[2020年1月6日 更新]
47都道府県で、もっとも公立高校の倍率が高いのはどこかご存知だろうか。
今回は各都道府県の志願倍率(出願者数÷定員)を出した。
数値が大きいほど「合格しにくい」ということである。
例えば1.23倍なら、123人が出願して100人が合格する。ということだ。
1.01倍なら101人が出願して100人が受かるということ。
定員が同じなら、倍率1.1倍と1.2倍では不合格者数が2倍も違うのである。
それをふまえて、以下の表を見てもらいたい。
◆東京がダントツで倍率が高い
2018年度入試の志願倍率をまとめた。
背景に色がついているのは関東地方の都県。分かるだろうが念のため。
ご覧のとおり、東京都はダントツで倍率が高い。
つまり全都道府県で、公立高校に最も入りづらいのである。
理由は明確で、東京都は私立高校の数が他県と比べて圧倒的に多いからだ。
都立高校186に対し、私立高校240。私立高校の方が高校より多いのは東京だけ。
東京に住んでいると、公立高校に入るのも大変だ。
倍率が青字の道県は、倍率1倍以下。
理論上は全員が公立高校に入れるのである。もちろん人気校・不人気校があるので全員が合格するわけではない。
なお、最も低倍率の高知県について。
2019年春はさらに低くなっており0.75倍だった(A日程)
2019年度入試では、普通科で最も倍率の高いのが高知北高校だが、それでも1.25倍。
普通科で実倍率が1倍を超えたのが4校しかない。専門学科を入れても7校だ。
高知県の公立高校は分校を含め35校。8割の高校が定員割れなのだよ、うらやましいね。
<過去記事:最新 都道府県別の公立高校進学率ランキング>
都立に入る! ツイッター 2020年も毎日の更新情報を受け取れます