11日(月)、午前中は釜石税務署、午後は花巻合同庁舎へ。
国の税務のくくりは沿岸で、県の振興局のくくりは内陸となる遠野、用足しも大変です。
釜石へ行くときは釜石自動車道を使い、帰りは久しぶりに仙人峠をゆっくりと上ってきました。
大橋は余計な草木も枯れ、とても視界良好。
終盤の紅葉を撮りながら、遠野へ帰ってきました。
で、タイトルの稲瀬芸能文化まつりです。
2019年に遠野の飯豊神楽さんが出演した時には、同じ会場で江刺民俗芸能フェスティバル
と云う名称でした。
今回の出演団体を見ると、よさこいや年祝連の踊りなどもあるようなので、
民俗芸能だけから、その他も含む・・・に変わっているのかもしれません。
様々なイベントに行ってた楽しみなのが、これ。
パンフレットと一緒に番号札を渡されましたが、抽選会は最後。
ゲストの青笹しし踊りさんは12時30分からだったので、それが終わってから
抽選会まで待つ気力がありませんでした。江刺の笛吹菊池さん、申しわけありません。(;^_^A
会場の稲瀬体育センターに着くと、周辺の駐車場は既に満車に近い状態。
2019年の時も、同じような感じでした。凄いですよね!
午前の部が終わる頃に会場に入り、500円のカレーライスを頂き、場所取り。
12時30分、カレーや豚汁を頬張る皆さんのテーブルの間を踊りながら、
青笹しし踊りさんの登場です。
江刺は太鼓踊り系しし踊りが一番多く伝承されている地域なので、
会場の皆さんは幕踊り系をどう見るのか楽しみでした。
残念ながら、お昼時と云うことで、一度午前の部のお客さんが引けた後だったので、
見て欲しい年齢の方々は少な目。
但し、太鼓系しし踊りの関係者が見ていてくれたのが救いでした。
年配のお客さんは、これがしし踊りか?と云いたげな表情で見ていました。
それはそうでしょう。ししの他に、太鼓が別に付き、笛もあり、手踊りが大勢ともなれば、
なんなんだ!これは? でしょう。笑
遠野の神楽を見る機会が多い江刺の笛吹菊池さんですら、柱がかりに使用する柱を見て、
これは何に使うの?と聞いたぐらいです。
そもそも、柱がかりという演目も太鼓系のみならず幕踊り系のしし踊りでも、ほぼ無い演目。
この白いのはなんだ?と私の後ろから聞こえました。
ところ変われば、で、郷土芸能のあるある。
ししおどりと云えども、そのとおりですね!
初めて見たと思しき、江刺の人達の表情を見ているのが楽しい時間でした!
かんながらを拾うとお守りになると云われて拾っていた人もいました。笑
会場を去るまで踊り続けた青笹しし踊り、きっと異界の物をみた感じだったでしょう。
ししおどり関係者の間では、幕踊り系の地域として少しは知られている遠野、
でも一般の人達には不思議な遠野なのかもしません。
2019年に来た時も、帰りは隣にあるこれを撮りました。
皆さんが知る江刺は、りんご・米どころの町でしょうか。
私が見る江刺は、県内有数の郷土芸能の宝庫です。
最初の印象は、「なにこれ~!?」でしたよ(笑)
その後で接した太鼓系はさらに、リアルすぎてキモびっくりでした!
太鼓系から見た幕踊り系がキモびっくりなのに目鱗です(笑)
遠野各地で開催されるお祭りに、よく来て頂いている人達と話をすると、その多くはシシ踊りのファンになった方々です。
これは太鼓系シシ踊りのファンになった方々も同様で、どちらも、この異様な姿と踊りに興味を持つようです。
関東周辺の三匹獅子舞が、どう変われば、このような変化になるのか?地味な東北人がこのような派手な芸能に激変させえたのが不思議なくらいです。
先入観で、ただ太鼓叩いて踊るだけと思うも意外や飛んだり跳ねたり躍動感もあって驚きました。
無論、慣れ親しんだ幕踊り系よりは花巻や江刺の太鼓系が有名でしたが、じっくり観たこともなくて・・・。
そんな中、一地域に招かれての青笹も流石だと思います。
そこに出向く笛吹さんも・・・(笑)
行山流の湧水鹿踊さんが、遠野まつりに出演するようになってから、急速に太鼓系の方々と幕踊り系の遠野の人達との距離が縮まってきているように感じています。
以前から遠野のシシ踊りが他地域のイベントには招かれていましたが、残念ながら、遠野市内では予算の都合もあってか、他の団体を見る機会が減っているのは残念に思います。
サッカーだけでなく、伝統芸能の活動にも、当局のバックアップは欠かせないと思います。(;^_^A
郷土芸能だと団体が多いか
せめて社員が参加している団体を応援して欲しいな
どこに行っても人手不足と景気が悪くなっているという話がよく聞こえてきます。
この際だから、地元の郷土芸能をバックアップして頂いて、その芸能関係者の身内を企業で採用して頂ければ、安心して郷土芸能もできるというもの。
これこそが、Win-Winの関係というものではないでしょうか!笑