ポルカさんの「ちゃぶ台メール」より…
―――日本人よ 原点に戻ろう――― 武村正義(元内閣官房長官)
「日本人よ 原点に戻れ!」「原点に戻って考えよ!」と訴えたい。「原点とはどこか」と問われれば、それは「太平洋戦争の直後」でも「戦前」でもない。「もっと遠い昔です」と答える。
幸いなことに、日本は世界に先がけて人口減少の時代に入っている。50年後は8000万人という予測もある。私はこれを明るいニュースと見たい。一つの家族の人数を平均四人ぐらいに復元すると、日本の50年後は2000万世帯になる。
私の展望は、現代の日本がたとえ万一壊れたとしても、すべての国民が農耕で生きていく道を選べば、日本は再出発が可能だということである。この国にはかつて500万町歩の田畑があった。これを2000万世帯で割ると一家族あたり二反半。これで自給自足が可能だ。与えられた土地の半分で四人家族に必要な米はとれる。残りの土地で野菜をつくり、鶏や豚を育て池をつくって魚を飼うこともできる。
大規模な人口移動ができるか、田畑をみんなで仲良く等分できるか、電力を失って農業用水は大丈夫か、高齢者は元気で働けるかなど心配ごとは山ほどある。でも、自信をもってよいのは、8000万人の日本人はこの島国で生存ができるのだ。縄文から弥生にかけた2~3000年昔の日本に、一足飛びに戻ることではないにしても、あのはるか古代の先人の足どりを改めて想起してもよいのではないか。
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