HPを作っていまして、今は「ぎゃらりい」の方に、
羽裏のページを作っているのですが…。
実際には、昨日80パーセントくらいできていたんです。
でも、やっているうちに「欲」ってのがでてきちゃいましてねぇ。
もっとどアップがいいかな…とか、説明もこれじゃものたりない、とか…。
で、結局はつくりなおしぃ~~と相成りました。およ~~。
写真は「染めの羽裏」でお見せしようと思っているものです。
人のいるところのアップです。
以前アップしたときは「かぶりもののお話し」を致しました。
この色鮮やかな被り物があったかどうかはわかりませんが、
場面は「吉原」などの、いわゆる「悪所通い」の図ですね。
なんとこれを女物の羽織につけております。
おとこなんてこんなもんよ…の心意気だったのでしょうかねぇ。
いずれにしても、ちょっと昔の羽織は楽しい柄、粋な柄、
フシギな柄、美しい柄…と盛りだくさんです。
こういう羽裏を見てしまうと、自分の羽織に今風の「なんの変哲もない」、
つまらない羽裏をつけるのがちょっとさびしくなります。
以前も書いたと思うので、繰り返しになりますが、
羽裏に凝るというのは、江戸時代に幕府がたびたび発令した
「奢侈禁止令」に対する「民衆の隠れた反撥」の名残…です。
時代が変わり「自由」になったことで、羽裏に何をつけようが、
ダレも何も言わなくなりましたし、着物がだんだんと着られなくなってゆき、
特に男性は冠婚葬祭の「紋付」位しか着ることがなくなりました。
着物の需要が減るということは、結局「オーソドックス」なものが増え、
奇抜なものや派手なものが、だんだん少なくっていったわけですね。
人の目に触れにくいところに気を注ぐ…ということを、
あまりしなくなってしまいました。
今でも「額絵・額裏」と呼ばれる「一枚絵」のような羽裏はありますが、
どれもどこかで見たような山水画か、竜虎、富士山に鷹、といった柄で、
個性的とは言いがたいです。
どこかで脱ぐことはほとんどなかったとしても、自分の背中に
とてつもなく粋な柄や奇抜な柄があるのを自分自身で楽しむ…、
こういう心意気も、今は知る人さえ少なくなっています。
それと同時に、こういうものに一世一代の腕を振るうような職人さんたちも、
消えて行ってしまったように思います。
新聞紙を広げたか、それより狭いくらいのキャンバスに、
宇宙ごと描いてやる、くらいの技と気骨を持った職人の描いた粋な羽裏を
「ダレに見られなくても自分の楽しみのために着る」って心意気で、
着こなしてもらいたいものです。
HPはこれから作り直してアップの予定ですが、
羽裏については何点かは「販売も可」の扱いで出す予定です。
表の羽織の状態はもうバラバラで、十分着られるものもあれば、
羽織の方はとてもとても…と言うものもあります。
それも詳細として書き込む予定ですので、
解いて自分の羽裏に…という方は、お楽しみに…。
今日は、本当は「親知らず」を抜きに行く予定でしたが、
この天候で息子がちょっとダレ気味で、結局お休みしましたので、
抜歯は来週に延びました。虫歯になっていますが、痛みはありません。
でも、大穴が掘れてるので食べ物がひっかかって厄介です。
この前のレントゲンでは、根っこはみごとにしっかり残っておりました。
「解体・整地」していただいて、早くすっきりしたいです。
皆様「歯」は大事です。8020運動って歯医者さんに行くと
ポスターでていますね。80歳で20本の自分の歯を保持…だそうです。
私はけっこうなんとかなりそーなので、大事にしていきたいと思っています。
羽裏もいいけど「歯裏」もしっかり磨きましょー(さぶっ!)。
こちらは例によって「歯医者さん・ロード」の途中にある畑、
トマト鈴なりです。これから台風来ますし、風に負けずにがんばってやー。
羽裏のページを作っているのですが…。
実際には、昨日80パーセントくらいできていたんです。
でも、やっているうちに「欲」ってのがでてきちゃいましてねぇ。
もっとどアップがいいかな…とか、説明もこれじゃものたりない、とか…。
で、結局はつくりなおしぃ~~と相成りました。およ~~。
写真は「染めの羽裏」でお見せしようと思っているものです。
人のいるところのアップです。
以前アップしたときは「かぶりもののお話し」を致しました。
この色鮮やかな被り物があったかどうかはわかりませんが、
場面は「吉原」などの、いわゆる「悪所通い」の図ですね。
なんとこれを女物の羽織につけております。
おとこなんてこんなもんよ…の心意気だったのでしょうかねぇ。
いずれにしても、ちょっと昔の羽織は楽しい柄、粋な柄、
フシギな柄、美しい柄…と盛りだくさんです。
こういう羽裏を見てしまうと、自分の羽織に今風の「なんの変哲もない」、
つまらない羽裏をつけるのがちょっとさびしくなります。
以前も書いたと思うので、繰り返しになりますが、
羽裏に凝るというのは、江戸時代に幕府がたびたび発令した
「奢侈禁止令」に対する「民衆の隠れた反撥」の名残…です。
時代が変わり「自由」になったことで、羽裏に何をつけようが、
ダレも何も言わなくなりましたし、着物がだんだんと着られなくなってゆき、
特に男性は冠婚葬祭の「紋付」位しか着ることがなくなりました。
着物の需要が減るということは、結局「オーソドックス」なものが増え、
奇抜なものや派手なものが、だんだん少なくっていったわけですね。
人の目に触れにくいところに気を注ぐ…ということを、
あまりしなくなってしまいました。
今でも「額絵・額裏」と呼ばれる「一枚絵」のような羽裏はありますが、
どれもどこかで見たような山水画か、竜虎、富士山に鷹、といった柄で、
個性的とは言いがたいです。
どこかで脱ぐことはほとんどなかったとしても、自分の背中に
とてつもなく粋な柄や奇抜な柄があるのを自分自身で楽しむ…、
こういう心意気も、今は知る人さえ少なくなっています。
それと同時に、こういうものに一世一代の腕を振るうような職人さんたちも、
消えて行ってしまったように思います。
新聞紙を広げたか、それより狭いくらいのキャンバスに、
宇宙ごと描いてやる、くらいの技と気骨を持った職人の描いた粋な羽裏を
「ダレに見られなくても自分の楽しみのために着る」って心意気で、
着こなしてもらいたいものです。
HPはこれから作り直してアップの予定ですが、
羽裏については何点かは「販売も可」の扱いで出す予定です。
表の羽織の状態はもうバラバラで、十分着られるものもあれば、
羽織の方はとてもとても…と言うものもあります。
それも詳細として書き込む予定ですので、
解いて自分の羽裏に…という方は、お楽しみに…。
今日は、本当は「親知らず」を抜きに行く予定でしたが、
この天候で息子がちょっとダレ気味で、結局お休みしましたので、
抜歯は来週に延びました。虫歯になっていますが、痛みはありません。
でも、大穴が掘れてるので食べ物がひっかかって厄介です。
この前のレントゲンでは、根っこはみごとにしっかり残っておりました。
「解体・整地」していただいて、早くすっきりしたいです。
皆様「歯」は大事です。8020運動って歯医者さんに行くと
ポスターでていますね。80歳で20本の自分の歯を保持…だそうです。
私はけっこうなんとかなりそーなので、大事にしていきたいと思っています。
羽裏もいいけど「歯裏」もしっかり磨きましょー(さぶっ!)。
こちらは例によって「歯医者さん・ロード」の途中にある畑、
トマト鈴なりです。これから台風来ますし、風に負けずにがんばってやー。
人の着ている着物の柄も切れに描かれてる繊細さが凄いです。
それも、女性の羽織裏とは。。。皮肉ですね。
現代でも男性に対する女性の気持ちはあまり変わらないような。(笑)
自分も珍しい羽織裏を見つけたら、ぜひ手に入れたいです。
(でも、最近、買いすぎで金欠気味ですw)
・・・お節介ですが、HP作成にお忙しそうですが、体にくれぐれも気をつけてください。
HPの完成へ向けて陰ながら応援しております。
お忙し中、ひとつ質問ですが、長襦袢で絞り生地などはあるのでしょうか?
というのは、絞りの古い長着を解いてうそつき襦袢を作りたいと思っています。
それはやはり上から着る着物に影響してしまうのでしょうか?
変な質問ですみません。
ご心配いただき、ありがとうございます。
けっこうシブトイので、大丈夫でっせぇ。
絞りは長じゅばんにもよく使われますが、
問題は、まず絞りの細かさとか量、
それと「生地の厚さ」つまり「織」の具合ですね。
最初から「長じゅばん用」として作られている生地は
薄いですから、絞りが入っていても、数も少ないし
そんなにボコボコと表に影響することはありません。
元が「長着」となると、総絞りとかありますよね。
それが薄めでしなやかならいいんですが…。
錦紗なんかだったら文句なしでOKですけどねぇ。
昔はちりめんの厚地のものも
襦袢に作り直しをしたものですが、
厚地であることと重さがあります。
実際の反物の重さとしては、そんなに大きな差では
ないのですが、薄い襦袢を着慣れた身には、
なんかもこもことして、重く感じるんです。
総絞りかなんかだったら、
いっそあらってアイロンで絞りをつぶしてしまうとか
そういうものもありますよ。
うそつきなら袖だけでしょうしね。
もう一度やり直しですか・・・
凝り性のとんぼ様らしいですね。
楽しみにしています。
親知らずを抜かなければならないなんて
イヤですね。私は歯医者さんへはよほど思い
きらないと行きにくい所です。
痛みがありませんように・・・
凝りすぎて、肩までこってますー?!
歯は結局、行かれなかったので延期ですが、
ほんとに「いや」ですねぇ。
どんなにせんせーがハンサムでもニコニコ顔でも、
喜んで行く気にはなれません。
(実際は、スキンヘッド・オジジサマです)
来週、がんばりなおしです。
それが素敵で。。。タマラナイ。。。
あの杉浦日向子の漫画に出てくる妾役の女性も、絞りのヒダヒダ長襦袢をちらりと見せているのを見逃さなかったし。
髪飾り、半襟、帯揚げ、長襦袢、などあちらこちらで目についてしまって(笑)
解く予定の絞りは羽織です。
けっこうモッタリしています。
袖だけではなく、裾も~~~~って欲張りですかね?
。。。みやざえもんさんみたいにアイロンで伸ばしちゃおうかなー。
2007-07-16 01:54:59
青め猫様
たぶん「鹿の子絞り」の襦袢にしたい…とお考えなのだと思います。実際には着づらいのではないかと思いますよ。どうせならアイロンで完全にペタンコってのが、実際にはいいと思います。洗ったときも縮んでも元にもどしゃいいんですから。ある程度シボを残して…と思うと幅だしを考えてアイロンかけなきゃなりません。
浮世絵などに出てくるのは、実は「かの時代の都合」ってのもあるわけです。つまり元禄のころのように、はでなものが平気だったときは、総絞りの着物とか絞りがたくさんはいった小袖とかありましたけど「奢侈禁止令」がたびたび出て、庶民は「表」を華やかにできなかくなったのですね。そこで見えないところにオシャレをしたわけです。それと、着物の着方も今とは違ってグズグズですし、また寒い季節を除いて襦袢で過ごすなんてのも大いにアリ。そういう中では「絞りの襦袢」も問題なかったと思いますが、今の時代に総絞りの襦袢は、そのままだとたぶんモタつくと思います。それと、その羽織を壊して…のものはアイロンでのばすとして、次は「染め疋田」にしたらいかがですか?
考えても何かの形に縫ってリメイクするには、アイロンをかけなければ難しいですよね。
で、アイロンがけでってことで、決定!
染め疋田は、糊防染の絞り柄ですね。
ちょっと探してみまーす。
古着の場合はまず解く、それで弱りやシミ汚れを
チェック、それから洗ってアイロンですね。
染めは鹿の子が細かいほど見た目がきれいですよ。
あつこりゃ個人の好みかな。