かわほりの道中着

昨日届きました、アコガレのかわほり柄！
「染工房　遊」様で染めていただきました。
遊さんのＨＰで「小紋のセミオーダー」とあるのを見つけまして、
昨年からいろいろご相談していました。
染工房さんですから、呉服屋さんよりそりゃもぅ割安です。
色は黒に見えますが、黒ではなく「濃いグレー」、
地模様は唐草の中に花丸…で、合ってますかねぇ。

私は道行を着るより、道中着を着るほうが多いのです。
まぁそれだけ、クダケたお出かけばっかりだということなんですが、
母が持たせてくれたものは、ぜーんぶ道行、何枚か譲られたのも道行。
色柄はいいんですけどねぇ、あのスクエアネックの改まった感じが、
私には似合わないんですわ、人間もけっこうクダケちゃってるもんで…。
それで道中着が好きなんですが、そんなわけで数ありませんでねぇ。
それでお願いしたわけです。
こちら前側です。かわほりくんは、前から左下に向けて飛んでおります。


　　　　　　　　　　　


右の後ろにも飛んでます。


　　　　　


ＨＰには「こんな柄がありますよ」、というかわいいい見本もありましたが、
かわほりでもいいですか、とお伺いしましたところ、
たくさんのかわほりの絵見本を送ってきてくださいました。
それで、私のほうからこんなのが…、とお送りした画像を、
とてもほめていただきまして…。その図案でやっていただきました。
こちらでも何度かご紹介しておりますので、ご存知のかたも多いと思いますが、
例の「とんぼやウソ松」の出てくる記事、の中のかわほりです。
並べてみました、上「ウソ松かわほり」下が「遊かわほり」です。



　　　　　


今度のかわほりくんはスマートで陰影がはっきりしていて、これまた好きです。
かわほりくんを飛ばす場所や、数カタチは全部お任せしました。
しろーとがあれこれ言うより確かですから…。

仕立てもお願いし、着尺で作っていただいたので残ったものにもと
こんなステキなしストールつきになりました。
地もようもかわっています。色が色なのでわかるかなー。
これ、洋装でも使えますね。


　　　　　


羽裏は、手持ちを見ていただいたのですが、残念ながらサイズ不足…。
それで京都まで行くのはムリでしたので、
お任せします…とお願いしましたら「とんぼ」を選んで染めてくださいました。
こんなですー。


　　　　　


とんぼ嬉しいですっ！これはきっと着倒すと思います。
大事に大事にして、おばーさんになっても着るんだ！
「遊工房」様、ありがとうございました。

写真をとるのに、いつもの「着たきり雀お福ちゃん」で撮ろうとしたのですが、
いやせっかくだから…と、母に譲ってもらった紬を引っ張り出してきました。
黒ではなく白地に濃紺です。
衿元アップ、半衿がなかなか合うのがなくて…。


　　　　　　　　


着物はもらったときまだ４０になったばかりでしたので、
もう少し先に…と思っているうちに、ハハハ、いい年になってしまいました。
今年から着ましょう、もったいないですから。



その着物をくれた母のところに、今日も行きまして役所の人がきたり、
そのあと看護師さんと会ったり…、母は体をふいてもらってさっぱりしました。
いろいろ打ち合わせたりで、結局帰ってきたのは４時ギリギリ、
息子が帰ってくるまでに、実家からもらってきた「ひなあられ」を、
ちゃんとお供えしました。残りは当然ポリポリと…。

ひなあられの中の、ちょっと大きい丸いボール、私はアレが好きで、
子供のころも、あの丸いのばっかり先に食べてしまっては、叱られましたっけ。
バサマに持っていった花はとても喜んでくれまして、
部屋の中があたたかかったせいか、見る間にチューリップが開きました。
カメラもって行かなかったー、ので画像はありません。

あーなんか忙しかったけど、かわほりくんが嬉しくて、
元気百倍の一日でした。