釜石の郷土芸能を観る、とりあえず、これが最後です。
神ノ沢鹿踊を間に挟んで、7番目 高屋敷神楽さんの再登場
一戸の山伏神楽として岩手県無形文化財に指定
その保持団体として、この高屋敷神楽と中山神楽の二団体があるんですね~!
権現舞の他にもう一演目ということで、「鐘巻き御寺」という演目です。
他の神楽にもある「鐘巻の舞」です。
安珍・清姫の道成寺の話ですが、其々の神楽で内容の切り取り方や演出が異なります。
ここでは呪われるシーンを鈴緒を使って表現しています。
修験者と大蛇の戦いシーン
体力勝負の担ぎ上げ
最後は、救われた清姫の舞で納めます。
やはり、県指定ですね!見ごたえがありました。
8番目 丹内神楽さん
栗林町の砂子畑に伝わる神楽で、文政元年以来舞い継がれ、明治以降には黒森神楽を習い、
早池峰神楽も研究して現在に伝えている。とパンフレットにありました。
足のさばき方や囃子は確かに、黒森に似ています。
後半はいわゆる鶏舞を再編成した鶏子舞。
9番目 両石虎舞さん
この日唯一の虎舞です。
遠野のしし踊りはどこも皆同じに見えるように、
釜石の虎舞も市外の私には同じように見えます。
が、
両石は他より踊り手が交代する機会が多く、虎の頭の振り方が独特だとわかります。
刺し鳥舞
甚句
手踊りに甚句やうさぎの他に大漁唄い込みも見たことがありますが、
今回、刺し鳥舞を初めて認識しました。笑
笹食みも町中の虎舞とちょっと違うということがわかりました。笑
10番目 オオトリは 南部藩壽松院年行事支配太神楽さん
南部藩では各地域ごとに修験者を統率する者を定めており、
閉伊郡は盛岡の竹川稲荷別当で玉鷲山城恩寺の壽松院がその任についていました。
ところで、その竹川稲荷、現在のどこなのでしょう?
軽快な囃子で尾崎神社例祭では先だちとして露払いを勤めるのがこの太神楽
虎舞とこの太神楽の囃子を聞くと、釜石方面に来たなあという気になります。
と云うことで、思いついたが吉日、行って良かった釜石市郷土芸能祭でした。
最後に遠野の太神楽については、
「遠野」なんだり・かんだり 2019年12月22日
の記事をご覧ください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます