6月21日(金) 曇り
今日見たFacebookから。
手話通訳士の資格の重要性
いやあ、これを読むとあのことが思い出されて冷や汗たらり。(・ω・;)
トンサンがまだ働いている頃。
工場にはろう者が数名いた。
月に一度の合同朝会があるとき、ろう者は30分ほどの朝会をみんなと同じように立って聞いていなければならなかった。
当然話の内容は分からない。
我慢の30分間だろうと思う。
そこでトンサンは、手話通訳なぞできないのに、少し覚えた手話で1・2名のろう者に通訳してやった。
彼女たちは、少しでも工場長の話の内容がわかると喜んでくれていた。
しかし、まだろう者は他にもいるのに、トンサンの前には来ない。
『なぜ彼女たちは、トンサンのところに来ないのだろう?』
『きっと、トンサンのことが嫌いなのだろう。』と思っていた。
ある時、はっと気づいた。
『そうか、トンサンがいい加減に通訳しているから、会社は手話通訳者を頼まなくて済んでいる。技術も無い人間が、ボランティアだと思ってやっていることが、ろう者の環境改善の邪魔をしている。』
その後トンサンは職場を変わり、まがい物の通訳もできなくなってしまった。
いい加減な通訳は迷惑。
途中でいなくなってしまうような通訳は迷惑。
これらはろう者にとって迷惑だし、失礼だ。