場合、たとえば
「着物はまとわりついて足が広がらないから歩きにくい」、のではなく
「着物は洋服より足を包む部分が多い衣服であるから、足をひろげなければいい」
なのです。同じことのようで違う、つまりそれが「着物の所作動作」です。
洋服だって、通勤用のタイトなスーツにパンプスのときと、
TシャツにGパンでミュール引っ掛けてるのとでは、
歩き方も所作動作も、かわりますでしょう。
着物を特別なものとして考えず、そういう「衣服の一種」で、
それを着たときはそれにあった所作動作をする必要がある、ということです。
例えば「立ち姿」、帯をきちんと結んでいればイヤでも姿勢はよくなります。
でも、無防備に立っているとき姿勢はいいのに、足が外マタだと興ざめです。
きちんと揃えて「きをつけ」して立つというのは、意外と不安定なものですから、
少し開いてもいいのですが、ちょっと前後の差をつけて、
「ハ」の字にするときれいです。(男のひとはヤメテネ)
洋服のときは逆に、少し足が外マタのほうがきれいですね。
つまり、所作動作というのは和洋関係なく、O脚だとか、ヒザが出てるとか、
そういうことにも関係なく、意識して美しく見せる努力がいるわけです。
和服の歩き方は「なんば歩き」がいいとされていますが、
これの説明は時間かかります。いずれ書いてみたいと思いますが、
とりあえず一番カンタンなのは、歩くとき手を振らないこと、です。
着物だとどうしても歩幅が狭くなりますから、割と手も振らないものですが、
たまーに「カッポカッポ」と豪快に歩きながら、バッグを持たないほうの手を
おいっちにおいっちに、と振ってるお嬢さんがいます。あれはやめまょう。
男の方、着物の女性と歩くときはいつも以上にゆっくり歩いてあげて下さい。
着付け教室なんかに行きますと、車の乗り降りとか階段の上がり方とか、
座敷の中で、とか、そのあたりは教えてくださるところもあるようです。
でも、そのときだけそれをやればいいというものではなくて、
まずは家を出るところから、バスに乗るとか駅でバッグからお財布を出すとか、
自販機で切符を買うとか、改札口を通るとか…
とにかくずーっと着物での所作動作は続くわけです。
足がひらきにくいとか、手があがりにくいとか、そういう具合に
「やりたくてもできない」動作は、やらなきゃいいんですが、
ちょっとした動作のときは、つい洋服と同じになります。
それがさっきの立ち姿です。電車を待っているときとか、待ち合わせのときとか。
別にカッコつけて全ておしとやかに、というのではなく、
本人は気になっていなくても、人から見ると目立つことがある、わけです。
これは衿元にちょっと手をやったときのしぐさ、
元々衿はあまり人前ではなおさないものとされていますが、
ふとこんなしぐさをしたとき、どっちがいいですか?
腕はあんまりむき出しにならないほうがいいですね。
そのときはわからなくても比べるとわかります。
左の下の写真のように、衿の上のほうにどうしても手を揚げる必要のあるときは、
反対の手で、袖口に手を添えてむき出しにならないようにする…、
そういうちょっとたしぐさが、着物を着たときの所作動作を
美しく見せるコツ、なわけですね。
なれないとついぎこちなくなったりしますけれど、
やたら気にしすぎて、なんだか芝居がかってもおかしいし、
洋装と同じで元気よすぎてもおかしいし…。
やっぱりこれも「習うより慣れろ」で、場数踏むことなんですね。
おまけは、我が家の「ふつーのチューリップ」、まだこんなですから、
咲くまでにはもう少しかかりそうです。
どうも赤系らしい…と植えた本人が忘れてましてすみません。
色っぽいですね。
チューリップ、茎が短くても花は大きく
見事に咲き揃いましたね。
ながめていると顔がほころんできます。
どんなにきちんと礼装していても
所作でバレるんですよね^^;
お若い方は愛嬌ですむけど
それなりの方はそれなりにお目汚しになるので
こころがけたいですね。
うわぁ、、、
ワタシ結構ひんぱんにやってるかも、特に電車の中とか。。。
き、気を付けよう。。。
ところで、この画像、
着物を着ているのはお福ちゃん???
でも、手はとんぼさん???
にしても、
とんぼさん、手がお綺麗~~~。
ありがとうございます。うれしいです。
色っぽいなんて、誰ーも言ってくんないもん!
チューリップ、短いほうが育つのも咲くのも
早いんですよ。原種に近いと強いのかな?
えみこ様
これ、来年も育てたいと思って、咲き始めのを
球根とるのにきろうかと…でももったいなーい。
しぐさって「地」だの「素」だのがでると、
ほんとに恥ずかしいです。
落ち着かなくっちゃ、もーワカクないし。
武者子様
衿元にやたらと手をやるのは、
男に媚びるしぐさ、っていうんです。
もちろん地方とか地域的なことでは
あると思いますが、いわゆる花街の女性の、
色っぽいしぐさと見たんでしょうね。
母は、トイレで直せってよく言いました。
でもけっこう手が行くんですよ。
まぁ目立たないようにすればいいんですから。
はい、書き忘れましたが
モデルお福ちゃん、手タレとんぼ、です。
着るの面倒だったもんで(これでも着物ブログか)
セルフでとりました。ははは。