凄かった、気合の入った試合
本当に凄かったですね。中大もスピードに乗って大東のディフェンス網を突き破って攻め込んで来るのですが、それを一歩も二歩も踏み込んで受け止めて、簡単にはゴールラインを割らせない攻防も素晴らしかったと思います。大東大が12ー0とした後、中大に連続トライを許し、12ー14と逆転されましたときは、これはもつれるかな、といやな気もしましたが、直ぐに大東らしさでトライを取り、引き離してからは、これで突き放せると安堵感を覚えました。
きょうのゲームで一番大きかったことは、川向キャプテンと、ファカタヴァ兄弟の復帰がチームに安定感を与えたことではないかと思います。メンバーが安心してプレーしているように見えました。10番川向選手の球さばきで、小山選手にもゆとりの球出しが見られたからです。
とくに、川向選手のタテへの攻めだけでなく、キックを使ったヨコへの攻めで、上手くBKを走らせ、ゴールラインを割らせる戦術も点差を広げた戦法だったように思います。長いキックはクルーガーに譲ったり、多様性のある球さばきは見事でした。
64ー21、10トライ対3トライ、43点差の勝利は誰も考えなかった大差の勝利でした。ホセアから河野に回してのトライ、湯川選手のインターセプトしたトライ、後半に大道選手がボールに絡んで奪い取り、そのまま6,70メートル独走してトライし、コンバージョンまで決めてしまったプレー、至る所に芸の細かさが見られました。今季の大東大のラグビーを見る限りは、大まかなラグビーとは言えない、計算されたラグビーと見ても良さそうです。
長かったリーグ戦、久々の6勝1敗の好成績、その総決算と言える大学選手権でも存分力を発揮して欲しいと願っています。お疲れ様でした。