「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

きのうの帝京

2021-06-07 10:12:52 | 大学ラグビー

       昨日の帝京大-法大戦を見て

 

 このところ、日曜日ごとに春季大会が行われていますので、大東大が戦った相手のゲームは見ることにしています。

 昨日は、4試合ありましたが、どれも見たかったのですが、帝京大と法大の試合を見ることにしました。前半の帝京の戦いぶりには驚かされました。これが先日、大東大が対戦した帝京か? 法大のスピード・ラグビーを甘く見ていたのか。

 ノッコン、パスミス、セットプレーミスなどで、法大に攻め込まれる場面が多く、帝京の先制トライは19分過ぎでした。2つ目のトライは何と36分のことでした。法大がこの試合唯一のトライを39分過ぎに挙げ、ゴール失敗、12ー5で前半を終了しました。

 後半は、帝京大らしいラグビーが戻り、また、対中央大戦にみせた後半21分にリザーブ全員と入れ替え、スクラムがガタツキ中央に2トライを許した反省からか、法大戦では後半を完封、45ー5と快勝したのは流石でした。


レフリーもいろいろ

2021-06-03 19:35:56 | 大学ラグビー

レフリーもいろいろ

 

 レフリーは、自分が吹く笛一つでゲームの流れが変わってしまいますし、場合によっては選手生命すら左右し兼ねないわけです。レフリー皆、ひと笛の重みを感じていることでしょう。

 長いこと試合を見ていて思うことは、実践を積んだレフリーとそうでないレフリーがいるということです。

 試合の流れと笛のタイミングにラグがあって、いまの笛は何だ、と考えてしまうこともしばしばあります。

 レフリーにも器用な笛を吹ける人ばかりとは限りません。また、足の速いレフリーも、遅いレフリーもいます。ボールを持って走る選手よりはるかに速いレフリーもいます。

 きびきびしたレフリーとそうでないレフリーもいます。大相撲の行司によくあることですが、ハッケヨーイ、ハッケヨーイと言いながら、自分の袴のすそを踏んでころがったりと、邪魔な行司も結構いますが、ラグビーの試合も同じような例があります。

 選手からしますと、おーい邪魔だよ、と声を掛けたくなる場合があるのではないか、と思ったりしながら見ていると、同じ試合を何度みても楽しいです。

 いまはもう第一戦を退かれたと思いますが、真下さんと言うレフリーがいましたが、上手かったです。しかし、選手には怖い存在だったと思います。公正な笛は厳しい程、安全です。

 先日の筑波戦のとき、前半終了間際、大東ボールでラインアウト、酒木選手がボールを入れようとしていたとき、大東の集まりが遅かったので、レフリーが「早くしましょう」、と声を掛けたのですが、酒木選手が頭の上にボールを掲げていて、スローイングが遅かったんですね。

 ピィーと鳴って、ボールは筑波に移りました。その後間もなく、大東にボールが渡ったところで蹴り出し、事なきを得ましたが、笛一つが流れを変える場面でした。

 あの笛は大変公正でした。後半35分、大東19番シアレがハイタックルでイエローを出されましたが、あの場面オンデマンドで見直したのですが、シンビンは厳しかったのではないか、ペナルティーで警告が相当では、そう思ったりもしています。

 しかし、あの笛もまたレフリーの判断、機敏でしたね。若い選手は、レフリーの笛でラグビーが上手くなることが多いんだと思います。

 大東には、筑波戦から学ぶところが多かったに違いありません。・・・兜の緒を締めよ、です。