ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

”脱肉食(アンチミートイーター)”のすすめ Ⅱ

2013-04-17 | 季刊誌なな色メールより
ベジタリアンフードのネットショッピングサイト『自然菜食ハーモニーガーデン』より

菜食すると、人も地球も健康に。そのわけは

最近の研究では、人類の祖先の食事は木の実や茎、根、種子、そして果物などが主であったことが解明されています。今は砂漠が広がっている土地も、太古の昔は青々と緑が繁り人々は果実や青菜、穀物を食べて生活をしていました。人類はもともと、動物や鳥、魚をとって食べていたのではなくこれらのさまざまな生き物と共存していました。人間は動物よりも智慧がありますが、それは他の生物をしのいだり征服するためではなく生きる者たちの命を大切にし、慈しみと愛の心で、地球上の世界を平和に保つためでした。    

菜食は、健康の妙薬

お肉やお魚を食べないと健康を保てないのではないかと考える方もいらっしゃいますが、ご心配はいりません。2003年6月、アメリカとカナダの栄養士会が共同でベジタリアン食についての新しいガイドラインとして、次のような発表をしました。
「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であると同時に必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」

地球のため、未来のために

現在、世界の穀物総生産量の約3分の2は、家畜の飼料であるといわれています。人間が農作物から摂取しているエネルギーをすべて動物の肉から摂取しようとすると家畜を養うために約10〜20倍の飼料を与えなければならずそのために必要な水は、約100倍であるとも言われています。ジョン・ロビンズはその著作『エコロジカル・ダイエット』の中で、こう書きました。
「カリフォルニアの肉1ポンドを食べないでいることは1年間シャワーを浴びないことよりも、水資源の節約になる」
動物の中で、もっとも力持ちと言われているゴリラは、菜食です。隆々としたたくましい筋肉は、肉食によって得たものではありません。多くのスポーツ選手も菜食家です。陸上界ではカール・ルイスやアベベ、テニス界ではテニスの女王と言われたナブロチロワや、イワン・レンドルなどが有名です。これらの選手たちの姿を見れば、菜食が健康を保つに充分であることが一目瞭然です。ベジタリアンの語源は、ギリシャ語の「ベジトゥス(健全な、生き生きとした)」です。菜食は心を穏やかにし、肉体的にも精神的にも生命体本来の真の力強さを与えてくれます。

世界全土でミートフリーデー

近年では世界中で、菜食は人の健康や地球環境の保全などのために非常に重要であることが、広く認められてきています。ポールマッカートニーの提案などによって、週に1度、月曜日や木曜日などに肉を食べないようにしようという「ミートフリーデー(ミートフリーマンデー)」はヨーロッパ各国や南北アメリカ、アジア、アフリカ、中東など全世界にその潮流が及び日本でも2007年より「日本ベジタリアン協会」が中心となって週に一度肉を食べない日を設けることや、菜食の意義を環境省に呼びかけるなどの動きがみられるようになってきています。

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栄養面では牛乳、肉製品よりも大豆の方が(害もない上に)よほど良質の蛋白質でカルシウムも含んでいます。本来、脂肪は肉類など動物性の食べ物から大量にとる必要は無いとマクロビオティックの考え方でもいわれています。人間の体はよくできていて、炭水化物やたんぱく質からちゃんと脂肪を作り出すことが出来るのです。むしろその方がずっと自然なことで、穀物をまるごと食べることによって、たんぱく質と脂肪の両方をバランスよく適量に取り入れられるのです。穀物にも植物、種子類にも脂肪はあります。玄米など穀物をまるごと食べる食生活を続けていると、こってりした肉料理を以前ほど食べたいと思わなくなり、変化を感じます。(もしかして年頃もあるのかしらん?!)

料理も大豆製品の豆腐、おから、厚揚げを駆使していますが、厭きないように「大豆のお肉」という大豆の肉代替製品であたかも肉のような見かけのものを使用したりしています。てんぺという大豆の発酵食品やひよこ豆やその他の豆類もたまには食感が変わり料理もレパートリーが豊富になりました。レシピ、調理法を考えるのが楽しくて仕方がありません。ただ、最近ベジタリアンに仲間入りした二番目(長男)は、玄米食を嫌がり白米が多くなりがちなのでミネラル不足にならないか心配です。十七穀米の炊く際に混ぜるものを使用しています。
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